既卒とは?既卒の就活は難しい?既卒就活のおすすめのやり方を解説

作成日:2023.12.06 更新日:2024.05.15

就職・転職の際に、既卒という言葉を耳にすることがあると思います。既卒とは、大学や専門学校などを卒業した後に一度も就職をした経験がない人のことを指します。


そのような意味合いから、一般的には既卒者の就活は難航しがちなイメージがあるかもしれません。既卒者向けの情報の少なさや採用窓口の分かりづらさのために、困っている人が多くいるのも事実です。ただ、近年は既卒者を新卒者同様に扱うという国の方針もあり、新卒者としての採用も増えています。また既卒者としての就活はいくつかのポイントを押さえることでスムーズに進めることができます。

この記事では、そもそも既卒とはなにか?そして就職活動に取り組む既卒者に向けて採用の現状、就活方法、就活を成功させるためのコツなどをご紹介していきます。

既卒とは?

既卒とは、一般的に「大学・短大・専門学校・高校などの卒業後に正社員として勤務したことのない者」を指します。実は、法律で定義されている言葉ではないため、明確な定義はなく採用市場の中で特定層を定義するために使われるようになった言葉です。
  • 既卒と新卒のちがい
    新卒とは、大学・短大・専門学校・高校などの卒業後すぐに就職する学生のことを指します。対して既卒は、学校卒業後に一度も就職したことがない人を指します。
  • 既卒と第二新卒のちがい
    既卒と混同されやすい第二新卒という言葉があります。第二新卒は一般的に「学校卒業後に一度正社員として就職をしたが、1~3年の内に離職もしくは転職するした求職者」を指します。言葉は似ていますが、第二新卒は就業経験が有るという点で、既卒とは明確に区別されます。
  • 既卒とフリーターとのちがい
    ここでは既卒とフリーターのちがいを明確にしましょう。まず、フリーターは一般的に「パート・アルバイトとして働く若年者」を指します。
    そうなると、就職せずに卒業して(既卒の状態)、その後アルバイトとして働いていたとしたら、既卒・フリーターのどちらに該当するのか疑問に思う方もいるでしょう。結論から言うと、この場合は既卒でもありフリーターでもあると言うことができます。つまり、既卒とフリーターは両立する概念なのです。
    逆に、一度でも就職した者が、その後離職してパート・アルバイトとして働いていれば、その者はフリーターではありますが既卒ではないということになります。

既卒の就活が難しいと言われるワケは?

既卒者の就活について難易度が高いというイメージをお持ちではないですか?それには以下二つの要因があります。

・新卒より年齢が高く、中途と比較すると就業経験がないため
・働く意欲が低いと認識されてしまう

新卒者と比較した場合は就業経験がない点は同じですが、年齢が若いという点で新卒者にアドバンテージがあります。逆に中途採用者とは年齢は同程度ですが、就業経験があるという点で中途採用者にアドバンテージがあります。
また既卒となった理由を正確に相手に伝えないと、働く意欲が低いと認識されてしまう場合があります。ですので、応募書類や面接で挽回できるよう、回答をしっかり作りこんで、丁寧に進める必要があります。特に履歴書などの応募書類は、文字だけで相手に伝えたいことを伝える必要があるため、しっかりと作り込み、添削していく必要があります。

マイナビジョブ20’sでは 履歴書・職務経歴書の書き方、そして無料で使用できる応募書類のフォーマットや入学・卒業年度自動計算ツールを用意しています。ぜひ活用してください!

応募書類や面接対策に不安がある場合は、転職エージェント等の転職支援サービスを活用すれば、書類添削や面接対策といったサポートを受けられます!

実際どう?既卒の就活にチャンスはあるの?

