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内定辞退はメールでも構わない?正しいマナーと例文を紹介

内定通知を受け取ったものの、何かしらの理由で辞退したいと考えていませんか。後ろめたい気持ちを抱いているため、内定辞退の連絡をメールで済ませたいと考えている方もいるでしょう。

内定辞退の連絡は、メールでも構わないのでしょうか。正しいマナーとメールの例文を紹介します。内定を出してくれた企業と良好な関係を維持するため確認しておきましょう。

内定辞退の連絡はメールでも構わない?正しいマナーと注意点

内定辞退の連絡は、メールでも構わないのでしょうか。正しいマナーとメールで連絡するときの注意点を紹介します。

対面または電話での報告が基本

内定辞退の報告は、基本的に対面または電話で行います。メールだと失礼と感じる企業や担当者がいるからです。企業は大きなコストと労力をかけて採用活動を行っています。

厚生労働省が発表している 「職業紹介事業に関するアンケート調査結果の概要」によると、民間職業紹介事業者を使った場合の平均採用コストは1人あたり51万8000円、インターネットの求人情報サイトを利用した場合の平均採用コストは1人あたり29万6000円です。

実際の採用活動には、これらのコストのほか人件費などがかかります。大きなコストと労力をかけているため、軽々に内定辞退を選んでほしくないと考える企業や担当者が少なくありません。

このような思いに誠実に対応するため、気持ちが伝わりやすい対面または電話での連絡が正式なマナーと考えられているのです。

また、対面や電話での報告には、内定辞退を確実に伝えられるメリットもあります。メールで連絡すると、見逃されることや迷惑メールに振りわけられて担当者に届かないことなどが考えられます。

特別な事情がない場合、まずは電話で連絡するとよいでしょう。電話で連絡するときは、時間帯に注意が必要です。始業直後や終業直前は、担当者が慌ただしく働いているケースが少なくありません。落ち着いて話せる時間帯を狙って、連絡しましょう。

担当者に連絡がつかないときはメールでも構わない

ただし、絶対に対面または電話で報告しなければならないわけではありません。担当者が不在などで連絡がつかないときは、メールで連絡しても構わないと考えられています。

電話で連絡した後にメールで内定辞退を伝えるときは、事前に電話したこととそのときに担当者が不在であったことを記載しておくとよいでしょう。この一文を添えるだけで、印象が良くなります。また、メールで内定辞退を伝える方が増えているため、メールでの連絡を失礼と考えない企業も増えています。

電話で連絡するほうが失礼な印象を与えないことは確かですが、どうしても難しい場合は最初からメールで連絡することを考えてもよいでしょう。

内定辞退の連絡はできるだけ早く

内定辞退の連絡は、電話またはメールで行えます。いずれにせよ、気持ちが固まった段階でできるだけ早く行うことが重要です。内定を辞退された企業は、代わりの人材を確保しなければなりません。

ケースによっては、採用活動をやり直さなければならないこともあります。連絡が遅くなると、企業が定めた条件に合致する人材を確保しにくくなるかもしれません。

内定を出してくれた企業に迷惑をかけないため、できるだけ早く内定辞退の連絡を行わなければならないのです。内定辞退を伝えるタイミングは、内定通知を受け取ってから1週間以内が目安といわれています。

内定辞退のメールで意識したい件名の付け方と文章の構成

内定辞退のメールは、どのように作成すればよいのでしょうか。件名の付け方と文章構成の基本を紹介します。

一目で内定辞退とわかる件名をつける

メールの件名は、担当者が一目で中身を理解できるように付けます。
内容を理解しにくい件名だと、その他のメールに埋もれて見逃されてしまう恐れがあるからです。メールが見逃されると、大きなトラブルに発展する恐れがあります。

誰が見ても一目で内定辞退と理解できる件名にしましょう。
例えば「内定辞退のご報告|氏名」などであれば見逃される可能性は低いといえます。件名が長くなると要点がぼやけてしまうため、簡潔な件名を心がけることも重要です。

基本の文章構成


  • 最初に内定のお礼を伝える
    続いて、文章構成について説明します。内定辞退のメールでは、最初に内定へのお礼を伝えます。企業は内定を出すにあたり、大きなコストと労力を費やしているからです。

    それだけに、内定者に対して大きな期待を抱いています。冒頭で、大きなコストと労力を費やしてくれたこと、そして大きな期待を抱いてくれたことにお礼を述べます。
  • 内定辞退を伝える
    次に、内定を辞退することを伝えます。結論から伝える理由は、相手の理解を得やすくなるからです。結論がわかると、相手はその理由を考えながら読み進められます。

    もちろん、理由から述べて最後に結論を示すこともできますが、言いたいことがわからなくなるケースが多いためおすすめできません。
  • 内定辞退の理由を伝える
    内定辞退を示してから、その理由を伝えます。理由の伝え方を悩むかもしれませんが、基本的には簡単に伝えるだけで構わないと考えられています。例えば、「キャリアについて検討した結果、他社への入社を決意した」などで構いません。

