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協調性とは? 企業が求める理由と協調性がある人の特徴などを解説

新卒や第二新卒をはじめとする若手人材の採用活動では、協調性の高さが重要な評価項目になります。この能力を備えている人材は、組織に貢献してくれるケースが多いからです。したがって、自己PRや面接でアピールしたいポイントといえます。

この記事では、企業が協調性を重視する理由、企業が求める協調性のあり方、協調性がある人の特徴などを紹介しています。就活でアピールしたい人は、参考にしてください。

協調性は他人と調和をはかる性質

協調性は、性格や意見などが異なる周囲の人たちと譲り合いながら調和できる性質や、利害関係が対立する相手と調整しつつ問題を解決しようとする性質を表す言葉です。仕事においては、意見や立場が異なる利害関係者と適切な関係を構築して協力しながら目的などを達成する能力といえるでしょう。

協調性は企業が重視する能力

採用活動を行う企業の多くは、選考で求職者の協調性を厳しくチェックしています。一般社団法人日本経済団体連合会が発表している 「新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、選考時に重視する要素として協調性をあげている企業の割合は47.0%(2019年入社対象)です。

新卒採用に関するアンケートですが、第二新卒などを採用する場合も重視する要素は大きく変わらないと考えられます。第二新卒は新卒に準じた基準で評価される傾向があるからです。若手社会人にとって、協調性は重要な要素といえるでしょう。

企業は、どのような協調性を重視しているのでしょうか。また、なぜ協調性を重視しているのでしょうか。これらについて、さらに詳しく見ていきましょう。

企業が考える協調性はさまざま

求職者が求められる協調性のあり方は、企業により異なります。求職票に「協調性が高い人物を求める」と記載されていても、求められている性質や能力は異なることがあるのです。

ケース別に、求められやすい協調性のあり方を紹介します。

昔ながらの日本的な会社

伝統を重視する日本的な会社では、与えられた立場を守りつつ組織に貢献するような協調性、個人の利益よりも組織の利益を優先させるような協調性が求められます。

反対に、自身の立場を超えて行動することや自身の立場だけを守ることは歓迎されない傾向があります。与えられた立場で組織に貢献しつつ、実績を積み重ねて影響を与えられる範囲を大きくしていくことが重要といえるでしょう。

日本的な会社の例として、独自の文化や慣習が根付いている歴史のある企業、キャリアアップの道筋が決まっている企業などがあげられます。

従業員がフラットな関係を構築している会社

縦の関係よりも横の関係を重視する会社では、自主的に行動することで組織の生産性を高めるような協調性、一緒に働く仲間をフォローすることで組織の生産性を高めるような協調性が求められる傾向があります。

与えられた立場を守ることよりも、協調性を発揮して組織の生産性を高めることが重視されるといえるでしょう。日本的な会社や次に紹介する従業員が独立している会社よりも、企業が求める協調性の意味はわかりやすいと評価できます。

フラットな関係を構築している会社の例として、社歴の浅い会社や部署横断的な業務の多い会社などがあげられます。

各従業員が独立している会社

各従業員が一人のプロとして働いている会社では、自身の能力を発揮したうえで組織の目標を達成するため利害関係者と調和するような協調性を求められる傾向があります。

第一に自身の能力を発揮することを求められる理由は、各従業員が結果を出すことで組織の目標を達成できると考えているからです。日本的な会社、フラットな関係を構築している会社に比べると企業が求職者に求める協調性の重要性は低くなりますが、それでも必要ないと考えている企業は多くありません。

各従業員が独立している会社の例として、専門家で構成される会社や成果主義を導入している会社などがあげられます。

企業が協調性を重視する理由

前述の通り、約2社に1社は選考時に求職者の協調性を重視しています。なぜ協調性を重視するのでしょうか。
以下の4つのような理由で、多くの企業は採用活動で求職者の協調性を重要視しているのです。

  • 1人でできる仕事はほとんどないから
    業種・業界・職種を問わず、1人で完結する仕事はほとんどありません。ほぼすべての仕事で、立場や意見が異なる人たちと接することになります。

    例えば、営業職は、部署内のスタッフのほか、経理部のスタッフ、総務部のスタッフ、取引先企業のスタッフ、顧客などと接しながら仕事を進めなければなりません。

    したがって、周囲の人たちと譲り合いながら調和できる性質を備えている人材のほうが、仕事をスムーズに進められます。これらを経験的に理解しているため、多くの企業は選考過程で求職者の協調性を重視するのです。
  • 意見交換が活発になるから
    協調性の高い人材が組織に加わると、組織内で意見交換が活発になる傾向があります。利害関係が対立する相手とも積極的に意見を交わし、目標達成や課題解決を実現しようとするからです。

