【2024年更新】第二新卒とは?何歳まで? 転職市場での重要性も紹介

作成日:2023.12.06 更新日:2024.10.01

転職活動を進めていると”第二新卒”という言葉に出会うのではないでしょうか。

転職する際には”年齢”が一つの鍵となります。第二新卒はその年齢というポイントを大いに生かせる立場です。第二新卒のことを詳しく知らないまま転職活動をすることは、転職の成功から遠のいてしまう可能性もあります…。

今回は、あなたが第二新卒に当てはまるのか、そもそも第二新卒とはなにか?そして転職市場における第二新卒の価値や転職成功のコツをご紹介します。

転職活動を成功に導くために、ぜひ参考にしてください!

第二新卒とは?いつまで?

学校を卒業後1~3年で、転職を志す若年の方々 (25歳前後)
※マイナビジョブ20’sは、派遣社員、契約社員として社会人経験のある方や、留学などの何かしらの理由で、遅れて就職活動を始める方も、第二新卒と定義しています。

第二新卒とは、一般的に学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に転職活動をする若手求職者を指します。

年齢については一般的には卒業後約3年以内を指すため25歳前後とされますが、最終学歴によっても異なりますし、企業によってはそれ以上でも受け入れてくれるケースも多いため厳格な基準はありません。

新卒者が就職後、数年で離職する割合は年々増加傾向にあります。厚生労働省が毎年発表している大学新卒者の離職率統計では、約30%が3年以内に辞めていると言われています。不況下での採用数減少や、早期・短期化の就職活動の中で自分に合った就職先に就くことが容易でないことが要因にあげられています。

また、第二新卒と似た言葉に新卒・既卒という言葉があります。新卒という言葉は、学校を卒業したその年に社会人として入社することを指します。また既卒という言葉には明確な定義はありませんが、一般的に学校卒業後に正社員として勤務したことのない者を指します。つまり、就業経験の有無や卒業年が第二新卒・新卒・既卒の大きな違いとなります。

第二新卒の定義とは?新卒、既卒との違いは?

第二新卒と似た言葉に新卒・既卒という言葉があります。新卒という言葉は、学校を卒業したその年に社会人として入社することを指します。

また既卒という言葉には明確な定義はありませんが、一般的に学校卒業後に正社員として勤務したことのない者を指します。つまり、就業経験の有無や卒業年が第二新卒・新卒・既卒の大きな違いとなります。
  • ● 第二新卒:学校卒業後に新卒で入社し、社会人3年程度経験している人
  • ● 新卒:学校卒業したその年に初めて社会人として働く人
  • ● 既卒:学校卒業後、正社員として就職をしていない人
 

新卒採用と中途採用、どちらの応募するべきか

そもそも新卒採用と中途採用の言葉の定義を前提とすると、第二新卒の転職は”中途採用”に当たります。
  • ● 新卒採用:学校卒業後初めて社会人として働く人を採用
  • ● 中途採用:社会人経験がある人の採用
しかし新卒向けの求人の中でも、”第二新卒向け”と明記している求人が存在するのも事実です。あまり明確に区別していない企業もあると言えます。

“第二新卒”に該当するかを必要以上に気にすることなく、理想の求人や企業があった場合には、一度応募してみるといった行動も良いでしょう。

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積極採用中?気になる第二新卒の採用動向

第二新卒の採用見通しは、8割の企業が『積極的』

第二新卒と呼ばれる20代前半~中盤の年齢層に対しては企業の84.2%が積極的に採用すると回答しています。また実際に転職をしたという転職者も、コロナ禍の影響で落ち込んでいた時期から回復傾向にあり、2年連続で増加しています。

「第二新卒の採用見通し」

「マイナビ 中途採用状況調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)

「20代転職率」

厚生労働省 雇用動向調査 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/令和元年~令和4年分

即戦力とはならなくても、社会人として基本的なビジネスマナーを身につけた第二新卒者を企業は求めています。

求人市場では、第二新卒は社会経験のない新卒者と中途採用で即戦力を期待される経験を積んだ社会人との間に位置づけられており、企業の人員戦略上、採用のニーズは高まっています。

第二新卒・20代のためのサービス 「マイナビジョブ20’s」

マイナビジョブ20’sは、「求人の紹介」「応募書類の添削」「面接対策・アドバイス」など転職活動をする上で必要となる様々なサポートを行います。

転職活動は1人で行うこともできます。ただ転職活動をする上で様々な悩みを抱えたり、選択に迷うことがあります。そんなときに、キャリアアドバイザーは過去の様々な事例に基づいて転職活動の成功に向けて適切なアドバイスを行います。

サービスの利用は無料ですので、まずは登録していただき、キャリアアドバイザーとの面談を進めてみてください。不要だと感じたらいつでも退会できますので、安心してご登録ください。 就職・転職活動をスムーズに進めるため、ぜひお気軽にご相談ください。

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企業が第二新卒を採用する理由とは?

