20代の転職を考える

作成日:2017.03.13 更新日:2026.04.23

悩みの多い20代は、「今の仕事を続けるべきか」「転職するならいつ動くべきか」で迷いやすい時期です。特に、生活の大半を占める仕事は不満や不安が積み重なりやすく、在職中に転職活動を始めるかどうかの判断が大きな分かれ道になります。

このページでは、20代が転職活動を始める前に整理しておきたいこと、同世代が抱えがちな悩み、そして第二新卒の転職で採用担当者が見ているポイントをまとめます。焦って決めて「転職で年収が下がる」リスクを避けるためにも、転職準備を段階的に進めるヒントとしてご活用ください。

20代の仕事の悩みを整理|在職中に転職活動を始める前に

20代の若手社会人は、誰もが「こう働きたい」という理想を持っています。自分に合った仕事に集中し、プライベートも充実させながら、将来に向けてキャリアを積み上げたい――そう考えるのは自然なことです。

一方で、現実とのギャップに直面しやすいのもこの時期です。だからこそ、「悩み=すぐ転職」ではなく、在職中に転職活動を進めるメリットと注意点を理解し、判断材料をそろえることが大切になります。


新卒で就職したものの、現実社会の厳しさに戸惑い、周囲と比べて焦ってしまう。目の前の業務に追われるうちに、「このまま続けて良いのか」「自分の将来像は描けるのか」が曖昧なまま時間だけが過ぎていく。

そんな理想と現実のズレに、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。ここからは、悩みを言語化し、転職するにしても今の会社で踏ん張るにしても、納得感のある選択をするための整理の仕方をお伝えします。

◆20代の仕事に関する悩みとは?

20代若手社会人の転職を支援する私たちマイナビジョブ20’sは、数えきれないほど20代のリアルな声を伺ってきました。

その中で一つ言えるのは、20代は「悩みが出やすい時期」だということです。悩んで当たり前、将来を不安に感じて当たり前。まずはそう受け止めたうえで、、自己分析(転職の軸づくり)につなげると、必要以上に自分を追い込まずに済みます。

特に仕事は、人生の時間を大きく使う領域です。社会人経験が浅い段階で「天職」を最初から見つけるのは簡単ではありません。だからこそ、悩みの正体を分解し、転職準備として何を整えるべきかを明確にしていきましょう。


では、働く20代の悩みは具体的にどのようなものなのでしょうか。私たちが現場でよく耳にする代表例をまとめました。

20代の仕事に関する悩み

  • 単純に仕事がつらい/おもしろくない
  • 就職前のイメージと、仕事(会社)の実態が違いすぎた
  • 休みがとれず、プライベートの時間が確保できない
  • このままだと将来像が描けない(キャリアの方向性が不安)
  • 自分にスキル(専門性)がついていない気がする
  • 会社に将来性を感じなくなってきた
  • 人間関係がうまくいかない
  • 同年代と比べて年収が低い(転職で年収が下がる不安もある)

皆さまはいかがでしょうか?

上記の中で「自分も感じたことがある」と思う悩みが、いくつかあるかもしれません。20代の若手社会人には、同じような悩みを抱える方が少なくありません。

ただ、ここで注目したい点があります。多くの人が悩みを抱える一方で、同じ環境でも仕事に充実感を見いだし、着実にスキルを磨いている人もいます。採用担当者の視点でも、悩みの有無より「悩みをどう整理し、どう行動に落とし込めているか」が評価ポイントになりやすいです。

同じ悩みを持っていても差がつくのは、自己分析(転職の軸・強み)と、次の一手の選び方です。転職する場合も、在職中に転職活動を進める場合も、まずは整理して見つめ直すことで、少しずつ進むべき方向が見えてくるでしょう。

第二新卒の転職は「立ち位置」理解がカギ|在職中の転職活動で差がつく

自分の進むべき方向性が定まり、転職を選ぶことになったら、第二新卒の皆さんが転職市場でどのように見られているかを押さえておきましょう。第二新卒の転職は、実績だけでなく「伸びしろ」「学ぶ姿勢」「基本のビジネスマナー」が評価されやすい一方で、準備の浅さは見抜かれやすいのも特徴です。