    ここでいう協調性は、意味もなく周囲に同調する性質ではありません。無駄な波風を立てずに目標達成や課題解決に向けて主体的に動く性質を指しています。協調性がある人材が加わると、意見交換が活発になり生産性が高まる可能性があるため、選考過程で重視されているのです。
  • 働きやすい環境を作れるから
    協調性の高い人材は、組織の人間関係を改善する可能性があります。周囲の人たちと譲り合いながら目標達成に向けて行動できるからです。人間関係が改善すると、目標達成に必要なコミュニケーションをとりやすくなるため生産性は向上します。

    また、従業員のモチベーションも向上する傾向があります。組織の人間関係に良い影響を与えるため、多くの企業は求職者の協調性に注目しているのです。
  • 経営理念や企業文化を受け入れてくれるから
    協調性の高い人材は、企業理念や企業文化を抵抗なく受け入れる傾向があります。そのため、多くの企業が採用したいと考えるのです。企業理念は、企業が掲げる目標と言い換えられます。

    具体的には、企業が社会に提供する価値などを言語化したものです。企業理念を受け入れられない従業員は、組織の和を乱すだけでなく、企業にとって理想的な行動ができない恐れがあります。

    企業文化は、企業の中で受け継がれてきた独自の文化です。仕事の進め方や社内コミュニケーションの取り方など、幅広い分野で文化があります。企業文化に馴染めない従業員は、組織から孤立しやすくなります。したがって、定着率も低くなる傾向があります。

こんな人は協調性があるかも

協調性は、就職活動で非常に重要な資質になります。どのような特徴を備えていれば、協調性があるといえるのでしょうか。協調性がある人の特徴を紹介します。

観察力・理解力が高い

協調性が高い人は、周囲をよく観察して現在の状況を適切に理解している傾向があるため、立場や意見が異なる人たちと妥協点を見いだし調和できるのです。この特徴を発揮すれば、異なる環境にもすぐ馴染めます。仕事においては、要領が良いと評価されることが多いでしょう。

気遣いができる

細やかな気遣いができる点も、協調性が高い人の特徴です。周囲をよく観察しているため、さまざまな事柄に気が付きます。例えば、同僚が手一杯で困っていたり、業務にちょっとした抜けがあったりする場合があげられます。協調性がある人は、このようなときにさりげなくサポートできます。

他人の話をよく聞く

協調性が高い人は、人の話を途中で遮らずよく聞く傾向があります。意見が異なったとしても頭ごなしに相手を否定しないため、意見が異なる人とも協力関係を築けるのです。協調性の高い人は、相手に良い印象を与えやすいといえるでしょう。

バランス感覚に優れる

バランス感覚に優れている点も見逃せません。協調性のある人は、自分の意見だけを一方的に主張し続けることは少ないといえます。相手の意見も聞きつつ、双方が納得できる内容を模索する傾向があり、相手を嫌な気持ちにさせません。コミュニケーションや駆け引きが上手と言い換えることもできるでしょう。

組織をまとめるのが得意

協調性が高い人は、組織をうまくまとめる傾向もあります。観察力と理解力の高さを生かして、現在の状況を適切に把握したうえで指示を出せるからです。

敵を作りにくいため、周囲から協力を得やすい点も理由として挙げられます。リーダーシップを発揮して組織を引っ張っていくタイプではありませんが、組織をうまくまとめられる人材が多いでしょう。

受け身にみられることが多い

ここからは協調性が高い人が、就活で注意したい特徴を紹介します。協調性が高い人は、周りから受け身と思われる傾向があります。自分の意見を通すよりも、周囲の意見を聞いて調整することが多いからです。

素晴らしい性質ですが、捉え方によっては主体性がないと評価されます。したがって、就職活動では相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を伝えられることをアピールする必要があります。

本音をみせない

バランス感覚に優れるため、本音がわからないと評価されることもあります。相手の意見や立場などに配慮して、自分の意見を抑えてしまう傾向があるからです。本音がわからないと評価されると、信頼関係は築きにくくなります。伝え方に気を付けつつ、自分の意見をしっかりと主張することも重要です。

事なかれ主義と思われる

協調性の高い人は、意見や立場が異なる人とも無駄な争いをしません。譲れるところを譲りながら、意見や立場が異なる人とも調和できるからです。このような性質は、事なかれ主義と評価されることもあります。

事なかれ主義は、争いごとをできるだけ避けて平穏無事に済まそうとする消極的な考え方です。目標達成や課題解決よりも、平穏無事を重視するため企業からは評価されません。したがって、協調性の高い人は、調和するだけではなく目標達成や課題解決に向けて行動できることをアピールする必要があります。

就職活動で協調性をアピールする方法

協調性の高さは、転職活動などでアピールできる長所です。とはいえ、闇雲にアピールしても効果的ではありません。まずは、企業理念や業務内容などから、企業が求める協調性のあり方をリサーチしましょう。

この点がわかったら、自己PR文や面接で具体的なエピソードを交えながら自身の特徴をアピールします。仕事に生かせる長所であることをわかりやすく説明することが重要です。

以上を参考に、就職活動を進めてみてください。

では

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