生産年齢人口の減少により、日本では慢性的な人手不足が続いています。厚生労働省が発表している2023年11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍、新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍で、新型コロナウイルスでの落ち込みを乗り越え、依然として高い数値を維持していると言えます。

バブル期の最高値でも有効求人倍率は1.4倍であり、バブル崩壊後の1999年は0.48倍、2008年のリーマンショック時には0.44倍だったからです。ことと比較すると求職者側としては仕事を得やすい状況が続いています。

同時に、働き方の多様化により1つの会社で定年まで勤めあげようと考える若者は減っています。厚生労働省の調査によると、2022年における20代の転職率は就職後3年以内の離職率は、29.4%と3人に1人近くの方が転職をしています。こうした背景には、経験が少ない状態で離職しても次のステップへ進むチャンスが多く用意されていることがうかがえます。

では、卒業後にすぐ就職しなかったケースの採用実態はどのようなものなのでしょうか。「2012年卒マイナビ新卒採用予定調査」「2024年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」を比較してみると、「新卒として受け入れる」と答えた企業は2012年の32.9%から20242年の53.2%へ、20ポイント以上増えています。

「中途枠で受け入れる」と答えた17.8%と合わせると、既卒の採用を行う予定の企業は全体の71.0%です。対して、「受け入れない」と回答した既卒採用に対して後ろ向きな企業は、10.4%で10年前と比較し、10ポイント減少しています。

マイナビ 2024年卒 企業新卒採用予定調査
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20230224_45586/

  2024年の調査で、全体の半数以上の企業が「新卒者として採用する予定」と答えたのには、政府の要請も影響していると考えられます。「2020年度及び2021年度新卒者等の採用維持・促進に向けた特段の配慮に関する要請」として、卒業後3年以内の求職者を新卒枠で応募を受け付けるように企業側に要請したものです。また近年の人手不足の状態を解消するため、既卒の採用を積極的に行う企業が増えたとも言えます。

一方で、求職者が不安を抱くような場合もあります。そもそも既卒者としての就活の方法がわからない。そして企業独自の採用ページでは、既卒採用について特に明示していないなど、既卒応募を受け入れている企業を探すことが難しいためです。

「2023年度既卒者の在学時・卒業後の活動実態調査」では、既卒者としての就活方法がわからないと回答したのが半数以上の52.6%。応募できる企業を探すのに苦労したと4割の人が答えています。2021年の調査では6割近い人が企業探しに苦労したと回答していることからも、年々改善傾向にはあるものの、まだ応募可能な企業を探しづらい現状を読み取れます。こうした調査から、企業による採用の動きは広がっているものの、十分な周知に至っていない実態も浮かび上がってきます。

マイナビ 2023年度 既卒者の就職活動に関する調査
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20231026_63188/

  マイナビジョブ20’sアドバンスは、既卒未就業の方、そして大学・大学院・短期大学・専門学校・高校卒業(予定含む)の就職未内定者を対象とした完全無料の就職支援サービスです。既卒者の就活でネックとなっている「就活の進め方がわからない」「採用を行っている企業を探すのが難しい」という問題を解消できます!

就職支援サービスに申し込む

既卒就活成功のコツは?

既卒者の採用が増えてきてはいますが、既卒者の就活は簡単なことではありません。しかし3つのコツを押さえることでスムーズに就活を進められます。企業が求めていることを理解し、主体的に動くことで就活の成功に近づけるでしょう。既卒就活を成功させるためにぜひ参考にしてください。

  • 徹底した自己分析
    既卒者が就活をするうえで必ず実施するべきなのが自己分析です。新卒時の就活ですでに自己分析を行っている場合もありますが、既卒経験を経て価値観が大きく変わっている可能性があるので、改めて自己分析を行いましょう。

    既卒の経験を経たあとに自己分析をすることで、今時点での就活の軸をはっきりとさせることができ、また既卒者としての自分自身を見つめ直すことで、新たな強みや弱みなどを発見できます。
    これらは自己PRや長所・短所の探しにも役立つうえ、企業探しの際にも有効活用できます。就活を進めるうえで重要なポイントとなるのでしっかりと自己分析を行いましょう。
  • 主体的に行動する
    転職サイトや転職エージェントなどさまざまな手法で就活を勧められますが、いずれにしても主体的に行動することが大切です。

