未経験から転職しやすい職種とは?ランキングと転職のコツ

作成日:2020.06.30 更新日:2026.01.08

求人広告を見ていると、「経験者優遇」「実務経験要」といった条件に目が留まり、未経験では転職は難しいのではないかと不安になる20代社会人や第二新卒の方も多いのではないでしょうか。業界未経験・職種未経験の場合、選択肢が限られてしまうと感じるのは自然なことです。

しかし実際の転職市場では、未経験転職を前提に若手人材を採用している企業は少なくありません。特に20代未経験転職や第二新卒未経験転職では、将来性や成長意欲を重視した未経験歓迎求人が数多く存在します。

この記事では、未経験職種への転職を検討している方に向けて、未経験歓迎職種ランキングに加え、採用担当者の視点を踏まえた未経験転職のコツや考え方をわかりやすく解説します。

未経験可求人にも種類がある

未経験歓迎求人を正しく理解するためには、「経験」という言葉が何を指しているのかを整理することが大切です。求人広告で経験の有無が問われる場合、大きく分けて2つの意味があります。
  • 「業種」の経験
    業種とは、企業や事業そのものが属する分野を指します。世の中にはさまざまな産業があり、それらを体系的に分類したものが業種です。
    総務省が定める「日本標準産業分類」では、業種はおよそ20の区分に分けられています。これらは、第1次産業から第3次産業までの流れで整理されており、たとえば「農業」「漁業」などの第1次産業、「建設業」「製造業」といった第2次産業へと続きます。

    さらに、「情報通信業」「金融業・保険業」「教育・学習支援業」などのサービス系が第3次産業として位置づけられています。業界未経験転職かどうかを判断する際の基準になるのが、この業種の違いです。
  • 「職種」の経験
    職種とは、働く人が担当する具体的な業務内容や役割の種類を指します。同じ業種であっても、企業内には複数の職種が存在します。
    たとえば、顧客対応や売上創出を担う「営業職」は社外で活動することが多く、企業の収益に直結する職種です。一方で、「経理職」や「人事職」は社内で組織運営や人材管理を支える役割を担います。

    職種についても総務省の分類があり、大分類・中分類・小分類という3段階で整理されています。職種未経験かどうかは、この分類を軸に判断されることが一般的です。
業種と職種の違いを簡単に整理すると、

・業種は企業そのものが属する分野
・職種は個人が担当する仕事の種類

と考えると理解しやすいでしょう。
この2つの観点を組み合わせることで、未経験転職における募集条件は次の3タイプに分けられます。
未経験者の募集条件
業種・職種未経験可 新卒や第二新卒など、社会人経験が浅い20代を中心にした未経験歓迎求人で多く見られる条件です。ポテンシャルや成長意欲が重視されます。
業種未経験可 営業職など職種経験はあるものの、異なる業界へ転職するケースです。職種スキルを活かせる点が評価されやすくなります。
職種未経験可 同じ業界内で別の職種へ挑戦する場合に多い条件です。業界特有の知識や商習慣が理解されている点が強みになります。

未経験者を募集する目的・背景

一般的に考えれば、企業にとって経験者採用のほうが効率的です。業種経験があれば業界特有の考え方や商習慣を理解しており、職種経験があれば即戦力として早期に活躍できます。
それでも未経験歓迎求人が存在するのは、企業側に明確な採用意図があるからです。採用担当者の視点から見ると、未経験者を採用する理由は主に3つに分けられます。

1.未経験でも始めやすい業務

まず考えられるのが、未経験でも業務に取り組みやすい仕事であるケースです。こうした職種では、過去の経験よりも「素直に覚える姿勢」や「基本を積み重ねる力」が重視されます。
一般的に、経験が強く活かされるのは同じ作業を繰り返す定型業務です。「実務経験要」と記載される求人では、効率性や安全性が求められる職種が多く見られます。