    他社へ入社する場合、社名まで伝える必要はないでしょう。いずれにせよ、嘘をつくことはおすすめできません。他社へ入社してから、取引先としてお世話になることなどが考えられるからです。

    企業側も、一定の割合で内定辞退が発生することを理解しています。後ろめたいかもしれませんが、誠実に理由を伝えることが重要です。
  • 内定辞退に対するお詫び
    次に、内定辞退に対するお詫びを述べます。前述の通り、内定を出した企業は、採用活動に大きなコストと労力をかけているからです。内定辞退は仕方がないことですが、内定を出した企業に迷惑をかけてしまいます。

    したがって、内定辞退のメールでお詫びをします。具体的には、「貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません」などでよいでしょう。
  • メールでの連絡になったことに対するお詫び
    内定辞退の連絡がメールになったこともお詫びします。
    正式なマナーでは、対面または電話で伝えるべきと考えられているからです。メールで内定辞退を伝えるときは、イレギュラーな連絡方法になったことをお詫びします。
  • 内採用活動に対するお礼を述べる
    お詫びを述べてから、採用活動に対するお礼を述べます。採用活動には、想像以上に多くの方たちが関わっています。

    企業によっては、本来の業務と採用活動を兼務している従業員もいます。貴重な時間を採用活動に割いてくれたことに対してお礼を述べます。
  • 定型の挨拶で締める
    最後に、内定を出してくれた企業の発展をお祈りします。具体的には、「貴社のますますのご発展を祈念いたします」などのように述べて内定辞退のメールを締めます。

悩んだときに参考にしたい内定辞退メールの例文

文章構成がわかっても、内定辞退メールをどのように書けばよいかわからない方がいるのではないでしょうか。お困りの方のために、内定辞退メールの例文を紹介します。


内定辞退メールの例文

件名:内定辞退のご報告|○○ ○○(名前)

株式会社○○人事部
□□様

お世話になっております。
先日、内定通知をいただきました○○です。
先ほど電話でご連絡させていただきましたが、ご不在でしたのでメールにて失礼いたします。

この度は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。
光栄なご連絡をいただきながら誠に恐縮ですが、内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。
自身のキャリアを考えた結果、このような結論に至りました。

書類選考や面接などに貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、内定辞退のご連絡となり誠に申し訳ございません。

本来であれば貴社へお伺いしてお詫びするところではございますが、メールでのご連絡となりましたことをご容赦いただきたくお願い申し上げます。

面接をご担当いただいた□□様をはじめ、採用活動に関わってくださった皆様には心から感謝しております。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。

○○ ○○(名前)
住所
電話番号
メールアドレス

内定辞退メール後に企業から返信がきたときの対応

内定辞退のメールを送ると、企業から返信が届きます。返信には、どのように対応すればよいのでしょうか。返信が届かなかったときの対応とあわせて解説します。

  • 承諾の連絡は返信不要
    内定辞退を承諾するメールの場合は、基本的に返信不要です。もちろん、感謝を伝えるメールを返信してもよいですが、何度も連絡をすると担当者に負担をかけてしまう恐れがあります。基本的には返信しなくてよいでしょう。
  • 辞退理由の問い合わせは返信が必要
    企業から内定辞退の理由を確認する返信が届くこともあります。このようなメールには返信が必要です。企業が辞退理由を確認する主な理由として、再検討を促したい、今後の採用活動の参考にしたいなどが挙げられます。

    いずれにせよ、答えられる範囲で相手が納得できる理由を示す必要があります。面倒と感じるかもしれませんが、できるだけ誠実に対応しましょう。
  • 再検討のお願いも返信が必要
    企業から再検討を促す返信が届くこともあります。このようなメールにも返信が必要です。まずは、失礼のない範囲で、現在の正直な気持ちを伝えるとよいでしょう。

    その内容をもとに、新たな条件などを提示してくれることがあります。再検討が難しい場合は、その旨を伝えても構いません。
  • 企業から返信が届かないときは確認が必要
    内定辞退のメールを送ったにもかかわらず、企業から返信が届かないこともあります。このような場合は、メールまたは電話で確認が必要です。

    何かしらの理由で、担当者に内定辞退のメールが届いていない恐れがあります。内定辞退のメールを送信してから数日たっても返信のメールがない場合は、確認の連絡をしましょう。

転職エージェントを利用しているときはキャリアアドバイザーが対応

転職エージェントを利用している方は、内定辞退の方法が異なります。基本的には、転職エージェントのキャリアアドバイザーが内定辞退の連絡を行います。

したがって、自分で電話連絡やメール連絡をする必要はありません。内定辞退が心苦しいと感じる方は、転職エージェントを介して転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。

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