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「ご清聴」の正しい使い方とは?場面別の例文や「ご静聴」との違いを解説!

「ご清聴ありがとうございました」という言葉はビジネスシーンでよく使われますが、正しい意味や使い方を知っているでしょうか。

そこで、この記事では間違った使い方をして恥をかかないように「ご清聴」の正しい使い方をはじめ、場面別の例文や「ご静聴」との違いを解説します。

あわせて、英語を用いてビジネスする際に備えて、英語ではどのように表現するのかも説明します。

「ご清聴ありがとうございました」の正しい使い方とは?

「ご清聴」の読み方は「ごせいちょう」です。自分の話を相手が聞いてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えたいときに使う言葉です。

「ご清聴」は尊敬語のため、取引先の企業や上司、先輩など目上の人に対して使っても失礼にはあたりません。また、「ご清聴」という言葉は単独で使われることはありません。

「ご清聴」の後には「ご清聴ありがとうございました」「ご清聴ありがとうございます」「ご清聴感謝します」などというお礼を伝える言葉が続きます。

ビジネスシーンでは会議での発表の場やプレゼンテーション、プライベートでは結婚式のスピーチなどで話し終えたときに締めくくりの挨拶として使われることが多い言葉です。

この言葉を入れることで、一方的には話を終えるのではなく、感謝を伝えることで自分自身の印象を良くすることができるでしょう。また、自分の話が終わったことも知らせることもできます。

「ご清聴」という言葉は話すときでしか使うことができません。なぜなら、「ご清聴」には「聴」という漢字が使われていることから分かるように「耳で話を聞いてもらった」ときに使う言葉なのです。そのため、目で読むメールや手紙では使用できません。

メールや手紙にて、相手が読んでくれたことに対する感謝の気持ちを伝えたいときは「お読みいただきありがとうございました」「ご覧いただきありがとうございました」「ご高覧いただきありがとうございました」「ご清覧いただきありがとうございました」と書くようにしましょう。

ただし、プレゼンテーションやスピーチをした後に聞いてくれたお礼として、メールや手紙などに「先日はご多忙の中、弊社の〇〇セミナーへのご参集とご清聴ありがとうございました」というように聞いてもらったことに対するお礼として書くことについては問題ありません。

「ご清聴」と「ご静聴」の違いとは?

「ご清聴」と間違えやすい言葉として「ご静聴」があります。読み方も同じ「ごせいちょう」です。しかも、字面も似ているため混同しやすいですが、場面によって使い分けるようにしましょう。

「ご清聴」は、自分の話を相手が聞いてくれたことに対して感謝の気持ちを表す言葉です。一方、「ご静聴」は、話を静かに聞くことを意味する言葉です。

「ご清聴」と同様に、「ご静聴」も単独で使うことはありません。例えば、講演などで静かに話を聞いてほしいときに「ご静聴願います」というように「願います」という言葉を付けて使います。

この使い方の例で分かるように「ご静聴」は目上の人やゲストが研究発表や講演をしたり、結婚式のスピーチをしたりするときに、司会者や進行者が聴衆に対して「静かに聞いていただけますか」とお願いするときに使う言葉です。

「ご清聴」は話した本人が使う言葉ですが、「ご静聴」は話した本人が使ってはいけません。本人以外が使う言葉です。

「ご静聴」の例文

場面別に「ご静聴」の例文を紹介します。講演が始まる際には、司会者が「これから鈴木先生の講演会が始まります。皆様、ご静聴願います」というように使います。

一方、講演の締めくくりの際は、司会者が「以上、鈴木先生の講演でした。皆様、ご静聴ありがとうございました」というように締めくくります。

結婚式のスピーチ前や後にも同じように使うことが可能です。例えば、スピーチの前に、司会者が「ご来賓の鈴木様からご祝辞をいただきます。皆様、ご静聴願います」などのように使うことができます。

また、スピーチの後に、司会者が「以上、ご来賓の鈴木様からご祝辞をいただきました。皆様、ご静聴ありがとうございました」といったように使うとよいでしょう。

「ご清聴」「ご静聴」の類語

「ご清聴」「ご静聴」の類語としては、「傾聴」「謹聴」があります。「傾聴」の読み方は「けいちょう」です。

「相手の話に耳を傾けて熱心に聞く」という意味です。「謹聴」は「きんちょう」と読みます。「謹んで聞く」という意味です。話す本人以外が講演の会場などで「静かに聞こう」という意味で使うこともあります。

「ご清聴」「ご静聴」に関連する言葉としては「拝聴」や「陪聴」があります。

「拝聴」の読み方は「はいちょう」です。「自分自身が謹んで聞く」という意味を持つ謙譲語です。そのため、「ご拝聴ありがとうございました」というように使ってはいけません。

また、「拝聴」に「ご」を付けるのも間違った使い方です。謹んで聞いた場合は「ご高説を拝聴する」といいましょう。

一方、「陪聴」は「ばいちょう」と読みます。「身分の高い人と同席して話を聞く」という意味で宮内庁用語です。ここでいう「身分の高い人」とは天皇や皇后、皇族のことです。

例えば、「皇族の方々とご一緒にご進講を陪聴しました」というように使います。そのため、日常生活で使うことはまずないでしょう。

英語表現で「ご清聴」とは?

