エンジニアを辞めたいと思ったら!ありがちな悩みや対処法、満足する転職のために知っておくべきこと

作成日:2024.11.06 更新日:2024.11.06

エンジニアは締切の厳守やクオリティの高い成果物の納品がもとめられるなど、ハードな一面があるため、ストレスのかかりやすい職業です。

しかし勢いで転職してしまうと、職場環境や不慣れな業務にストレスを感じ、失敗するケースも少なくありません。そこで重要なのが、自己分析です。

エンジニアからの転職には複数の選択肢があるため、しっかりと分析すればこれまでの経験を活かしつつ、新たなキャリアの構築が可能です。

この記事では、自己分析を通してエンジニアからの転職を成功させる方法や、未経験分野への転職のメリット・デメリットについて解説します。 エンジニアの種類と特徴についても解説するので、他のエンジニアへの転職も含めて検討してみてください。

エンジニアからの転職を成功させるためには

エンジニアからの転職を成功させるためには、自己分析が不可欠です。今の職場で感じている不満や課題を明確にし、自分が本当に求めているものを見極める必要があります。

また、自分のキャリアプランと照らし合わて、キャリアチェンジか経験を活かした転職のどちらが自分に適しているかを慎重に検討しましょう。それぞれ解説します。

なぜエンジニアがつらいのかを明確にする

エンジニアからの転職を成功させるためには、まず「なぜエンジニアを辞めたいのか」を明確にする必要があります。単に「仕事が向いてない」といった漠然とした理由ではなく、具体的な不満や問題点を洗い出してみましょう。

たとえば「長時間労働に耐えられない」「仕事のレベルが高すぎて難しい」など、辞めたい理由を全て書き出してみるのがおすすめです。

辞める理由を明確にすれば、苦手な分野や適さない環境がわかります。このように、つらいことを排除して、絞っていけば自分に合った仕事が見えてきます。

なにが満たされると満足できるのかを考える

エンジニアを辞めたいと思った際は、理由と一緒に「なにが満たされれば満足できるのか」も考えてみましょう。

たとえば「もっと創造的な仕事がしたい」「人との関わりを増やしたい」など、現状で満足できていない項目を書き出してみるのがおすすめです。

単に、仕事内容や給与条件がマッチしているといった理由だけで判断すると、また同じような不満を感じてしまう可能性があるでしょう。

さらに、満たされていないものがわかれば、会社と交渉して改善できる部分があるかもしれません。こうした改善の余地があるかも含めて考えてみてください。

未経験転職と経験転職のちがいを押さえる

エンジニアから転職する場合、未経験の分野へ転職するのか、経験のある職種へ転職するか悩む人も少なくありません。どちらもメリット・デメリットがあり、自分の価値観やキャリアプランによって選択肢は異なります。

どちらを選ぶかによって今後のキャリアが大きく異なるため、それぞれの違いを理解しておく必要があるでしょう。次の章で、それぞれのメリットについて詳しく解説するので、転職後に後悔しないよう、よく検討して決めてください。

経験転職のメリット・デメリット

経験転職では、これまでの実績やスキルを評価してもらえるため、現在の給与額を維持しやすく、場合によっては昇給もあり得るでしょう。

また、これまでの経験を活かして働けるため、環境が変わってもスムーズに適応できる可能性が高くなります。さらに、同じ業界内での転職であれば、専門知識や人脈を活用できる点もメリットです。

一方、デメリットとしては、業界が変わらないため、転職先でも仕事内容に関して、同じような不満や悩みが生じる可能性があります。また、同じような仕事内容のため、新しい刺激やスキルアップの機会が少ないかもしれません。

未経験転職のメリット・デメリット

未経験転職のメリットは、新しい分野にチャレンジできることです。新たな分野への挑戦は、キャリアの幅を広げる機会となります。また、これまでとは全く異なる環境で働くことで、仕事へのモチベーションが上がる可能性もあるでしょう。

しかし、未経験のため、給与が下がる可能性がある点はデメリットです。また、新しいスキルや技術も一から学び直さなければなりません。さらに、私生活を含め、新しい環境に慣れるまでに時間がかかる方もいます。

エンジニアを辞めたくなるよくある理由とは?