また、採用現場では「退職してから動く」よりも、生活基盤を保ちながら計画的に進めやすい転職活動(在職中)が推奨されるケースもあります。ここでは、転職ビギナーである20代がどう考え、何を準備すれば転職に成功しやすいかを、企業側の見方も交えて整理します。


◆20代のなかでも転職活動は3つの戦略にわかれる

同じ20代でも、前半・半ば・後半では企業に捉えられる印象が変わる傾向があります。年代に合わない転職活動をしてしまうと、本来は評価されるはずの強みが伝わらず、選考が進みにくくなることがあるため注意が必要です。

まずは、自分の年齢に合った戦略と、その戦略に見合うスキルが身についているかを確認しましょう。自己分析(転職の軸・強み)を先に固め、次に/howto/industry_research業界研究・/howto/corporate_research企業研究(やり方)を押さえると、志望動機やアピールが一貫しやすくなります。


下記に目安となるスキルと戦略をまとめました。もちろん仕事内容や企業規模、育成環境によって求められるレベルは変わりますが、「一般的にどの程度を見られやすいか」を知っておくだけでも、転職準備の質が上がります。



20代前半の場合 [ レベル ]
社会人経験の浅い層として見られることが多いため、社会人マナーが身についており、基本的な仕事の流れを理解していることが一つの目安になります。

[ 戦略 ]
企業や職種によって差はありますが、この年代では業務スキルそのものを強く求められるというより、「素直さ」「学ぶ姿勢」「継続力」などが重視されやすい傾向があります。アピールするポイントとしては、意欲や仕事に対する姿勢、現職で心がけていることの中から、転職先でも再現できる行動を選ぶのがおすすめです。未経験の職種に挑戦する場合も、「なぜ今なのか」「何を準備しているか」を具体的に語れると評価されやすくなります。
20代半ばの場合 [ レベル ]
この時期になると、基本的な仕事の流れを理解し、一通り自分で仕事を進められるかどうかが見られやすくなります。

[ 戦略 ]
企業や職種によって違いはありますが、20代半ばでは「転職先にどんな価値を出せるか」が問われる場面が増えてきます。これまでの仕事で評価されたポイント、工夫した点、数字以外でも改善や仕組み化に取り組んだ経験を言語化しておきましょう。

ポテンシャルも引き続きアピール材料になるため、業界研究・企業研究(やり方)を踏まえたうえで「なぜその会社なのか」を語り、意欲と熱意を一貫して伝えることが効果的です。
20代後半の場合 [ レベル ]
20代後半では、自分で仕事を調整できることに加え、新人を指導したり、個人の仕事にひと工夫加えて完成度を高めたりできるかどうかが、一つの判断材料になりやすいです。

[ 戦略 ]
入社5年以上が一つの目安となることもあり、この年代では「再現性のある成果」や「周囲を巻き込む力」が見られやすくなります。どのような工夫をしたのか、育成・引き継ぎで意識したこと、チームの成果にどう貢献したかを具体的に整理しましょう。

同業種への転職の場合はスキルを活かしやすく、その企業のルールや流れを理解すれば即戦力として見なされることもあります。一方、未経験の業種・職種に挑戦する場合は、「現職で身につけた能力をどのように活かすか」に加え、異業種転職の事前調査で何を調べるか(仕事内容・忙しさ・顧客対応・評価制度など)まで押さえておくと説得力が増します。

ここでは一般的な目安をご紹介しましたが、もし「このレベルより自分がかなり低い」「同期と比べて明らかに経験が足りない」と感じる場合、転職の仕方によっては転職で年収が下がる可能性もあります。焦って決めてしまうほど、条件のすり合わせ不足やミスマッチが起きやすくなるため注意が必要です。

だからこそ、転職活動は在職中に行い、生活の土台を保ちながら情報収集と転職準備を進めるのがおすすめです。自己分析→業界研究→企業研究→応募書類・面接準備という順番で整えると、判断の質が上がり、納得感のある選択につながります。

第二新卒の定義・年齢目安についてはこちら

20代で転職する3つのメリット|第二新卒転職の強み

20代で転職するメリットには、若手ならではの評価軸があります。ここでは、第二新卒の転職でも活かしやすい代表的なメリットを整理します。メリットを理解しておくと、志望動機や自己PRに「企業が納得する理由」を組み込みやすくなります。

