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転職活動で求められる調整力とは? 自己PR・面接でのアピール方法も解説

転職活動でアピールしたい能力のひとつとして「調整力」があげられます。調整力のある人材は、多くの関係者を巻き込んで物事をよい方向へ進めていく傾向があります。

そのような、全体をまとめることができる能力が企業から評価される傾向にあります。この記事では、調整力の概要や調整力がある人の特徴、自己PR文や面接でのアピール方法などを解説します。

調整力とは? 発揮するために必要になる4つの力

ビジネスにおける調整力を一言で説明すると「関係者をまとめて目標を達成する能力」といえます。

この能力を支えているのが次の4つの力です。つまり、調整力は4つの力が集まって発揮されるものと考えられます。

  • 目標を定めて行動する力
    関係者をひとつの方向へまとめるため、適切な目標を定めることを求められます。また、目標の実現に向けて、具体的な行動をとっていくことも欠かせません。

    したがって、調整力を発揮するため「目標を定めて行動する力」は不可欠といえます。関係者へ目標を周知する発信力も必要になるでしょう。方向性を示すとさまざまな意見が集まります。

    意見に耳を傾けることは重要ですが、すべての意見に配慮すると目標を見失ってしまいます。意見をまとめたうえで、関係者全員が納得できる行動指針を定める能力も必要といえるでしょう。
  • 人脈を作る力
    何かしらのプロジェクトを進めるにあたり必要になるのが人脈です。人脈は問題の解決策になるだけでなく、情報の収集源にもなりえます。

    たとえば、生産的な人脈を構築していれば、プロジェクトの成功に必要な情報を教えてもらったり、人材を紹介してもらったりなども期待できます。難しい交渉の仲介役になってくれることも考えられるでしょう。

    「人脈を作る力」は、関係者をひとつの方向へまとめるときはもちろん、物事を前へ進めるときにも役立ちます。人脈を活用してプロジェクトを成功に導いた経験をアピールすれば、調整力のある人材として企業に評価されるはずです。
  • 関係者を理解する力
    プロジェクトに携わる関係者にはそれぞれの立場があります。大きな目標は同じでも、立場によって部分的に意見が食い違うケースは少なくありません。

    たとえば他のプロジェクトを抱えているエンジニアに、工数のかかる仕事をお願いすると難色を示されるなどが考えられます。「関係者を理解する力」があれば、納得してもらえる提案を行いやすくなります。

    前述の例であれば、負担に配慮することで気持ちよく仕事を受けてくれることもあるでしょう。気を付けたいポイントは、関係者が本音を常に教えてくれるわけではないことです。

    調整力を発揮するため、相手が何を求めているか見極める必要があります。相手の立場を理解して交渉をまとめた経験がある人も、調整力がある人材として企業から評価されるでしょう。
  • 全体を合意に導く力
    各関係者の立場に配慮して全体をまとめていくと、関係者間で利害が対立することがあります。

    たとえば、同じ部署のスタッフ間で意見が食い違うなどが考えられます。意見が対立したままだと、全体を同じ方向へ導けません。したがって、双方が納得できる着地点を見つける必要があります。

    着地点は、それぞれの立場とそれぞれが譲れない点、それぞれの関係性を考慮すると見つけやすくなります。関係者が多くなると合意形成に手間取るケースが少なくありません。

    利害関係を調整して合意に導いた経験がある人は、企業から高く評価されるはずです。

調整力を求められるビジネスシーン

調整力を求められるビジネスシーンは多岐にわたります。代表的なシーンといえるのが、多くの関係者が関わるプロジェクトです。

中心的な役割を果たすプロジェクトリーダーはもちろん、プロジェクトにかかわるスタッフもさまざまな場面で調整力を発揮することになります。

たとえば、A社の新商品開発プロジェクトを任された場合、次のシーンなどが考えられます。同じような経験がある人は、転職活動で調整力をアピールできるかもしれません。

顧客との調整

現場の担当者は、顧客の要望を明確にする必要があります。ただし、すべての顧客が自社の要望を正確に把握しているわけではありません。顧客が十分な知識をもっているとは限らないからです。

担当者は顧客が理解できる言葉を使い、新商品開発の目的と真のニーズを明確にしていく必要があります。顧客目線で調整を重ねることが求められます。

真のニーズなどが明確になったら、実現する方法・コスト・納期などの調整も必要です。顧客の要望を聞くことは重要ですが、すべてを受け入れると技術面・コスト面・納期面などで実現困難になることがあります。

双方が納得できる現実的な着地点を見出さなければなりません。顧客のニーズに優先順位を付けて、必要性の低いものは省いたほうがよいケースもあるでしょう。

双方が納得できる着地点を見つけたら、最終的な合意を形成します。この作業を怠ると、プロジェクト進行中に要望変更が生じやすくなるため注意が必要です。

社内の調整

プロジェクトを滞りなく進行するため社内の調整も欠かせません。調整が不十分だと関係者から協力を得られないことや横やりが入って進行を止められることなどがあります。

社内調整のポイントは、できるだけ多くの関係者(関係部署)から納得してもらうことです。したがって、事前に関係者を整理しておくことが欠かせません。

具体的な調整としては、関係者を対象とするミーティングなどが有効です。プロジェクトの概要を説明するとともにそれぞれの目標を確認したうえで協力できる部分を模索すると全体をひとつの方向へまとめやすくなります。