転職活動を進めている中で「第二新卒の転職は難しい」と耳にしたことはないでしょうか?実際に第二新卒の転職はむずかしいのか、企業側から見る第二新卒の評価も含めてご説明していきましょう。

若いポテンシャルのある人材を採用したい

まず1点目が、経験よりもその人のポテンシャルで採用を考える企業が多いです。その理由とは、20代後半や30代と比較すると能力やスキル面では劣りますが、自社での経験を経て数年後に主力として活躍する人材を採用したいという狙いがあると考えられます。

柔軟性があり、企業風土になじみやすい人材を採用したい

第二新卒の場合は、社会人経験が少ない分柔軟性に優れ、若いがゆえに企業風土に馴染みやすく、能力開発の余地も非常に大きい層ととらえられているからです。 20代後半や30代の場合は前職での経験も長く、考え方なども確立さえている場合も多く、企業に馴染みにくいと考えられております。

基本的なビジネススキルを保有している人材を採用したい

1年などの短期でも、社会人としての経験がある分、新卒者に比べ社会人としての常識や、一定のビジネススキルを備えていることも大きな魅力と感じている企業も多いようです。また求職者としては新卒時でのミスマッチや失敗を踏まえて、転職活動をしているため入社後のミスマッチも少なくできると期待されている部分もあります。

なぜ企業は第二新卒を求めるのか?

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企業が第二新卒に持つ懸念とは?

ここまで企業が第二新卒に期待するポイントをご紹介しました。ここからは逆に第二新卒の懸念点と考えているポイントをご紹介します。この懸念点をしっかり把握し、ていねいに対策することで、グッと内定に近づきますのでしっかりとご説明してきます。

経験・スキル不足

1点目は経験やスキル不足です。もちろん企業側も若いがゆえに経験・スキルが不足していることは把握しています。 その不足していることに対してどう考えているのか。が大切です。 現状に満足してしまっているのか、もしくは現状に満足せず更に努力をする意思があるのか、またすでに努力をしているのか、といったポイントをチェックしています。 自身の弱点を適切に把握し、それに対して適切な道筋を立てて努力をしている・努力をしょうとしている姿勢が評価されます。

早期離職の可能性

2点目は早期離職の可能性がある点です。第二新卒ということは現在の企業ではそう長く在籍していないことになります。自社に入社後も、同様のケースにならないかをしっかりとチェックされるでしょう。 転職理由と自社への志望動機に一貫性を持たせることで面接官を納得させることが非常に大切なポイントとなります。また転職理由に関してはネガティブすぎる表現はさけ、問題解決に前向きにチャレンジしたものの、結果的に転職という手段をとったという流れで説明できると尚よいでしょう。

第二新卒の主な転職理由とは?

  • ● 給与のアップ
  • ● 前職の人間関係が悪かった
  • ● 仕事にやりがいを感じない
  • ● 業績悪化など、会社の将来が不安である
  • ● 残業が多く、休日が少ない

第二新卒の転職理由

「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)

20代の転職理由では給与への不満がもっとも多く、初のトップ。次いで仕事内容への不満が主な理由として挙げられています。

その根本には、新卒時の就職で得られなったものや前職で経験できなかったものを、再チャレンジによって得たい、そして自分の可能性を広げたいという、第二新卒の方々の思いがあることがわかります。

仕事は、人生にとって最も時間を使う重要なもの。希望に沿った転職をするためには、キャリアアップしたい動機や、前職での不満の原因をきちんと探ることが、次の一歩が成功につながるか否かの重要なポイントとなるでしょう。

さらに言えば、「自分にとって価値ある会社とはどんな会社か?」「自分にとって価値ある仕事とはどんな仕事か?」などの、自身の持つ「仕事観」を大きく見つめ直す大切なチャンスとも、とらえることができます。