  • 第二新卒の転職は「実績よりポテンシャル」を見てもらいやすい
    20代前半~半ば~後半と30代に近づくにつれて割合は減っていきますが、20代の場合は実績だけでなくポテンシャルを重視してくれる傾向があります。

    若さ=柔軟性と捉える企業も多く、「吸収力があり、成長してくれるだろう」という期待が持たれやすいのです。採用担当者は、過去の成果そのものよりも、学び方や行動の再現性、伸びしろを見ています。

    一方で、柔軟性や意欲を言葉だけで終わらせると評価につながりません。ポテンシャル採用を前提とする求人ほど、準備の中身が見られます。企業研究(やり方)を踏まえて「なぜその会社で成長したいのか」「何を準備しているのか」を具体化するだけでも、選考の印象は変わります。
  • 未経験の業種・職種への転職も、20代なら挑戦しやすい
    ポテンシャル採用と重なる部分もありますが、未経験の業種・職種への転職も20代であれば可能性があります。特に20代半ばまでであればチャンスが広がりやすく、後半になるにつれて準備の質がより重要になります。

    未経験転職(20代)で大切なのは、「興味があります」だけで終わらせないことです。異業種転職の事前調査で何を調べるか(仕事内容、働き方、必要スキル、評価される行動など)を押さえ、現職の経験をどう活かすかまでつなげましょう。
  • キャリアの選び方次第で、年収アップを狙える余地がある
    中小企業などで働いていた方が大企業に転職する、働く業界を変えるなどで年収アップを実現できる可能性もあります。

    ただし、条件だけで判断するとミスマッチになりやすく、結果として転職で年収が下がるケースもあります。年収だけでなく、役割や評価制度、成長機会を含めて比較し、在職中の転職活動で情報を十分に集めたうえで判断することが重要です。

20代の転職注意点|在職中の転職活動で失敗しない

ここまでのように20代での転職にはメリットがありますが、メリットだけで動くと失敗しやすいのも事実です。特に第二新卒の転職では、「準備の質」と「判断の軸」が結果を左右しやすいので、注意点もセットで理解しておきましょう。

  • ポテンシャル採用でも、転職準備を省かない
    「ポテンシャル採用」という言葉を鵜呑みにして、対策が不十分なまま転職活動を行わないように注意してください。

    ポテンシャルを評価する企業でも、前提として「年齢相応の基礎力」と「事前準備ができている人材」であることが求められます。採用担当者は、自己分析(転職の軸・強み)が整理されているか、志望動機に一貫性があるか、入社後に伸びるイメージが持てるかを見ています。

    楽観的に考えすぎず、これまでの経験が転職先の仕事にどう活かせるのか、自分の強みは何かを、具体的な行動に落として説明できるように準備してください。
  • 異業種・異職種への転職は、事前調査を入念に(企業研究のやり方が重要)
    異業種や職種への転職では、どのような働き方をしているのか、忙しさ、顧客とのコミュニケーション、必要スキル、評価される行動、業界内での位置づけなど、複数の観点で調べておくことをおすすめします。

    転職してから「やっぱり前職に戻りたい」となった場合、採用現場では「転職に対する考え方が浅い」「転職準備が不足している」と受け取られることもあります。だからこそ、業界研究→企業研究(やり方)→志望理由の言語化までを丁寧に行い、よく考えて転職先を決めましょう。

    20代は企業側が「若手を採用したい」と思っているため、熱心に入社をすすめるケースもあります。しかし、10年後も納得して働けるかはあなたにしか判断できません。重要な決断のタイミングだからこそ、在職中に転職活動を進めるメリット(冷静に比較できる)と注意点(情報不足で焦って決めない)を意識して、決断を下してください。

30代以降も見据える|転職で年収が下がる前に考えること

ここまでのポイントを踏まえると、「20代のうちに転職を検討しよう」と感じた方もいるかもしれません。20代の転職にはメリットがある一方で、30代以降の仕事人生にも影響する大きな意思決定です。