ビジネスシーンでは、英語を用いてプレゼンテーションをする場面もあるでしょう。詳しいビジネスの内容については通訳がしてくれるとしても、最後だけでも自分の言葉で締めくくると相手の印象がよくなります。

そのためにも「ご清聴ありがとうございました」に代わる言葉を覚えておくとよいでしょう。お礼を伝えるには「Thank you」という言葉がありますが、「ご清聴ありがとうございました」と同じく丁寧に伝えたい場合は「Thank you for listening」という言葉を使うようにしましょう。

「ご清聴ありがとうございました」と同じような言葉で締めくくりに使える英語表現としては「Thank you for your attention」があります。これは注目してくれたことに感謝の気持ちを伝える言葉です。

このほかにも、話を聞くために時間を割いてくれたことに感謝の気持ちを伝える「Thank you for your time」、話をする場に来てくれたことに感謝の気持ちを伝える「Thank you for your attendance」、話を最後まで聞いてくれたことに感謝の気持ちを伝える「Thank you for your patience」などがあります。

ちなみに、「Thank you for ○○○○○」はフォーマルな言葉で使用できる英語表現です。何に対して感謝するかは、「Thank you for ○○○○○」の「○○○○○」の部分に何を入れるかで決まります。会話の内容に合わせて、使い分けるとよいでしょう。

「ご清聴」のよく使われる場面と例文とは?

日常生活でよく使われる場面に分けて、「ご清聴」の使い方を紹介していきます。

  • ビジネスでの「プレゼンテーション」
    商品をはじめ、企画案や見積もりなど、会議の場で説明し終えた後に使います。 以下の例文のように説明を締めくくるとよいでしょう。

    「以上、商品にかかる費用の見積もりをご説明いたしました。前向きにご検討ください。本日はご清聴いただきありがとうございました」

    「わが社が自信を持っておすすめできる商品です。一度、試していただいて、ご感想をお教えください。ご清聴感謝いたします」


    話を聞いてくれたお礼を述べることで、プレゼンテーションの印象がアップします。

    さらに、「前向きにご検討ください」「一度、試していただいて、ご感想をお教えください」というように、話を聞いてもらっただけで終わらせず、次に何をしてほしいのかを付け加えることで、出席者のアクションを促すことができます。
  • 発表の場
    決算報告会や今後の目標を報告し終えた後に使います。ビジネスの改まった場面で使っても問題のない言葉です。

    話を聞いてくれた社内の上司や先輩、仲間に対して感謝の気持ちを伝えるときに使うようにしましょう。 以下の例文のように報告を締めくくるとよいでしょう。

    「目標に向かって、営業部一丸となって着実に進んでいきたいと思います。本日は、ご清聴ありがとうございました」

    「着実に進んでいきたい」など前向きな言葉を「ご清聴」の前に添えることで、さらに印象が良くなります。
  • 結婚式
    結婚式の披露宴でお祝いのスピーチをした後に使います。以下の例文のようにスピーチを締めくくるとよいでしょう。

    「お二人の輝かしい門出を祝福し、私からの挨拶とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました」

    自分の祝辞を聞いてくれた人たちへのお礼はもちろんのこと、「ご清聴」の前に本日の主役である2人を祝福する言葉を添えようにすることがポイントです。

その他の表現

プレゼンテーションや発表の場、結婚式の最後に「ご清聴ありがとうございます」「ご清聴感謝いたします」という言葉で締めくくるのもよいですが、そのほかにも締めにふさわしい言葉はあります。

例えば、「以上です」「それでは、次の方お願いいたします」「ご検討のほど、よろしくお願いいたします」「今後ともよろしくお願いいたします」「お忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました」などです。

話が長引いたときは、短く終わらせたほうがよいケースもあります。その場に応じて使い分けるようにしましょう。

「ご清聴」を正しく使ってビジネスに役立てよう!

「ご清聴」は、商品・企画案・見積もりなどのプレゼンテーションを行う場や、決算報告会・今後の目標報告といった発表の場などのビジネスシーンでよく使われる言葉です。プライベートでも結婚式の披露宴などで使われます。

「ご清聴」には、「自分の話を相手が聞いてくれたことに対して感謝の気持ちを伝える」という意味があります。そのため、話した本人が締めくくりの言葉として使うのが一般的です。

「ご清聴」の後には、「ご清聴ありがとうございました」「ご清聴ありがとうございます」「ご清聴感謝します」といったお礼を伝える言葉がつきます。

よく間違えられるのが、字面が似ている「ご静聴」という言葉です。これは話す本人ではなく、第三者が「静かに聞いていただけますか」とお願いするときに使う言葉です。上手に使い分けるようにしましょう。

また、英語を用いてビジネスする際に備えて、「Thank you for listening」という締めくくりの言葉を覚えておくことをおすすめします。

以上、説明した使い方のポイントを押さえて、正しく「ご清聴」を使うようにしましょう。

では

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