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ギグワーカーとは?急増する働き方と取り巻く環境を紹介!

「ギグワーカー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

単発で仕事を請け負う人のことをいいます。日本国内で急増している働き方で、身近に目にする例といえば、「Uber Eats」などの配達員が挙げられるでしょう。

そこで、ギグワーカーとはどのような働き方なのか、その言葉の意味をはじめ、メリットやデメリット・課題などを紹介します。

ギグワーカーの意味とは?

ギグワーカーは造語で、「ギグ」とは単発「ワーカー」とは労働者という意味です。その言葉通り、単発の仕事を請け負う人を指します。

もともと「ギグ」とは音楽用語で、ミュージシャンが即興で演奏することを意味していました。即興はその場限りであることから、単発の仕事にも「ギグ」が使われるようになったのです。

こうした働き方は欧米から始まり、現在、日本国内でも増加しています。増加した背景にはインターネットの普及があります。

ギグワーカーが注目を集めている背景

ギグワーカーが注目を集めている背景には、現代社会におけるいくつかの特殊な要因があります。

1つ目の要因は、働き方改革によって副業が解禁されたことです。

大手企業などでも社員の副業を認める動きが活発化し、サラリーマンも副業を通して他分野における知識やスキルを身に付けられるようになりました。

同時に、企業が専門的なスキルを備えたギグワーカーを受け入れる動きも見られます。業務委託の形で各分野のスペシャリストを雇い入れ、事業拡大に役立てようとする企業が増えてきているのです。

2つ目の要因として、長期化する雇用不安が挙げられます。

2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大に伴って雇用状況は悪化し、多くの人が将来に不安を感じるようになりました。

会社が社員の生活を支えられない以上、「自分の力で生計を立てなければ」と考える人が増えるのは当然の流れといえます。

その結果、能力さえあれば複数の収入源を確保できるギグワーカーという働き方が注目を集めるようになりました。

3つ目の要因はプラットフォームの充実です。

クラウドワークスやウーバーイーツといったプラットフォームが急拡大したことで、ギグワーカーは以前よりも仕事を簡単に見つけられるようになりました。

ギグワーカーの例を紹介

ギグワークの7つの仕事例

  • Webライティング
    主に、企業のサイトや個人のブログの記事を執筆する仕事です。ただし、場合によっては「企画作成」「文章の構成」「取材対象者へのアポ取り」「インタビュー」「写真撮影」などを行うこともあります。

    どこまで仕事を請け負うかは本人のスキルをはじめ、発注企業の規模によって異なります。Webライティングの仕事の魅力は、文章を書く過程で新しい知識を得たり、トレンドに触れたりすることができることです。

    知識がない記事を書く場合は、インターネットで調べて書くことになります。そのため、好奇心旺盛な人が向いています。
  • Webデザイン
    その名前の通り、Webサイトのデザインを行う仕事です。クライアントからどのようなサイトを作りたいのかをヒアリングし、競合サイトを調査・分析したうえで、そのうえで、サイトをデザインしていきます。

    ビジュアルデザインを行うだけでなく、サイト全体のデザインを統一したり、HTMLやCSSを使ってWebページをコーディングしたりするのです。Webデザインの仕事をするにはHTMLコーディングやCSSなどの知識が必要です。

    また、デザインセンスが重要視されます。未経験者でも画像加工ソフトの「Adobe Illustrator」「Photoshop」などを使いこなすことができれば、アシスタントから始められるケースもあります。
  • 動画編集
    撮影した映像を切ったりつないだり、テロップやBGMを入れたりする仕事です。YouTubeなど、誰もが自由に動画をアップできる今、動画を編集する仕事が増えています。

    動画編集を行うためには、動画編集ソフトの「Adobe Premiere Pro」「Final Cut Pro」をはじめ、画像加工ソフトの「Adobe Illustrator」「Photoshop」を使いこなせることが必須です。

    それに加えて、視聴者の興味を引く動画を作るセンスも問われます。
  • 翻訳
    小説や研究論文、映像などに使われている外国語または日本語を、日本語または外国語に訳す仕事です。訳する外国語は英語だけでなく、中国語や韓国語、フランス語、イタリア語など幅広くあります。

    そして、小説を訳する仕事を「文芸翻訳」、研究論文やパンフレットなどを訳する仕事を「実務翻訳または産業翻訳」、映像の字幕や吹き替え原稿を訳する仕事を「映像翻訳」といいます。

    特に資格は必要ありませんが、英語の翻訳を行うのであれば英検1級、TOEIC900点台程度の語学力が必要になります。

    加えて、専門分野を持っていれば、高収入を得やすくなります。
  • 飲食店の料理の配達
    ここで紹介する配達の仕事とは、「Uber Eats」に代表されるように単発でお客に料理を届けることです。飲食店と直接契約して、時給制で働く配達員のことではありません。

    ギグワーカーとして働く配達員は登録している飲食店に注文が入れば、家庭に料理を届けます。注文が入ることを「配達リクエスト」といいます。配達リクエストを承諾するか、断るかは自分自身で決めることができます。

    そのため、常時待機している必要はなく、空き時間を利用して稼ぐことが可能です。ただし、配達リクエストは早い者勝ちのため、配達員の登録人数が多い地域では仕事の取り合いになります。