採用担当者の視点でも、短期的な条件より「中長期で成長し、活躍できるか」が重視される場面は少なくありません。だからこそ、目先のメリットだけに飛びつかず、将来設計を踏まえて転職すべきかを判断しましょう。


転職はゴールではなく、キャリアの通過点です。自己分析で「何を大事にしたいか」を定め、業界研究・企業研究を通じて「どこで実現できるか」を確かめる。そうした転職準備の積み重ねが、転職で年収が下がるリスクを減らし、納得感のある選択につながります。

転職の時期の考え方についてはこちら

転職は選択肢の一つ|自己分析から始める転職準備

私たちマイナビジョブ20’sは、これからの社会を担う20代の若手社会人の転職をサポートしています。

転職という方法だけにとらわれず、自分自身の人生や将来を真剣に考え、納得して選べるように、自己分析や企業研究の進め方など、転職準備の段階から伴走しています。


誰にでも悩みはあり、経験の少ない20代ならなおさらです。転職をせず今の職場で価値を高めていくのも、もちろん重要な選択肢です。転職すればすべてが解決するわけではないからこそ、「転職活動(在職中)を始める前に」一度立ち止まって整理しましょう。

「今の自分の課題は何か?」「力を注ぐポイントはどこか?」「社会での自分の市場価値はどれくらいか?」こうした問いに向き合うことで、行動が具体化し、転職成功の鍵が見えてきます。焦らず、準備を整えながら、あなたにとって最適な選択を探していきましょう。

20代の転職活動スケジュールについてはこちら

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申し込みについてのよくある質問

Q. マイナビジョブ20’sの登録に費用はかかりますか?A. いいえ、マイナビジョブ20’sの登録はすべて無料でご利用いただけます。
Q. 在職中でも登録できますか?A. はい、在職中の方もご利用いただけます。転職活動の進め方もアドバイザーがサポートします。
Q. 登録後にすぐ転職しなければいけませんか?A. いいえ。情報収集や相談だけでもご利用いただけます。

記事についてのFAQ

Q. 転職活動は在職中と退職後、どちらが良いですか?A. 在職中の転職活動は、生活基盤を保ちながら比較検討できる点がメリットです。一方で、時間が限られるため準備不足になりやすいのが注意点です。退職後は集中しやすい反面、焦りが判断を急がせることがあります。どちらが良いかは、現状の体調・時間確保・貯蓄・転職の目的(方向転換か条件改善か)を踏まえて判断しましょう。転職活動は在職中・退職後、どちらが良いか?
Q. 20代前半・半ば・後半で転職の戦略はどう変わりますか?A. 20代前半は「学ぶ姿勢・素直さ・基礎力」が見られやすく、20代半ばは「再現性のある成果や工夫」、20代後半は「周囲を巻き込む力・成果の再現性」など、企業が期待する役割が徐々に変わります。年齢に合う強みを整理し、自己PRや志望動機を一貫させることが成功の近道です。第二新卒の年齢と転職に大切なポイントについてはこちら
Q. 転職で年収が下がるのはどんなケースですか?A. 「条件だけ」で判断してミスマッチが起きた場合や、経験・スキルに対して希望条件が高すぎる場合などに、結果として年収が下がることがあります。年収だけでなく、役割・評価制度・成長機会も含めて比較し、条件の根拠を言語化してから応募先を絞ることが大切です。年収の考え方(手取りとの違い含む)
Q. 企業研究は何をどこまでやればいいですか?A. 企業研究は「仕事内容の解像度」と「入社後に活躍できる根拠」を固めるために行います。事業内容・求める人物像・評価される行動(成果の出し方)を押さえたうえで、自分の経験がどう活きるかまでつなげると、志望動機や自己PRに一貫性が出ます。企業研究のやり方
Q. ポテンシャル採用でも、転職準備はどこまで必要ですか?A. ポテンシャル採用は「実績が少なくても伸びしろを評価する」採用ですが、準備が不要という意味ではありません。採用担当者は、自己分析が整理できているか、志望動機に一貫性があるか、入社後に伸びるイメージが持てるかを見ています。短い準備でも、軸・強み・企業理解をセットで整えることが重要です。ポテンシャル採用とは?

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