大卒無職者が就職するためのポイントとは

作成日:2023.03.31 更新日:2024.02.14

新卒時に何らかの事情があって就職できなかったケースもあります。いわゆる大卒無職者になってしまうと、就職するのが困難になるのではと不安を感じている人は少なくないようです。 確かに新卒で就職するときより難易度が上がるのは事実ですが、無職期間がどの程度だったのかによって無事に就職できる可能性が変わります。 本記事では、大卒無職者が就職するためのポイントについて解説します。

就職の難易度は大卒無職期間によって変わる

新卒で就職できなかった場合、その後に就活をはじめたときに不利になるのではと不安な気持ちになるかもしれません。しかし、現状としてさまざまな企業において人材不足となっています。 つまり、新卒者ほどではないとしても、大卒無職の場合も十分採用される可能性はあるといえるでしょう。実際のところ、就活で困難になるか比較的スムーズに進むかの分かれ道は「大卒後の無職期間がどの程度だったのか」が大きくかかわっています。 無職期間が短期間であれば問題なしと判断されやすい 大卒無職者といってもその期間が1年以内であれば、企業側から問題ないと判断されるケースが多いようです。1年以上無職だった場合、無職期間に何をしていたのかを質問される傾向があります。 実際にアルバイトなどをしていたのであればそちらを正直に答えましょう。もし、アルバイトもできない状況だったのであれば、資格取得を目指していたなどネガティブな印象になりにくい回答を考えておくのが無難です。 実際、働きたい職業に役立つ資格を無職期間に取得しておくのも有効といえます。

大卒無職になる3つの原因

大卒無職になる原因はさまざまですが、主なものとして次の3つが挙げられます。
  • 大卒後に働きだしてすぐ退職した
    大卒後に一度働き出したものの、短期間で退職したケースも少なくありません。 厚生労働省が発表した「新規学卒者の事業所規模別・産業別離職状況」によると、令和4年6月時点での大卒者(令和3年3月卒業)の1年以内の離職率は12.2%(就職者43万6719人、離職者5万3326人)でした。 企業規模別で見ると、離職率が最も多いのは5人未満の企業で29.9%、つづいて5~29人の企業で23.6%、30~99人の企業で16.5%です。小規模企業であるほど離職率が大きいことがわかります。
  • 在学中に就職先が決まらなかった
    就活していたものの、内定を得られなかったケースです。大卒無職になったさまざまな原因のなかでも、特に多いのが働き先が見つからなかったことといえます。 努力した結果、採用されなかったことから働く意欲が薄くなってしまいます。また、就活中に何度も採用を断られたのが原因で就活がトラウマになり、諦めてしまっている場合もあるようです。 就活で心が疲れたときに少し休んで心身ともに元気を取り戻すのもひとつの方法でしょう。ただ、それでもうまく気持ちの切り替えができなかったり、モチベーションが維持できなかったりして無職になってしまうことがあります。
  • 内定辞退をした
    なかには、内定を得ていたにもかかわらず断ってしまった結果、新たな働き先が決まらずに無職になっている場合もあります。 内定辞退をする理由は、面接を受けたものの相性が悪かった、まだ結果が出ていないほかの企業で働きたいなどが挙げられるでしょう。内定を早い段階で得ていると、次もすぐに決まるだろうと考えてしまいがちです。 しかし、人材不足の企業が多いとはいえ、企業側も自社の将来を担う人材選びは重要なので、慎重になっています。そのため、すぐに次の内定が得られず、無職になるケースも珍しくありません。 内定辞退をする人に多いのが、強いこだわりゆえに無職になってしまったケースです。憧れの企業や職業があり、その職業に就きたい気持ちが強く、ほかの仕事に目が向かないケースもあります。