    この仕事を始めるにあたっては、自転車やバイクが運転できればよく、特に必要なスキルはありません。
  • コンサルタント
    経営や仕事に関してアドバイスを行うコンサルタントも、ギグワーカーとして働きやすい職種の一つです。

    事業戦略の立案といった経営に関わる業務を企業がギグワーカーに委託することも、一般的になりつつあります。

    知識やノウハウを提供できる専門分野がある方は、コンサルタントとして幅広い場所で働けるチャンスがあります。
  • ITエンジニア
    ITエンジニアとして活躍するギグワーカーも少なくありません。

    ITエンジニアは、情報技術のスペシャリストとしてプログラミングやシステム設計、アプリ開発といった業務を請け負います。

    企業の運営に必要なシステム設計をギグワーカーに依頼する企業も増えてきており、今後も幅広い場面で活躍できる職種だといえるでしょう。

このほかにも、「プログラミング」「データ入力」「音声起こし」「事務アシスタント」「イラスト作成」などの仕事があります。これらの仕事はクラウドソーシングサイトやアプリを使って請け負います。

仕事内容の説明から報酬の支払いまで、すべてインターネットやアプリ上で行うことが可能です。

ギグワーカーと「アルバイト・フリーランス」の違いとは?

アルバイトやフリーランスとどこが違うのか、分からないという人は多いのではないでしょうか。

まず、ギグワーカーは発注企業との間に雇用関係がありません。クラウドソーシングサイトやアプリといったプラットフォームを通して、業務委託で仕事を請け負います。

給与の支払いも発注企業からではなく、プラットフォーマ―が行うのです。一方、アルバイトは企業に直接雇用される形を取っています。

そのため、給与の支払いなども発注企業から行われます。また、フリーランスの場合はプラットフォームを通さず、直接発注企業と契約を結ぶケースが多いのです。こうした雇用形態などが異なるといえるでしょう。

ギグワーカーのメリットとは?

働くメリットは主に3つあります。

好きな時間に働けること

会社員の場合、始業時間と終業時間がしっかりと決まっています。勤務時間中は基本的に会社の仕事しかできません。

しかし、ギグワークをする場合、時間に縛られることはありません。好きな時間に働け、平日に休むこともできるのです。

そのため、プライベートと仕事を両立させやすいといえるでしょう。また、ちょっとした隙間時間を利用して働くこともできます。

好きな場所で働けること

会社員の場合、基本的に会社で仕事をすることになります。そのため、会社に通える場所に住居を構える必要があるのです。

一方、ギグワークをする場合は働く場所はどこでもかまいません。自宅で働いてもいいし、ときにはカフェなどで仕事をしても問題ありません。

また、会社に通う必要もないため、日本全国、場合によっては海外からでも仕事を請け負うことができます。自分らしい生活スタイルを確立することができるでしょう。

人間関係・組織に縛られないこと

どのような仕事でも人間関係の構築が一番大変です。

上司や同僚で気の合わない人がいると、会社に通うのが苦痛になります。人間関係が良好であっても、忘年会や新年会、親睦会など、仕事以外で時間を取られることもあります。

しかし、ギグワークでの仕事は基本的には1人です。打ち合わせなどをすることもありますが、請け負っている仕事が終われば、簡単にやめることができます。

そのため、人間関係に悩む必要がありません。また、プライベートな時間を仕事上の付き合いに割くこともないのです。

ギグワーカーのデメリット・課題とは?

一方の働くデメリットは主に3つあります。

社会保障が不安定であること

ギグワーカーは個人事業主扱いです。そのため、労災保険や有給休暇の対象外となります。

また、労働基準法や最低賃金法の適用対象外にもなっています。会社員と比べて、労働環境などが守られていないのです。社会保障を整えることは、今後の課題といえるでしょう。

                    

収入が安定しないこと

ギグワークは単発の仕事を意味します。継続的に仕事があるわけではないのです。そのため、仕事が途切れれば新規の仕事を探さなくてはなりません。

すぐに見つかればいいのですが、なかなか見つからないこともあります。仕事を受注することができなければ、その分、収入が減ってしまいます。

仕事がない期間が長引くと、生活に窮してしまうかもしれません。

全て自己責任であること

ギグワークは基本的に1人で行います。周りにアドバイスやダブルチェックをしてくれる人がいません。

また、周りの目がないため、気持ちが弛んでしまうこともあるでしょう。そのため、締め切りに遅れたり、返信を忘れたりといったことがないように自己管理をしっかりと行い、細心の注意を払う必要があります。

もし発注企業に迷惑をかければ、信頼を落とすことになります。場合によっては、二度と仕事ができないこともあり得るのです。

ギグワーカーとして安定した働き方をしよう

ギグワーカーとして働く場合は、「好きな時間・場所で働くことができる」といったメリット面だけでなく「社会保障や収入が不安定である」といったデメリット面も十分に理解してから始めるようにしましょう。

そうすれば、「こんなはずじゃなかった」といった後悔を防ぐことができます。また、複業がOKの会社であれば、いきなり専業で始めるのではなく、まずはアフター5や休日など暇な時間を利用して働いてみてはいかがでしょうか。

そうすれば、自分自身の向き不向きが分かります。加えて、発注企業の信頼を掴んである程度専業で働ける目星がついてから、会社を辞めるほうが収入も安定するでしょう。

では

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