    主体的に行動するのが苦手という方は、エージェントサービスの使用もおすすめです。結果的には主体的に行動する必要がありますが、担当のキャリアアドバイザーからのアドバイスなどを受けられるので、一人で行う就活よりも効率的に進めることができるでしょう。
  • 既卒となった理由をしっかり説明
    既卒の就活において一番大切なことは、「既卒となった理由をしっかりと説明すること」です。企業側が既卒者を採用する上で、一番気にするのは既卒となった理由です。また既卒経験を通しての考えなどをまとめられると良いでしょう。

    その理由が例えネガティブな理由だとしても、しっかりと原因を突き詰め、それに対しての反省と今後の行動を言語化することで、面接官を納得させることができます。また例えば、「既卒経験を通して仕事があるありがたみを感じられ、貴社への入社後は一つ一つの業務に真摯に取り組みたい」と答えると、既卒での経験も無駄ではない印象を与えられます。

    必ず聞かれる質問なので、しっかりと答えを作りこんでおきましょう。

既卒就活 おすすめの方法5選!

既卒者が就活を進めるにはどのような手段があるのでしょうか。ここでは具体的な既卒者の就活の方法をご紹介していきます。情報が少ないという悩みを抱える人が多い既卒者の就活。ぜひ、参考にしてください。
  • 企業ホームページからの応募
    まずは、興味のある企業のホームページや採用情報から応募する方法です。

    直接企業へ応募する場合は転職・求人サイトの登録やハローワークに訪問する手間を省けます。また現在多くの求職者が求人サイトなどからの応募のため、直接応募することで入社意欲が高い印象を持ってもらえる場合もあるでしょう。

    しかし、新卒・中途採用の採用情報が掲載されてはいるものの、既卒者向けの採用情報が掲載されていることは多くはないので注意しましょう。その場合はお問い合わせからコンタクトをとるのもおすすめです。また転職エージェントなどを使った場合と比較し、求人内容について事前に把握することが難しいので、その点も考慮しましょう。

  • 求人サイト
    次に求人サイトを使った方法です。こちらはエージェントサービスと比較して、自分のペースで就活できるのが魅力です。

    ただ求人サイトには既卒者に適している若年層向けの求人サイトや職種に特化したサイト、ハイクラス転職などさまざまあるので自分にあったものを選びましょう。

    求人サイトは自分のペースで就活ができる反面、求人探しや応募先とのやりとり、応募書類の添削や面接練習を自身で行う必要があるので、多くの労力が必要となります。
  • ハローワーク
    次は、ハローワークを活用する方法です。ハローワークとは国が運営する公共職業安定所と呼ばれる行政機関です。全国に拠点を持ち、年齢や職歴などの制限なく、だれでも利用が可能です。

    特に既卒者が有効活用できるのは「新卒応援ハローワーク」という就職支援サービスです。こちらは新卒から卒業後3年以内の既卒者が利用できる、若手層向けの就職支援サービスです。各拠点の地元企業や中小企業をメインに数多くの求人を持つのが特徴です。

    また直接的な就活のサポートだけでなく、職業訓練などさまざまなサポートを受けられるのも魅力の一つです。ただ、転職エージェントと比較すると、詳細な企業情報や綿密なサポートを受けられない場合もありますので注意しましょう。

  • 友人・知人の紹介
    友人・知人の紹介で就職するのも方法の一つです。内部事情を知っている人から情報を聞くことで、転職エージェント等と比較してもリアルな実態を把握したうえで働けるので、入社後のミスマッチも防げます。

    しかし入社後に合わないと感じた際に、「退職しにくい」などのデメリットもあります。
  • 転職エージェント
    最後にご紹介するのは転職エージェントです。転職エージェントサービスはあなた専任のキャリアアドバイザーが付き、綿密なヒアリングから企業選び、書類作成や面接対策、企業側とのスケジュール調整までサポートをします。転職エージェントも転職サイト同様、サービスによって得意分野があります。

    マイナビジョブ20’sアドバンスは、既卒未就業の方、そして大学・大学院・短期大学・専門学校・高校卒業(予定含む)の就職未内定者を対象とした完全無料の就職支援サービスです。既卒者の就活でネックとなっている「採用を行っている企業を探すのが難しい」という問題を解消できますよ!