それぞれの立場から質問をしてもらってもよいでしょう。たとえば、経理部から予算やコストについて質問してもらう、人事部から人員配置について質問してもらうなどが考えられます。

関係者から質問してもらうことで、プロジェクトをブラッシュアップできるうえ、各関係者に当事者意識をもってもらえます。プロジェクトをスムーズに進めるための重要な調整です。

調整力がある人の特徴

ここからは調整力がある人の特徴を解説します。該当する特徴がある人は、転職活動前に調整力を発揮したエピソードを探してみてはいかがでしょうか。

責任感をもって仕事をしている

調整力の基礎になるのは仕事に対する誠実な姿勢です。いい加減な仕事をしていると関係者から信頼を得られないため、さまざまな調整を行ってもうまくいきません。

反対に自身の業務と誠実に向き合い実績を残せば、言葉に説得力が伴うため調整を行いやすくなります。見逃されがちですが、非常に重要なポイントです。

関係部署の知識が豊富

調整力が高い人は、関係部署の目標や仕事内容を把握している傾向があります。利害対立が起きた原因を把握するため必要になるからです。

たとえば、A部署の目標が売上金額、B部署の目標が顧客の利便性向上と理解していれば、A部署とB部署が対立したときに双方が納得できる着地点を提案しやすくなります。

このケースであれば「売上金額を向上させるためまずは顧客の利便性を向上させる」「顧客の利便性を向上させる施策とあわせてクーポンを配付する」などが考えられます。

関係部署の目標を把握していないとこのような提案は行えません。

人脈が広い

調整力が高い人は、部署横断的に人脈を構築している傾向があります。

部署をまたいで人脈を構築することで、関係部署の目標・仕事内容・意思決定者・キーマンなどを把握できるからです。誰にどのような働きかけをすれば効果的か知っているため調整力が高くなります。

ちなみに、ここでいう人脈は仲の良い友達ではありません。目標を達成するため協力できる関係を指します。

交渉上手

調整力が高い人は、巧みな交渉術を身に付けていることが少なくありません。

たとえば、数字を用いてロジカルに語りつつ、必要な場面では感情に訴えかけて、双方が納得できる着地点を提示するなどが考えられます。

ポイントは、双方にとってメリットのある提案を行えることです。非常に重要な能力ですが、交渉力だけで利害関係を調整することはできません。

交渉力を発揮するため、仕事と誠実に向き合う姿勢、関係部署についての知識などが求められます。

調整力を自己PRや面接でアピールする方法

優れた調整力をもっていても、転職活動でうまくアピールできなければ評価につながりません。調整力はどのようにアピールすればよいのでしょうか。

文章の型を意識する

文章の型を意識して、自己PR文や面接の質疑応答を考えると調整力をアピールしやすくなります。基本の型は次のとおりです。

  • 1.結論
  • 2.具体的なエピソード
  • 3.成果
  • 4.入社後の姿
最初に、アピールしたい能力(ここでは調整力)を端的に示します。この後の内容を示す目次の役です。詳しい内容を読みたい、聞きたいと思わせることが重要です。

次に、調整力の根拠として具体的なエピソードを示します。数値や固有名詞を盛り込むとイメージしやすくなるため説得力が高まります。

具体的なエピソードは、大型プロジェクトなどに代表される立派なエピソードでなくても構いません。日常の業務でも、調整力の高さがわかれば有効なアピールになります。

次に、調整力を発揮した結果を示します。数値で表せれば理想的ですが、難しい場合は他者からの評価でも構いません。客観的な視点で結果を示すことが重要です。

最後に、調整力を発揮して入社後にどのように貢献するかを示します。全体のまとめに該当する部分です。

調整力をアピールする例文

参考に、調整力をアピールする例文を紹介します。


私の強みは、スタッフの意見を調整する力です。

前職では若手社員5人で新商品を開発するプロジェクトを任されました。意気込んで臨んだものの、当初はそれぞれの意見が対立してぶつかってばかりでした。

ミーティングが憂鬱になるほどでしたが、それぞれのスタッフが本気であること、それぞれのスタッフがよい商品を作りたいと思っていることに気づいて見え方が変わったように思います。

相手がなぜこのような提案をするのか、その根拠はどこにあるのかなどを考えるようになってから、対立する意見を調整できるようになりました。話し合いがかみ合うようになると、それぞれの得意分野を生かせるようになりました。

5人で考えた新商品は、現在でも店舗の定番商品として人気を集めています。一緒に商品を開発したスタッフから、○○さんがいたから個性の強い5人がまとまったといわれています。

前職の経験を活かし、御社に入社後もチームの潤滑油として売上向上に貢献したいと考えています。

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