この特徴を持つ人は大学無職になりやすい

大卒後に無職になりやすい人の特徴は次のとおりです。
    • コミュニケーション能力が低め
コミュニケーションが苦手な人は面接時に過度に緊張してしまい、本来の実力を発揮できない人が多いです。 また、緊張してしまい、相手の目をまっすぐに見ない(視線を合わせない)、相手の話を途中でさえぎる、上の空になるといった行動に出てしまう場合も少なくありません。これらはわざとではなかったとしても、相手にネガティブな印象を与えます。
    • 挫折や失敗経験がほとんどない
それまでの人生で何らかの失敗、挫折をした経験がある人はなかなか採用されなかったときも前向きに取り組む方法を知っています。 しかし、挫折や失敗の経験がほとんどなく、何事も器用にこなしてきた人は1度の断りの返事でも挫折を感じ、次の企業に応募する気持ちになることができません。その結果、無職になってしまいます。
    • 無職でも生活に余裕がある
実家が裕福だったり、自身に何らかの理由で多くの貯蓄があったりすると、働かなくても当分生活費に困りません。生活に余裕があるため、わざわざ苦労することはない、辛い思いをすることはないといった気持ちから積極的に就活しないケースが多いようです。 実家にいる場合は親が就活を急かすことがなければ、さらに自分から就活をはじめる可能性は低くなります。
    • 他人に興味がない
友だちが少ない、承認欲求が低いといった人は他人に対する関心も低く、就活しようという気持ちも芽生えにくいです。他人に興味がない=自分に対する評価も気にしないという傾向があります。 通常、他人に興味がある人は恋人や友だちがいるため、無職であることで「嫌われるかも」「恥ずかしい」という気持ちを感じて積極的に就活をはじめることが多いです。 しかし、他人に興味がない人は誰かに対してそういった気持ちを感じることがほとんどありません。
    • 性格が真面目
性格が非常に真面目な人は幼少期から常に努力をしており、人一倍恐れているのが失敗することです。そのような性格が就活に影響し、自分で精神的に縛ってしまうことで何もできなくなってしまいます。 本来、仕事において真面目な性格はメリットに入りますが、それが逆効果になっているのがこのケースです。失敗を恐れるあまりに緊張し、面接時にうまく受け答えできなくなる場合もあります。

大卒無職期間が長い人でも内定を得るには

大卒無職の期間が長期間であったとしても、内定を得られないわけではありません。ポイントを押さえた行動をすれば、働き先を見つけることにつながります。
  • 就きたい職業の企業や業界の情報を収集・研究する
    新卒時の就活で行っていた企業・業界の情報収集・研究をあらためてすることが重要です。どのような人材が求められているのかを探ることは特に重要ポイントといえます。 企業が求めている人材に近いほど採用される可能性が高まるからです。大学卒業後は情報収集や研究に費やせる時間が学生時代より多いので、不足していた情報を見つけましょう。
  • 即戦力になるために資格を取得する
    希望する職種がある場合は、特に資格取得が有効になる可能性があります。未経験者でも積極的に採用している企業も多いですが、資格があり、即戦力になる人材であればさらに良いです。 もし、就きたい職業があり、専門資格がある場合は無職期間にまず資格の取得を目指すのもひとつの方法といえるでしょう。資格取得によって自分に自信をつけることにつながります。
  • 興味がある企業のインターンシップに参加する
    企業のなかには、収入を得ながら職業体験ができるインターンシップ制度を取り入れているところがあります。 興味があっても自分に合っているかわからない場合は、まずインターンシップに参加してみるのもおすすめです。働きながらどのような企業なのかを知るチャンスであり、経験・実績を積むことができます。
  • ボランティア活動をする
    コミュニケーションが苦手な人でいきなり就活をする自信がない場合は、ボランティア活動に参加してみるのもおすすめです。ボランティア活動はさまざまな年齢・性別の人が参加しています。 そのため、コミュニケーションが苦手な人にとっての練習になるからです。ボランティア活動も幅広いので、活動するなかで自分がやりたいことに出会う可能性があります。

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