就職支援サービスに申し込む

応募は新卒枠?中途枠?どっちがいいの?

既卒として就職活動をする際、どの採用枠で応募するべきか迷われるでしょう。主に「新卒採用枠」「中途採用枠」の二つが挙げられ、それぞれにメリット・デメリットがあり、内定を競うライバルも変わってきます。

新卒採用枠で応募するなら、新卒の学生がライバルとなるでしょう。正社員の経験がない点は同じですが、年齢が若いという点で新卒にはアドバンテージがあります。一方、中途採用枠で応募する場合は、第二新卒層がライバルとなるでしょう。社会人経験を経ているという点で、第二新卒にはアドバンテージがあります。

しかし、既卒から就職に成功している人は私たちのサービスであるマイナビジョブ20’sでもたくさんいるのも事実です。確かにライバルは多いかもしれませんが、働くことへの意欲やポテンシャルを示すことができれば、採用したいという企業は必ず存在します。

  • 既卒でも新卒として応募できる?
    「既卒では新卒採用枠に応募できない」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、実はそのようなことはありません。

    実際に、新卒採用枠で既卒の応募を受け付けている企業は2023年時点で約53.20%にものぼります。また厚生労働省も企業側へ「卒業後3年以内の既卒者は新卒枠での応募を」と促しており、まや既卒者採用の企業には奨励金を出すなど、既卒者採用を後押ししている状況です。
  • 中途採用枠での応募は?
    既卒が就職活動を行う際のもう一つの選択肢は、中途採用枠で応募することです。 中途採用となると、社会人経験が必須のように思われますが、実際には経歴を不問とする求人もあります。そして、そのような求人は求人情報に「未経験歓迎」や「経歴不問」といった形で、既卒でも応募可能である旨が記載されているので、既卒でも応募できるかどうかの判断がしやすいです。

    しかし、社会人経験がないのに中途採用から応募することに不安を感じる方もいるでしょう。その点は、転職エージェント等の転職支援サービスを活用すれば、書類添削や面接対策といったサポートを受けられます。転職エージェントであれば、既卒が応募できる求人に限定して求人紹介を行うため、求人を探す手間も省けます。

    既卒で中途採用に応募するのはハードルが高いと思われる方も多いですが、求人もしっかりありますし、不安があれば転職エージェントを活用する手もあります。 新卒採用枠のハードルが決して低くないことを考えると、中途採用枠での応募は必ず行うべきだといえます。
  • 既卒の就活は早ければ早いほどいい!
    既卒としての就職をする上で、意識しておきたいのは「早いタイミングで就職活動を始める」という点です。 なぜなら、年齢を重ねるにつれて新卒採用枠で応募可能な求人は減っていき、中途採用枠でも社会人として実績を積んでいる方がライバルとして増えていくからです。

    まだ年齢が若いうちは、成長性・柔軟性を期待して、既卒を積極的に採用したいという企業はあります。しかし、年齢を重ねると即戦力であるかどうかが採用ポイントになっていきます。 そのため、既卒として就職をしたいと考えている方は、なるべく早く就職活動を始めてみましょう。まずは”始めること”ことが大切です。入社するかどうかは内定をもらった後に考えればいいのです。

就職支援サービスに申し込む

 

【既卒限定】就職支援サービスのマイナビジョブ20’sアドバンスを利用しよう!

 

Service

サービスについて

マイナビジョブ20'sは、マイナビグループ唯一の20代専門転職サービスです。面接対策・書類添削・求人紹介・適性診断など、充実した体制で皆さまの転職活動をフルサポートいたします。

Seminar

セミナー案内

Seminar

セミナー

開催予定のセミナーはありません

no data

20代・第二新卒・既卒向けの転職支援なら

マイナビジョブ20'sは、20代・第二新卒・既卒向けの転職エージェントです。

マイナビグループだからできる、良質な求人情報と人材紹介会社ならではのプロのキャリアアドバイザーが、

個別キャリアカウンセリングや面接対策であなたに最適なお仕事をご紹介。

求人企業様から依頼を受けている求人も全て「20代の若手社会人」を必要としている求人となります。お気軽にご相談ください。