企業研究のやり方
企業研究とは、興味を持っている企業について調べ、企業への理解を深める作業です。自己分析が自分を知る作業だとすると、企業研究は相手を知る作業であり、転職活動において重要な意味を持つことは明らかでしょう。しかし、企業研究のやり方がわからず、つい後回しにしてしまうケースも見受けられます。
そこで、このページでは以下のように3つのステップに分けて、企業研究のやり方をご紹介します。
【STEP 01】情報収集をする
企業について理解するためには、企業に関する情報が必要となります。そのため、企業研究はまず情報収集をすることから始めます。しかし、どの情報を参考にすべきか、どのように情報を収集すべきか、迷われるのではないでしょうか。そのような時には、以下のポイントを意識してください。
企業が直接発している情報
真偽の定かでない情報を企業研究に用いるのは望ましくありません。可能な限り"正確"な情報を収集すべきです。その点、企業が直接発している一次情報は、真実性が担保されていると言えます。コーポレートサイトに代表される、企業が直接発する情報を収集するように心がけましょう。一方で、企業が直接発している情報のみを収集していては、企業に対する客観的な視点に欠けてしまいます。そのため、第三者情報も余裕があれば収集するといいでしょう。
ウェブを活用する
企業研究を効率的に行うためには、インターネットを活用することをオススメします。インターネットで情報収集をするメリットとしては、コストがかからない点、手軽に情報収集が可能な点が挙げられます。移動中の隙間時間にも情報収集ができるため、面接に向かう移動時間を利用して直前まで企業研究を行うこともできます。
デメリットとしては、情報を精査しないと誤った情報まで収集してしまう可能性がある点ですが、あくまで企業が直接発している一次情報が正しいことを意識しておけば大きな問題にはならないでしょう。
ウェブ上の情報が少ない企業については、書籍やパンフレットなどの紙媒体、もしくはOB・OG訪問で社員の方に会いに行くことでも情報収集ができます。
志望する企業の情報が手元にあればあるほど、よりその企業について詳しく知ることができますが、志望企業が複数あると時間も限られますので、スケジュールを立てながら計画的に情報収集をしましょう。
企業研究の情報収集についてはこちらの記事もご覧下さい。
企業研究に役立つ4つの情報源
【STEP 02】情報を取捨選択する
企業研究を行う際には、情報を取捨選択していくことが重要です。限られた時間の中では、本当に知っておくべき情報だけを効率的に抽出していく必要があるためです。
例えば、企業の理念は、企業が将来向かっていく方向や社内の風土を理解する点で大切だといえます。企業がどのような事業を行っているかも当然知っておくべきです。入社した際に、自身がどのようなことをするのかを具体的にイメージしていくことができます。一方で、売上や従業員数などは企業規模や企業の将来性を理解する上では重要ですが、数字それ自体には意味はありません。
企業研究は企業に関する知識を暗記することが目的ではありません。自分がどのようにその企業に貢献することができるか、自分自身のやりたい仕事をその企業に入社することによって実現することができるかなど、その企業を志望する真の理由を見つけることが目的です。
そのため、収集した情報の中で特に重要な情報は何か?、という点を意識しながら情報を取捨選択していきましょう。
【STEP 03】企業研究を面接に活かす
企業研究の成果は面接でも活かすことができます。新卒の就職活動と転職活動の根本的に異なる点は、社会人経験の有無です。すでに社会人経験のある皆さまに対して、企業も即戦力であることを期待しています。
事前に企業のサービス内容を詳しく理解していればいるほど、具体的に自分自身の経験・スキルをどのように実際の業務で活かすことができるかをアピールすることができます。また、その企業の課題を理解しておくことにより、その課題を解決するために自分がどのような貢献をすることができるかを話すことができます。
企業人事は、皆さまが入社することによって企業が成長することを望んでいます。具体的に自分自身がどのように企業の中で活躍できるかを説明できることは、面接において大きな武器となります。
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