常に新しい人へアプローチを続けられ、高い内定獲得率を実現。

株式会社アーキ・ジャパン

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study

株式会社アーキジャパン
従業員数

2,047名(連結・2022年10月現在)

業種

建設

株式会社アーキ・ジャパンは、『未来を創る人づくり』の経営理念に基づき、建設業界に特化したエンジニアの人材サービス事業を展開している、建築土木、設備電気、プラント、ビル管理などの分野でエンジニアの人材サービスを提供する企業です。日本全国に拠点を持ち、派遣事業のみならず、育成、転職支援等、技術社員の支援を行っています。アーキ・ジャパンのサービスは、建設業界の担い手を育て、未来を共創することを目指しています。
採用課題

育成期間を踏まえたコンスタントな採用が必要

導入理由

未経験若年層の興味喚起ができるスカウトサービス

成果

登録者の追加が多く、求職者へ魅力付けで高い内定承諾率を実現

建築や設備、土木などの各種建設プロジェクトへ技術者派遣を行っているアーキ・ジャパン様。都心のメモリアルな建築物や駅前の大規模再開発、ダムや発電所、通信アンテナなどのインフラなど、多岐にわたる建設現場に施工管理職を派遣しています。特徴は未経験若年層をメインに採用していること。マイナビジョブ20'sスカウトは、採用ターゲットとの親和性が高いこともあり、2021年8月よりご活用いただいています。今回はそんな株式会社アーキ・ジャパン様で代表取締役社長を務める、吉田周平様と採用統括部部長を務める中山貴弘様にお話を伺いました。(以下、敬称略)

アーキ・ジャパンの事業モデルと採用方針

採用方針:
建設業界の人材不足解消に向け、未経験者を採用して育てる

まずは御社の事業内容について教えてください。
吉田:
私たちが行っているのは、建設業界に特化した人材サービス業です。自社で人材を採用して各建設プロジェクトに派遣しています。プロジェクトの多くは建築、設備の施工で、売り上げの7割がスーパーゼネコンや大手サブコンの案件です。派遣職種は施工管理が9割以上で、残りの1割弱が設計職やCADオペレーターなどとなっています。当社がとくに力を入れているのは未経験者の採用です。我々のパーパスは建設業界の課題を解決することです。多くの建設会社が採用に手こずっており、早期の離職も少なくありません。建設業界は慢性的な人材不足です。人材不足を解消するために未経験者を採用し、研修を実施して育てることで、建設業の従事者を増やそうとしています。
あえて未経験者を採用しているのですね。
吉田:
経験者を採用するとなると、限られたパイの奪い合いになる。これでは、建設業界の人材不足を解決することにはつながりません。ですから、建設業界を担う未経験の若年層を育てていくことが重要です。実際、建設業に従事している29歳以下は13%。この層を厚くしていくことが、人材不足という課題の解決には不可欠です。
採用計画としては、年間で何名の採用を目指しているのでしょうか。
中山:
今期は全社で1,300名の採用を目指しています。1,300名のうち新卒枠は50名で、残りは第二新卒など若年層の中途採用です。2023年にはじめて1,000名を越える採用を行い、とくに長期キャリアが目指せる20代の採用を加速させています。「未経験でも施工管理に挑戦したい」という人が主な採用対象です。

採用課題:
育成期間を踏まえたコンスタントな採用が必要

どのような採用手法を取ってこられましたか。
中山:
有料WEB媒体から人材紹介、折り込み求人や新聞掲載求人など、あらゆる手法を取ってきました。求職者の行動特性も時代によって変わってきていると感じており、さまざまな採用手法を意識的に取り入れるようにしています。例えば、3年前は求人媒体をメインで使っていましたが、今は人材紹介での採用が8割です。若年の求職者の特性として「情報があり過ぎて調べきれない」ということがあり、エージェントにある程度絞ってもらいたい人が多いように感じています。
採用活動で感じてきた課題を教えてください。
中山:
母数が集まらない、人材のミスマッチ、条件に合っていない候補者の書類審査や面談で業務の工数が取られる、スカウトを送っても面接までつながらない、広告費が嵩む、紹介数が少ないなど、さまざまです。より効率的な手法を絶えず模索しているので、これらは常に課題として捉えています。
吉田:
とくに気になっているのは、月によってムラがあることですね。当社では入社した方に3週間の研修を行ってから各現場へ派遣しています。研修や営業の動き方もあるので、急激な流入があっても対応できません。月次サイクルでコンスタントに採用していきたいのです。しかし、これがなかなか難しい。2023年は採用目標を達成しましたが、期の後半(8・9・10月)は鈍化したりもしました。