また自身を適正に評価する企業へ転職することで、より満足度の高い仕事ができます。 転職活動は、一人ひとりスタイルが違って当然です。希望する企業や業務内容によって、対策も変えていかなければなりません。

私たちマイナビジョブ20’sは、キャリアアドバイザーが個別にキャリアカウンセリングすることによって、前職と比較するだけの転職活動ではなく、人生において長期的に活躍することができるような転職活動を支援しています。

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全体の半数以上が転職に満足という結果に

転職活動を始めた理由として、給与が低いことや仕事内容などへの不満が主な理由として挙げられています。

転職後の変化をアンケートしたところ、半分近い方が、「年収があがった」「仕事のやりがいを感じられるようになった」等前向きな回答をしています。そして半数以上の51.3%が転職に満足していると回答しました。

転職後の満足度調査

「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)

このように実際に転職活動をした方の多くが、その結果に満足しています。今の仕事に少しでも不満がある方は、転職を考えてみるのも選択肢の一つです。

転職活動を開始すると、必ず入社しないといけないわけではありません。内定を貰った後に、現職とも比較して転職するかどうかを判断できます。

私たちマイナビジョブ20’sでは、キャリアアドバイザーが個別にキャリアカウンセリングを行い、満足度の高い転職に向けてお手伝いさせていただきます。

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転職を始めてから内定まで2カ月未満

実際に転職活動を始めてから、内定通知を受けるまではそう長い期間が必要になるわけではありません。

アンケートによると、転職を意識して求人情報や人材紹介会社の情報を調べ始めてから、現在お勤めの会社に応募するまでの期間は、男女の70%前後が「2カ月未満」と回答しています。

現在お勤めの会社に応募してから、内定通知を受けるまでの期間は、男女共に80%以上が「2カ月未満」。一番高い割合は、20代男性で「2週間~1カ月未満(27.8%)」、20代女性で「1週間未満(25.7%)」でした。

現在お勤めの会社に応募してから内定通知を受けるまで

「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)

中途採用は新卒採用とは違い選考期間が短くなる傾向にあります。 理由としては、新卒採用のように一括採用では無いため一度に大勢の候補者を選考する必要がありません。

また、欠員補充が背景にある場合もあり、早く人材を確保したいと考える企業が多いためです。

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転職はネガティブじゃない!前向きな印象に

一昔前までは、新卒入社後に生涯一つの企業に勤めることも珍しくありませんでした。そして石の上にも3年という言葉の通り、一度入社したら3年以上は働いた方が良いとも言われ、転職に対してはネガティブな印象を持つ方も多いと言われてきました。

しかし現在ではその転職に対するイメージも変わってきています。

実際のアンケートで「第二新卒採用」「中途採用」という言葉には全体の7割以上が良いイメージを持つと回答しています。

このように現在では転職に対して悪いイメージを持つ人は減少しているといえます。

転職に関する言葉の印象調査

「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)

転職は決して後ろ向きな行動ではありません。第二新卒だからこそ採用される職種や業種もあるので、一歩踏み出す勇気が大切です。

あなたの理想を叶えるために、私たちマイナビジョブ20’sをぜひご活用ください。

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第二新卒に最適な転職時期とは?

通常、転職活動は時期に関係なく通年で行うものとされています。自身が転職を思い立った時に企業をリサーチし、希望する求人があれば応募するのがオーソドックスな流れです。しかし、第二新卒は求人が増える一定の募集時期が存在するといわれています。

それは、4月(※転職活動は1月~3月)、10月(※転職活動は7月~9月)です。なぜこの2つの時期は転職しやすいと言われているのでしょうか。

4月(※1~3月の場合)

この時期は、一年以内に辞めた新卒者の補充があったり、定年退職を迎える社員がいたりするため欠員が出やすいのです。また、4月であれば新卒者と共に社内研修にも参加することも可能です。

より早く企業のルールや社風になじませる事ができるため、企業側は第二新卒向けにこの時期に求人募集を多くする傾向があるのです。

10月(※7月~9月の場合)

この時期は、特に異動や転勤で欠員が出ることが多く、求人募集が増える時期です。また、求職者側も6月にボーナスを受け取ってから退職するケースも多いため、企業側も第二新卒が獲得しやすいと考えているようです。

