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「大丈夫です」は敬語?ビジネスシーンでの言い換え表現を解説

「大丈夫です」という表現は、日常生活で耳にすることも多いでしょう。

しかし、この表現に疑問や違和感をもつ人もいるのではないでしょうか。あるいは、周囲にビジネスでは使うべきではないなどと指摘された経験をもつ人もいるでしょう。

本記事では、「大丈夫です」という表現について掘り下げ、意味や使われ方、ビジネスシーンごとの言い換え表現などについて紹介・解説します。

「大丈夫です」の表現がもつ意味とは

言葉の中には、時代により使われ方や意味が変化するものも少なくありません。「大丈夫です」もその代表的な表現の一つでしょう。

まずは「大丈夫」という言葉の本来の意味を確認します。 「大丈夫」は、「安心である」「しっかりとしている」「間違いがない」などの意味をもつ言葉です。

本来の意味では、「怪我はもう大丈夫だ」「この方法で大丈夫ですか」などのように使うことができます。これらは形容動詞としての使われ方であり、「大丈夫」は他にも副詞としても使われます。

「大丈夫、君ならできる」などは本来の使われ方と考えて問題ありません。

あわせて、日常生活ではどのような意味やシチュエーションで使われるケースが多いのか、現代での使われ方も含めて紹介していきます。

肯定や賛成を伝えたい場合

他者の意見や質問などに対して肯定や賛成の意味を表す際に「大丈夫です」の表現が使われるケースがあります。

会議などで「このプロジェクトで問題はありませんか」などと尋ねられた際の回答で、問題がないという意味での「大丈夫です」という表現は当たり前のように耳にするでしょう。

本来「間違いがない」という意味があり、そのニュアンスは残っていますが、積極的な肯定や賛成だけに使われるわけではない点には注意が必要です。

消極的なケースも含め、了承の意思を伝える際にも使われることがある点は頭に入れておきましょう。

会話の流れやシチュエーションによっては、承諾の意味でも使われます。

ビジネスシーンでは、例えば上司などから頼まれごとをされた際に「大丈夫です」と答えて作業に取り掛かる人もいるのではないでしょうか。

やはり本来の意味とは異なりますが、現在ではよく使われている表現であり、違和感を感じる人も減ってきているでしょう。

相手を気遣う場合

謝罪に対し、相手を思いやる気持ちで「大丈夫です」という言葉を使うケースもみられます。

「問題ない」「気にしないで」という意味を含む表現です。本来の意味である「安心である」というニュアンスは残っているでしょう。

しかし、やはり相手への気遣いや思いやりの意味合いが強いため、元々のポジティブなニュアンスが弱められた表現といえます。

ビジネスシーンでは、「担当じゃないのに仕事手伝ってもらって悪いね」などと言われた際に、「大丈夫ですよ」などと答える人は多いのではないでしょうか。

決して肯定や賛成をしているわけではありませんが、相手を気遣いながら関係性を保つためにこの表現が選ばれるケースが多々みられます。

断る場合

本来の意味にはまったく含まれていないにもかかわらず日常生活で多用されているのが、否定や拒絶の意思を表す「大丈夫です」という表現です。

不要の意味でも使われるケースが目立っています。「結構である」「遠慮する」「断る」の意味での使われ方が、この用法にあたります。

本来の意味には含まれていないものの、相手を気遣ったり思いやったりというニュアンスを表現するために、否定や拒絶のシーンでも活用する人が増えている可能性はあるでしょう。日本人らしい用法の変化といえそうです。

日常生活でも頻繁に使われてはいますが、ビジネスに関連するシチュエーションでは、先輩などに「このあと飲みに行こうよ」誘われて、「私は大丈夫です」と答えて断る人も多いのではないでしょうか。

「大丈夫です」はビジネスシーンで使える?

ここまで、「大丈夫です」の表現がもつ意味をビジネスシーンとも絡めながら解説しました。そもそも、「大丈夫です」という言葉は、ビジネスシーンで多用してもよいのでしょうか。この点について考えてみましょう。