マイナビジョブ20'sスカウトの導入背景と効果

導入理由:
未経験若年層の興味喚起ができるスカウトサービス

さまざまな採用方法を併用する中で、スカウトサービスの活用を検討した理由について教えてください。
中山:
人材獲得の競争化が進む中で、企業側から求職者に直接アプローチできるスカウトサービスが必要だろうと考えました。また、当社の場合はとくに未経験者をターゲットにしているので、待っているだけではなかなか興味を持ってもらえない。こちらから幅広くアプローチできる方法は必要でした。
マイナビジョブ20'sスカウト導入のポイントはどういったところにありますか。
中山:
スカウトサービスは複数活用していますが、マイナビジョブ20'sスカウトは2021年8月から使っています。我々が採用のターゲットとしている若手人材(20代)のアクティブユーザーが多く、長期的なキャリア形成を目指す求職者層に対してアプローチできる良い手段であると考えました。

導入成果:
登録者の追加が多く、求職者へ魅力付けで高い内定承諾率を実現

マイナビジョブ20'sスカウトの利用による成果について教えてください。
中山:
2023年は約32,000通を送り、そのうち応諾数は約400名でした。最終的に内定承諾に至ったのは、応諾数の9.5%にあたる38名です。ほかのスカウトサービスでは内定承諾率が1%ほどなので、スカウトサービスの中では効果が高いと感じています。そのほか、人材紹介なども含めて全体で80社ほどと契約していますが、マイナビジョブ20'sスカウトは5番目ぐらいの実績が出ており、当社の採用計画においても重要な位置付けとなっています。
実際にマイナビジョブ20'sスカウトを利用した感想はいかがですか。
中山:
ほかのスカウトサービスは新規登録が少ないため、一通り対象者にスカウトを送ってしまうと、その後は間を空けて以前送った人に再度送付する感じになっていました。マイナビジョブ20'sスカウトの場合は、ほぼ毎日追加登録者が増えているので、常に新しい人にアプローチできるのが良いですね。マイナビジョブ20'sスカウト経由での求職者は当社に単独応募される方が多く、職種への魅力付けも実施しやすいと感じています。実際、ほかのスカウトサービスよりも承諾率が高いです。
マイナビジョブ20’sスカウトでは転職アドバイザーと採用アドバイザーがそれぞれ求職者と企業をサポートしていますが、そうしたスタッフによるフォロー・サポートはいかがだったでしょうか。
中山:
当社で転職アドバイザー向けの会社説明会を行わせていただいているのですが、そこで話した当社の良い部分をしっかりと求職者に伝えてもらえています。スカウトに対して興味を持った求職者がいれば、その求職者について情報を共有していただいたり、オファー面談を勧めてくれたりもしています。とくにスピード感がいいですね。求職者が興味を持った段階で転職アドバイザーがすぐに話をしてくれています。また、採用アドバイザーに関しては同業他社の動向も視野に入れ、各社の待遇といった条件面も把握した上で、「どうすれば当社に振り向いてくれるか」を考えてくれています。
吉田:
転職アドバイザーや採用アドバイザーの方たちは、我々の方針をよく理解し、そこに共感してサポートしてくれていると感じますね。まるで当社の採用チームの一員のように同じ方向を向いてくれているので、求職者も承諾しやすくなっているのではないでしょうか。
今後の採用に関する計画・展望を教えてください。
吉田:
建設業界には、橋や高速道路、鉄道といった大規模インフラの老朽化対策や各地の都市開発、駅前再開発などの需要もあります。東京の場合は渋谷が落ち着きましたが、東京駅周辺でも超高層タワーの建設が進められており、新宿の再開発も予定されています。また、地方ではインフラや工場(半導体とかデータセンター)の案件も増えています。現在の建設投資総額は70兆円で、2008年ぐらいからずっと微増を続けています。ポテンシャルとしては80~90兆円あるのですが、人材不足によって70兆円に留まっている状況です。当社に対するニーズも一層高まっていくと考えられるため、今後は年間2,000名以上の採用を目指していく考えです。そのためのツールとして、マイナビジョブ20’sスカウトを有効に活用していきたいと思います。

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