一方で、未経験歓迎の仕事は高度な専門経験を前提としないケースが多く、未経験転職のハードルが比較的低いのが特徴です。 未経験者が始めやすい仕事には、次の2つのタイプがあります。
  • 考えたり判断したりする必要が少ない、比較的単純な作業。
    業務を通じて自然と覚えていける仕事で、接客業や手作業を中心とする職種に多く見られます。未経験職種として求人が出やすい分野です。
  • これまでになかった新しい商品やサービスを生み出す仕事。
    新技術や新サービスに関わる分野では、経験者そのものが少ないため、未経験でもスタートラインがほぼ同じになることがあります。
このような分野では、経験者よりも柔軟な発想を持つ未経験者が評価されるケースもあります。知識集約型産業では、未経験職種であっても将来性が重視されやすい傾向があります。

2.中長期的な成長を期待している

2つ目の理由は、企業が中長期的な視点で人材を育成したいと考えている場合です。短期的な成果だけでなく、将来的に企業を支える存在になることが期待されます。
未経験転職では即戦力ではないことが前提となるため、20代の若手人材ほど成長余地が評価されやすくなります。将来性を重視する企業ほど、未経験者の可能性を積極的に見ています。

3.教育体制が整っている

3つ目は、教育体制や研修制度が整っている企業です。企業にはそれぞれ独自の価値観や仕事の進め方があり、それを未経験者に伝える仕組みが用意されています。
採用担当者の立場では、経験者を採用すれば教育コストを抑えられる一方で、企業文化への適応に時間がかかるケースもあります。そのため、あえて未経験者を採用し、自社の価値観に合った人材として育成する企業もあります。

教育体制が整っている企業では、経験の有無よりも学ぶ姿勢や成長意欲が重視されます。未経験歓迎求人は、そうした企業の姿勢を表しているといえるでしょう。

未経験歓迎が多い職種ランキング

転職市場全体を見渡すと、未経験転職を前提に人材を募集している職種には明確な傾向があります。特に20代未経験転職や第二新卒未経験転職では、「職種未経験」でも応募可能な求人が多く存在します。

実際にマイナビジョブ20’sでは、掲載求人のうち60%以上が職種未経験歓迎求人となっており、未経験職種への転職を考えるうえで重要な判断材料になります。
ここでは、2020年6月15日時点でのマイナビジョブ20’sに掲載された「未経験歓迎職種ランキング」をもとに、未経験歓迎求人が多い職種の傾向を見ていきましょう。

このランキングで注目すべきなのが「未経験歓迎求人率」です。これは、掲載されている求人数のうち「職種未経験者歓迎」と明記された求人の割合を示したものです。数値が高いほど、未経験でも挑戦しやすい職種であることを意味します。
未経験歓迎求人率ランキング
1位 美容・ブライダル・ホテル・交通 100%
2位 販売・フード・アミューズメント 92%
3位 保育・教育・通訳 80%
4位 その他(技能工・設備・配送・農林水産・公共サービス 他) 75%
5位 医薬・食品・化学・素材 74%
6位 建築・土木 71%
7位 電気・電子・機械・半導体 71%
8位 事務・管理・企画・経営 65%
9位 コンサルタント・金融・不動産専門職・士業 62%
10位 営業 62%
11位 クリエイティブ 50%
12位 ITエンジニア 48%
13位 WEB・インターネット・ゲーム 45%
14位 医療・福祉 18%
全求人 63%
※2020年6月15日マイナビジョブ20’s掲載求人に基づく

このデータを見ると、全求人数1,509件のうち約63%が未経験歓迎求人であることがわかります。特に販売・飲食・宿泊業といった分野では、未経験職種でも応募可能な求人が多い傾向にあります。
上位にランクインしている「美容・ブライダル・ホテル・交通」は未経験歓迎求人率が100%となっており、異業種・異職種からの転職がしやすい代表的な分野といえるでしょう。

また、「技能工・設備・配送・農林水産・公共サービス」や「医薬・食品・化学・素材」「建築・土木」など、専門性がありそうな分野でも7割以上が未経験歓迎となっています。職種未経験=不利という考えは、必ずしも当てはまらないことが読み取れます。
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未経験職に転職するコツ

未経験職への転職を成功させるためには、企業が未経験歓迎求人を出している理由を理解し、それに沿った自己アピールを行うことが重要です。採用担当者はスキル以上に将来性成長意欲を重視しています。