敬語ではないため要注意

「大丈夫です」という表現は敬語とはいえません。

そのため、ビジネスシーンでは使用を控えるべきでしょう。特に上司など目上の人に対しての使用は適切ではありません。

フランクすぎて失礼な印象を与えてしまうためです。人により受け取り方や解釈はさまざまですが、「大丈夫です」が上から目線であると感じる人もいるでしょう。

ただ、同僚の中でも気心の知れた人やフランクな会話ができる人に対しては、日常生活同様、多くの場合では使用すること自体に問題はないでしょう。

注意点もありますが、ビジネスシーンの中でも相手により使い分ける柔軟性があってもよいでしょう。

一方で、口癖のように不意に使ってしまうことを避けるためには、相手が誰であっても日常生活から使用を控えるべきという考え方もあります。

ビジネスでの失敗を防ぐためには、他の表現へ言い換える習慣をつけておくことも大切です。

誤解を招く恐れあり

「大丈夫です」という表現がビジネスシーンで適切ではない理由には、敬語ではないことや上から目線の印象を与えてしまうことのほかに、曖昧さもあります。

「大丈夫です」がもつ意味を複数紹介しましたが、そこからもわかるように現在では肯定・否定にかかわらず使われています。

つまり、相手次第で受け取り方が変化するリスクがあるのです。誤解を与える原因にもなりかねないでしょう。

使用する側が本来の意味に否定や拒絶が含まれていないと理解していても、相手も同じ理解であるとは限りません。

誤解や行き違いの可能性があるのであれば、それを防ぐためにはやはりビジネスシーンでは使用を控えることが正解となります。

シーンによって言い換えよう

ビジネスや会社などで「大丈夫です」が使えないのであれば、他の表現に言い換えなければいけません。

具体的な言い換えの例などは後述しますが、シーンごとに適切な表現へと変化させることが社会人やビジネスマンとして必要なスキルとなります。

とりわけ、電話やメールなどでは「大丈夫です」の使用は厳禁です。この表現は説明したように多くの意味をもちます。

その場の表情やトーンで相手に意図を理解してもらうことが重要ですが、電話やメールでは、それが伝わりづらいのです。特に否定や拒絶の意思を伝えたい場合には「大丈夫です」の使用は控えるべきでしょう。

また、商談や交渉などでも使用は控えなければいけません。相手に誤解を与えるリスクが高いことに加え、ビジネススキルが低いと捉えられてしまうリスクも高まるためです。

ビジネスシーンで「大丈夫です」という表現を多用する人を苦手とする人は少なくありません。

商談相手がそのようなタイプだった場合、大事な場面で「大丈夫です」と表現するだけで、信頼に値しない人であると思われてしまうでしょう。

言葉の使い方一つで商談や交渉の結果が変わることも珍しくはないのです。さまざまなリスクを回避するために、ビジネスでは使用を控えることをおすすめします。

「大丈夫です」の言い換えをシーン別で解説

ビジネスシーンで控えるべきであれば、「大丈夫です」はどのような表現に言い換えればよいのでしょうか。シーン別の適切な言い換え表現をみていきましょう。

肯定や賛成を伝えたい場合

相手の提案に対して肯定や賛成の意思を伝える場合は「問題ありません」「問題ございません」を使用しましょう。異論がない意思を表現できます。

相手や周囲に対して誤解を与えてしまうこともありません。さらにシンプルに「賛成です」と表現してもよいでしょう。

強い肯定や賛成の意思を伝えたい場合は、「そのアイデアは素晴らしいと思います」などと表現することをおすすめします。

メールなどでは「〇〇に関しては問題ございません」と具体的に表現したり、「その方向でお願いいたします」などと付け加えると、さらに丁寧でわかりやすくなります。

了承や可能を伝えたい場合

了承や可能の意思を伝える場合には、「かしこまりました」や「承知しました」に言い換えることができます。

具体的に「明日14時にお伺いいたします」や「参加いたします」などと付け加えると、より丁寧な印象を与えるとともに誤解や行き違いのリスクも回避できるでしょう。

上司などに質問する際は、「お時間よろしいでしょうか」や「お加減はいかがでしょうか」などの表現を用います。

無意識に「大丈夫ですか」といった表現を使いがちですが、素っ気なさや軽さを感じさせてしまい失礼にあたるため、特に目上の人には別の表現を使うことをおすすめします。

相手を気遣う場合

心配や謝罪をされた際に、感謝を伝えたり謝罪を受け入れつつ相手を気遣ったりする場合には、「おかげさまでよくなりました」や「お気になさらないでください」などの表現を使うとよいでしょう。

特に心配してもらった際は、「ありがとうございました」「感謝申し上げます」と謝意を伝えるとともに、「もう熱も下がりました」や「無事に契約することができました」などと具体的に伝えることも重要です。

「大丈夫です」という表現は、しばしば「関わらないでほしい」といったニュアンスを含み相手を突き放す印象を与えてしまいます。勘違いされないためにも、ビジネスシーンではやはり使わない方が無難でしょう。

断る場合

提案などを断る場合は、「結構です」や「遠慮します」「必要ありません」の表現へと言い換えましょう。

ただし、これらの表現は少々距離を感じさせてしまうため、シーンだけではなく相手によっても適切に使い分ける必要があります。

印象を悪化させずに断りたい場合は、「ありがとうございます。もう十分いただきました」や「大変嬉しいのですが、今回は見送らせていただきます」などと、感謝の気持ちを添えつつ断る理由や申し訳ない気持ちを丁寧に伝えるとよいでしょう。

「大丈夫です」の使い方には注意しよう

「大丈夫です」は、現代ではさまざまな意味をもつ便利な表現として多用されています。日常生活では特に意識せずに使っている人も多いでしょう。

しかし、さまざまな意味をもつだけに、相手によって受け取り方や解釈が変わるなど曖昧さがある点も否めません。自らの意思を明確に伝えなければならないビジネスの場においては使い方に十分注意する必要があります。

また、「大丈夫です」は敬語とはいえず、特に目上の人に使用すると失礼にあたります。いくつかの例文で示したように、シーンや相手によって適切な表現へと言い換えなければいけません。

ビジネス上の失敗やリスクを可能な限り回避するためには日頃から言葉の使い方に注意を払い、意思や気持ちがより伝わる表現を身につけておく必要もあるでしょう。

では

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