エンジニアの仕事は需要が高く、人気のある職種です。しかし、実際に働き始めると、さまざまな理由で辞めたいと感じる方も少なくありません。

次に、エンジニアが仕事を辞めたくなる代表的な理由をいくつか紹介します。

イメージしていた仕事内容と相違がある

エンジニアを辞める人に多い理由のひとつは「入社前にイメージしていた仕事内容と、実際の業務が異なっていた」というケースです。エンジニアと聞くと、プログラミングやシステム開発といった技術的な仕事を想像している方もいます。

しかし、エンジニアにもプログラマーやシステムエンジニア、WEBエンジニア、ITエンジニアなど多くの職種があります。 たとえば、システムエンジニアは設計やテストが多く、プログラマーはモジュールの作成が多い職種です。

さらに、実際には顧客との打ち合わせや仕様書の作成など、技術以外の業務に多くの時間を割く場合もあります。こうしたギャップに戸惑い、やりがいを感じられなくなる方も少なくありません。

顧客先常駐での勤務体系がストレス

エンジニアの中には、顧客先に常駐して業務を行うケースも多くあります。このような勤務形態は、さまざまな環境で経験を積めるメリットがあると感じる方もいるでしょう。

しかし、顧客先の社員ではないため、疎外感からストレスを感じる方もいます。 また、顧客先からの目線が気になり「常に緊張感を保たなければならない環境に耐えられない」といった方も少なくありません。

さらに、人によっては顧客先の職場環境や人間関係になじめず、精神的に大きな負担になるかもしれません。このように、顧客先に常駐しなければならない勤務体系がストレスになり、辞めたいと思う方もいます。

勉強が苦痛

IT業界は技術の進歩が非常に速く、常に新しい知識や技術を習得し続ける必要があります。しかし、この継続的な勉強が負担となり、辞めたいと感じる方も少なくありません。

とくに個人で勉強する必要があるため、プライベートの時間が削られ、ワークライフバランスが崩れやすい方もいます。 また、もともと勉強に苦手意識がある方は、勉強に追われる感覚になる可能性もあるでしょう。

さらに、業務に必要な技術と自身が学びたい技術にギャップがある場合、モチベーションの維持が難しくなることもあります。このような状況が続くと、勉強する意欲が失われ辞めたいと感じる方も多いです。

エンジニアの種類と特徴 苦手な分野を必要としないエンジニアも!

エンジニアにはいくつか種類があり、それぞれに特徴や必要なスキルが異なります。次に、代表的なエンジニアの種類と特徴を見ていきましょう。

苦手な分野を必要としないエンジニアもあるため、別のエンジニアに転職するのも選択肢のひとつとして考えてみてもよいかもしれません。エンジニアには、以下のような種類があります。

  • ◯システムエンジニア

    システムエンジニアは「SE」とも呼ばれ、情報システム全般で使われる名称です。主にシステム開発の上流工程を担当します。

    業務内容は、現状分析や要件定義、外部・内部設計などです。お客様のニーズと業務フローをもとにシステム全体の設計図を作成するのが主な役割となっています。

    必要なスキルとしては、コミュニケーション能力と分かりやすく明確なドキュメントを作成する能力が欠かせません。また、開発プロジェクト全体の流れを理解し、要件定義書や設計書を作成するための開発スキルも必要です。

    ◯プログラマー

    プログラマーは、アプリケーションやシステムを作るために、プログラミング言語を用いてコードを書くのがメインです。

    システムエンジニアから受け取った詳細設計書をもとに、実際のプログラムに置き換える作業を行います。また、システムのバグが発生した場合は、特定して修正もしなければなりません。

    必要なスキルとしては、JavaやPython、C++などの主要なプログラミング言語に精通している必要があります。また、プロジェクトはチームで進められることが多いため、コミュニケーションスキルも不可欠です。