志望動機では、「なぜ未経験でもこの仕事に挑戦したいのか」を具体的に伝えることが欠かせません。未経験転職志望動機と転職理由に一貫性があるかどうかは、選考で必ず見られるポイントです。
たとえば、高齢化社会の課題解決に貢献したいという想いから、異業種・異職種から福祉サービスの分野へ業界未経験転職を目指すケースなどが挙げられます。

さらに、意欲を行動として示すために、関連資格の取得や勉強中であることを伝えると説得力が高まります。未経験転職で資格が必要かどうかは職種によりますが、少なくとも学ぶ姿勢を示す材料になります。

未経験分野に挑戦する以上、入社後に活躍できるかどうかは本人だけでなく企業にとっても未知数です。だからこそ、「同じ未来を目指して成長していきたい」という姿勢を言葉で伝えることが、未経験転職成功の大きなポイントになります。

未経験職への転職は20代のうちに

未経験職では、現在のスキルよりも将来性が重視される傾向があります。そのため、年齢が若いほど成長余地が評価されやすく、20代未経験転職は有利になりやすいといえます。

一般的に、年齢が高くなるほど即戦力や専門性が求められる割合が高まります。未経験歓迎求人でも、若手人材を主な対象としているケースは少なくありません。
つまり、未経験職種に挑戦したいのであれば、できるだけ早いタイミングで行動することが重要です。第二新卒や社会人経験が浅いうちは、未経験という立場そのものが強みになります。

もし今の仕事に違和感や将来への不安を感じているのであれば、一人で抱え込まず、キャリアアドバイザーなどに相談しながら方向性を整理することが、後悔しない転職につながります。

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申し込みについてのよくある質問

Q. マイナビジョブ20’sの登録に費用はかかりますか?A. いいえ、マイナビジョブ20’sの登録はすべて無料でご利用いただけます。
Q. 在職中でも登録できますか?A. はい、在職中の方もご利用いただけます。転職活動の進め方もアドバイザーがサポートします。
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記事についてのFAQ

Q. 「未経験歓迎」とは本当に経験ゼロでも応募できますか?A. 「未経験歓迎」は、業種や職種の経験がなくても応募可能という意味ですが、企業によっては基本的なビジネスマナーやコミュニケーション力を求める場合があります。求人票の条件を確認し、転用できるスキルを整理しておきましょう。 ポテンシャル採用についてはこちら
Q. 業種未経験と職種未経験の違いは何ですか?A. 業種未経験は「業界が初めて」、職種未経験は「仕事内容が初めて」という意味です。たとえば、営業経験があってもIT業界は初めてなら業種未経験、同じ業界で経理に挑戦するなら職種未経験となります。 職種と業種の違いについてはこちら
Q. 未経験から狙いやすい職種はどれですか?A. 販売・サービス系や美容・ブライダル業界は未経験歓迎率が高く、営業職や製造業も比較的多い傾向です。逆に、医療・福祉など資格必須の職種はハードルが高めです。 未経験から転職しやすい職種ランキングはこちら
Q. 未経験転職で企業が重視するポイントは?A. 採用担当者は「学習意欲」「素直さ」「将来性」を重視します。履歴書では学習計画や改善経験を示し、面接では未経験から成果を出すための努力計画を具体的に語りましょう。 自己分析のやり方についてはこちら
Q. 未経験転職は何歳まで有利ですか?A. 未経験職ではポテンシャル採用が中心のため、20代が圧倒的に有利です。年齢が上がるほど即戦力が求められるため、早めの行動が成功の鍵です。 20代で未経験転職を成功させるポイントはこちら
Q. 面接で「なぜ未経験職に挑戦するのか」を聞かれたら?A. 「転職理由→志望動機→今後の学習計画」を一貫性を持って説明しましょう。ネガティブな理由だけでなく、キャリアの方向性や成長意欲を前向きに伝えることが重要です。 未経験からチャレンジする志望動機の書き方はこちら
Q. 未経験転職活動はどれくらいの期間がかかりますか?A. 平均的には1〜3ヶ月程度です。自己分析や企業研究をしっかり行い、転職エージェントを活用することで短期間での内定獲得も可能です。 企業研究のやり方についてはこちら

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