第二新卒とは、一般的に学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に転職活動をする若手求職者を指します。
年齢については一般的には卒業後約3年以内を指すため25歳前後とされますが、最終学歴によっても異なりますし、企業によってはそれ以上でも受け入れてくれるケースも多いため厳格な基準はありません。第二新卒の定義とは?新卒、既卒との違いは?
新卒採用と中途採用、どちらの応募するべきか
第二新卒の採用見通しは、8割の企業が『積極的』
第二新卒と呼ばれる20代前半~中盤の年齢層に対しては企業の84.2%が積極的に採用すると回答しています。また実際に転職をしたという転職者も、コロナ禍の影響で落ち込んでいた時期から回復傾向にあり、2年連続で増加しています。
「マイナビ 中途採用状況調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)
厚生労働省 雇用動向調査 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/令和元年~令和4年分
即戦力とはならなくても、社会人として基本的なビジネスマナーを身につけた第二新卒者を企業は求めています。
求人市場では、第二新卒は社会経験のない新卒者と中途採用で即戦力を期待される経験を積んだ社会人との間に位置づけられており、企業の人員戦略上、採用のニーズは高まっています。
転職活動を進めている中で「第二新卒の転職は難しい」と耳にしたことはないでしょうか?実際に第二新卒の転職はむずかしいのか、企業側から見る第二新卒の評価も含めてご説明していきましょう。
若いポテンシャルのある人材を採用したい
柔軟性があり、企業風土になじみやすい人材を採用したい
基本的なビジネススキルを保有している人材を採用したい
経験・スキル不足
早期離職の可能性
「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)
20代の転職理由では給与への不満がもっとも多く、初のトップ。次いで仕事内容への不満が主な理由として挙げられています。
その根本には、新卒時の就職で得られなったものや前職で経験できなかったものを、再チャレンジによって得たい、そして自分の可能性を広げたいという、第二新卒の方々の思いがあることがわかります。
転職活動を始めた理由として、給与が低いことや仕事内容などへの不満が主な理由として挙げられています。
転職後の変化をアンケートしたところ、半分近い方が、「年収があがった」「仕事のやりがいを感じられるようになった」等前向きな回答をしています。そして半数以上の51.3%が転職に満足していると回答しました。
「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)
このように実際に転職活動をした方の多くが、その結果に満足しています。今の仕事に少しでも不満がある方は、転職を考えてみるのも選択肢の一つです。
転職活動を開始すると、必ず入社しないといけないわけではありません。内定を貰った後に、現職とも比較して転職するかどうかを判断できます。
私たちマイナビジョブ20’sでは、キャリアアドバイザーが個別にキャリアカウンセリングを行い、満足度の高い転職に向けてお手伝いさせていただきます。
実際に転職活動を始めてから、内定通知を受けるまではそう長い期間が必要になるわけではありません。
アンケートによると、転職を意識して求人情報や人材紹介会社の情報を調べ始めてから、現在お勤めの会社に応募するまでの期間は、男女の70%前後が「2カ月未満」と回答しています。
現在お勤めの会社に応募してから、内定通知を受けるまでの期間は、男女共に80%以上が「2カ月未満」。一番高い割合は、20代男性で「2週間~1カ月未満(27.8%)」、20代女性で「1週間未満(25.7%)」でした。
「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)
中途採用は新卒採用とは違い選考期間が短くなる傾向にあります。
理由としては、新卒採用のように一括採用では無いため一度に大勢の候補者を選考する必要がありません。
また、欠員補充が背景にある場合もあり、早く人材を確保したいと考える企業が多いためです。
一昔前までは、新卒入社後に生涯一つの企業に勤めることも珍しくありませんでした。そして石の上にも3年という言葉の通り、一度入社したら3年以上は働いた方が良いとも言われ、転職に対してはネガティブな印象を持つ方も多いと言われてきました。
しかし現在ではその転職に対するイメージも変わってきています。
「マイナビ 転職動向調査2023年版(2022年実績)」 ○調査方法/インターネット調査 ○調査期間/2022年12月16日(金)~12月20日(火)
転職は決して後ろ向きな行動ではありません。第二新卒だからこそ採用される職種や業種もあるので、一歩踏み出す勇気が大切です。
あなたの理想を叶えるために、私たちマイナビジョブ20’sをぜひご活用ください。
通常、転職活動は時期に関係なく通年で行うものとされています。自身が転職を思い立った時に企業をリサーチし、希望する求人があれば応募するのがオーソドックスな流れです。しかし、第二新卒は求人が増える一定の募集時期が存在するといわれています。
それは、4月(※転職活動は1月~3月)、10月(※転職活動は7月~9月)です。なぜこの2つの時期は転職しやすいと言われているのでしょうか。4月(※1~3月の場合)
この時期は、一年以内に辞めた新卒者の補充があったり、定年退職を迎える社員がいたりするため欠員が出やすいのです。また、4月であれば新卒者と共に社内研修にも参加することも可能です。10月(※7月~9月の場合)
この時期は、特に異動や転勤で欠員が出ることが多く、求人募集が増える時期です。また、求職者側も6月にボーナスを受け取ってから退職するケースも多いため、企業側も第二新卒が獲得しやすいと考えているようです。第二新卒は短期間で企業を退職しているため、一見不利だと考えてしまいますがそんな事はありません。第二新卒は厳しい入社試験に一度は合格し、社会に出た人材を指します。
企業側もそういったメリットとなる部分を考慮して、第二新卒を重視しているのです。
社会を経験している人材として評価される
未経験職への転職も可能
育成しやすいため採用されやすい
「3年以上は同じ企業に勤めなければいけない」
世間一般でよく言われている言葉ですが、今はもうその時代ではありません。そして、第二新卒だからこそ採用される職種や業種もありますし、新しいことを始めるには早くから転職に踏み出す勇気も大切です。私自身、第二新卒での転職経験者です。「事務以外、経験のなかった私が、本当に転職できるのだろうか…。」と、大きな不安を抱えての転職活動でした。
ところが、いざふたを開けてみると、第二新卒を歓迎する企業が想像以上にたくさん…。これには本当に驚きました。皆さまの中には、未経験の業種や職種への転職に、不安な方もいらっしゃると思います。
しかし、企業が第二新卒の皆さまに求めているものは、経験やスキルよりも実はポテンシャルなのです。私は、当時の転職活動を振り返ってみて、このことを転職活動の中で理解できたことが自信となり、成功へとつながったと、あらためて感じています。
そして現在、キャリアアドバイザーとして「どんな人材を企業は必要としているか」を、直接お伺いする機会を多くいただいています。
数々の求人依頼をいただいている中で、やはり確かなことは、大企業に限らず、専門的な分野に特化した中小企業まで、幅広く第二新卒への期待は高まっているということ。
企業は第二新卒を求め、第二新卒の皆さまは自信を持ってキャリアアップする。私は、第二新卒での転職経験者としても、キャリアアドバイザーとしても、皆さまの「長所」は何なのかをしっかりと把握し、書類では伝えることのできない「強み」を引き出しつつ企業に推薦する、これを軸に日々キャリアカウンセリングに努めています。
第二新卒での転職は、業種や職種が未経験でも大いにチャレンジできる最高のチャンスです。1人でも多くの方に、当サービス、マイナビジョブ20’sを知っていただけると嬉しいです。
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