    ◯フロントエンジニア

    フロントエンジニアは、Webサイトやアプリケーションのユーザーインターフェースの設計と実装を行います。具体的には、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使って、Webページのレイアウトや機能を構築する仕事です。

    必要なスキルとしては、プログラミング言語に加えて、画面デザインのセンスが欠かせません。また、Web開発の技術は常にアップデートされるため、新しい技術への興味を持ち、常に最新の知識を収集する能力やクリエイティブな思考が必要です。

    ◯バックエンドエンジニア

    バックエンドエンジニアは、ウェブサイトやアプリケーションのサーバーやデータベース、アプリケーションのロジックを担当します。

    ユーザーからは直接見えない部分を管理し、データ処理やAPIの実装、セキュリティの保守など、システムの基盤を支える業務です。

    必要なスキルとしては、プログラミング言語に加えてデータベースに関する知識が求められます。また、Webサイトのセキュリティに関する知識やクラウドサービスの知識も重要です。

    ◯ネットワークエンジニア

    ネットワークエンジニアは、インターネットやイントラネットなどのネットワークの設計、構築、運用を行います。ネットワークに関するトラブル対応もしなければなりません。

    必要なスキルとしては、ネットワークに関する深い知識が求められます。また、ネットワーク機器の設定や、障害発生時のスムーズな対応能力も不可欠です。

    近年は、DX化やクラウドの急成長などが進み、ネットワーク環境は日常生活に欠かせません。そのため、安定した高速なネットワーク環境の需要が増えています。同時にネットワークエンジニアの需要も増加していくでしょう。



エンジニアから転職する方法

エンジニアから転職する方法は大きく3パターンあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の状況や目標に合わせて、最適な転職方法を選択しましょう。

転職する際は、長期的なキャリアプランを考慮した決断が大切です。以下に、3つの転職方法について詳しく解説します。

同業他社の同様のポジションに転職

同業他社の同様のポジションへの転職は、これまでのスキルや経験を活かせるメリットがあります。即戦力としてできる可能性が高く、年収面でも不利になりにくいでしょう。

場合によっては、今以上の待遇を得られるチャンスもあります。 しかし、同じ業界であるため、現在抱えている問題や不満が解消されない可能性が高いです。

たとえば、技術の急速な進歩についていけないストレスなど、業界特有の課題は同じ業界のため変わりません。そのため、不満の原因が会社固有の問題なのか、業界全体の傾向なのかを見極めることが重要です。

異職種・未経験職種への転職

異職種・未経験職種への転職は、新たな可能性を見出せる可能性があります。また、エンジニアとして身についている論理的思考力やプロジェクト管理能力は、多くの職種で活かせるでしょう。

しかし、未経験職種への転職は、年収が下がるリスクがあります。 とくに、今の会社で役職がある方などは、役職手当が支給されているでしょうから、さらに転職後の収入に大きく差が出るかもしれません。

そのため、どれくらいまでなら収入が下がっても生活が可能かどうかをシミュレーションしておく必要があるでしょう。

タイプの違うエンジニアに転職

タイプの違うエンジニアへの転職は、これまでのエンジニアとしての経験を活かしつつ、新たな分野にチャレンジできます。たとえば、システムエンジニアからフロントエンドエンジニアへ、またはプログラマーからネットワークエンジニアへといった転職です。

この方法は、エンジニアとしてのキャリアを継続しながら、新たなスキルを習得できるメリットがあります。ただし、経験がない分野だと新たな知識や技術の習得が必要です。

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エンジニアを辞めたい時は1人で悩まない

エンジニアからの転職を成功させるためには、まず「なぜエンジニアがいやになったのか」を明確にし「何が満たされれば満足できるのか」を考えることが大切です。

エンジニアから転職する際は、同業他社への転職、異職種や未経験職種への転職、タイプの違うエンジニアへの転職といった3つの選択肢があります。 それぞれにメリットとデメリットがあるため「将来どうなりたいのか」に合わせて慎重に選択しましょう。

迷った時は転職支援サービスを利用するのも効果的です。専任のキャリアアドバイザーがサポートするので、ひとりで悩まずぜひ相談してみてください。

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