さらに企業では下半期の始まりが10月となっている場合も多く、4月入社と同様に社員研修を一度に行えるという人事担当者側のメリットがあげられます。

上記に紹介した時期は確かに第二新卒が転職活動をしやすいタイミングですが、人手不足が常態化した企業によっては時期に関係なく人材を募集しています。

自身の目指す企業や、条件の良い企業で募集が行われていないか、常に求人サイトをチェックしておくことが大切でしょう。

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第二新卒で転職するメリット

第二新卒は短期間で企業を退職しているため、一見不利だと考えてしまいますがそんな事はありません。第二新卒は厳しい入社試験に一度は合格し、社会に出た人材を指します。

企業側もそういったメリットとなる部分を考慮して、第二新卒を重視しているのです。

ここでは第二新卒で転職することのメリットについて紹介していきます。

社会を経験している人材として評価される

第二新卒が新卒時に厳しい入社試験を潜り抜けて企業に入社し、短い期間でも社会人を経験していることを評価してくれます。そして、一度社会に出た経験を活かしながら転職活動をしようとする意欲・やる気を企業側は評価しているのです。

未経験職への転職も可能

新しい事へ挑戦する年齢としても、第二新卒は最後のチャンスであると言えます。 「前からやりたかった職種を諦められずに挑戦した」という動機を、「熱意・やる気がある」という風に企業側も評価してくれるのです。年齢が若ければ新しい仕事を覚えるスピードも早いですし、第二新卒であれば前職での経験が浅い故にビジネスにおける吸収力が高く、企業側としてもその点をメリットと捉えて第二新卒を採用します。

育成しやすいため採用されやすい

第二新卒は若く社会経験が少ない故に、社風にも染まりやすく、企業のルールも一から覚えてくれる素直さが優遇される要因となるのです。また、企業になじもうと必死に努力をするのは、やはり年齢が若い第二新卒の方だと言えます。 その他、中途採用の場合、転職先の先輩の方が年下という事も少なくはないため、指示が出しづらかったり、衝突しやすかったりという懸念点もあげられます。

第二新卒だからこそ気にせず踏み出そう

「3年以上は同じ企業に勤めなければいけない」

世間一般でよく言われている言葉ですが、今はもうその時代ではありません。そして、第二新卒だからこそ採用される職種や業種もありますし、新しいことを始めるには早くから転職に踏み出す勇気も大切です。

第二新卒だからと新卒や他の中途採用者に気後れする必要はありません。自身が社会に出て、得ることのできたスキルや能力、そしてこれから向き合っていく課題をこなしながら、新しい企業になじめる様に努力すれば問題ないのです。第二新卒にしかない良さを武器に、理想の仕事を手に入れましょう。
アドバイザー
H.Shiranaga

私自身、第二新卒での転職経験者です。「事務以外、経験のなかった私が、本当に転職できるのだろうか…。」と、大きな不安を抱えての転職活動でした。

ところが、いざふたを開けてみると、第二新卒を歓迎する企業が想像以上にたくさん…。これには本当に驚きました。皆さまの中には、未経験の業種や職種への転職に、不安な方もいらっしゃると思います。

しかし、企業が第二新卒の皆さまに求めているものは、経験やスキルよりも実はポテンシャルなのです。私は、当時の転職活動を振り返ってみて、このことを転職活動の中で理解できたことが自信となり、成功へとつながったと、あらためて感じています。

そして現在、キャリアアドバイザーとして「どんな人材を企業は必要としているか」を、直接お伺いする機会を多くいただいています。

数々の求人依頼をいただいている中で、やはり確かなことは、大企業に限らず、専門的な分野に特化した中小企業まで、幅広く第二新卒への期待は高まっているということ。

企業は第二新卒を求め、第二新卒の皆さまは自信を持ってキャリアアップする。私は、第二新卒での転職経験者としても、キャリアアドバイザーとしても、皆さまの「長所」は何なのかをしっかりと把握し、書類では伝えることのできない「強み」を引き出しつつ企業に推薦する、これを軸に日々キャリアカウンセリングに努めています。

第二新卒での転職は、業種や職種が未経験でも大いにチャレンジできる最高のチャンスです。1人でも多くの方に、当サービス、マイナビジョブ20’sを知っていただけると嬉しいです。

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