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第二新卒の就活は本当に厳しい?
- 2018年01月17日
- 2022年07月06日
第二新卒の就職は簡単という方も多いですし、逆に厳しいという意見もあり求職者にとっては転職を決断するのに悩むところです。実際のところはどうなのでしょうか。
そこで、転職を考え始めた第二新卒の方のために、第二新卒の就活が難しいのか、成功と失敗の分かれ目を5つのポイントにまとめてご紹介します。次のキャリアを花開かせるために、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒の就活現状
第二新卒というと、新卒から3年間程度の間に退職して再度就職する方のことを指します。新卒から3年程度なので25歳くらいがその目安となります。ではそんな第二新卒は、転職市場でどのように捉えられているのでしょうか。
通常の転職市場では若ければ楽に転職ができると思われています。しかし第二新卒の場合は経験が浅すぎるため、難しいのではと考える方も多いはずです。ご存じの通り日本の生産労働人口は減少の一途を辿り、若手の人材を採用することは今後の企業を成長させていく上で不可欠といえます。そのため新卒採用で採用しても追いつかないほど成長している企業や、イメージだけで就職してくる学生が多く退職者が一定数出てしまう企業など、さまざまな企業が当社のような20代向け既卒・第二新卒メディアや就職エージェントを利用し、採用を行っています。
しかし新卒時期に比べれば、書類選考で落とされる率が高く面接に行ってもなかなか採用されないなど、差を感じることも多いです。特に新卒とあまりかわらない職歴(1年未満など)の場合、実質8~9ヶ月程度しか仕事に携わっていないわけです。それであれば翌年新卒を採用するか、経験のある中途社員を採用する方がよいのではと判断されることも多いということは知っておきましょう。新卒とは別物と考えて、就活に取りかかるように意識することが大切です。
第二新卒人材の価値
第二新卒の一般的な価値としては、下記の4点が主にあげられます。
- ● 若い
- ● 可能性がある
- ● 学ぶ力がある
- ● 柔軟性がある
-
- 若い
- まずは新卒と変わらない若さを持っていることが挙げられます。若ければどの企業で働く場合も今後長く働いてくれることが期待できます。経験はありませんが、ポテンシャル評価をされる傾向にある第二新卒の有利なポイントとなります。
-
- 可能性がある
- これからその企業に染まってくれる可能性も高く、成長やどのようなビジネスパーソンになるかは誰にも分かりません。教育次第で高いパフォーマンスを発揮する可能性も秘めている、と期待してくれる場合が多いのです。
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- 学ぶ力がある
- 一般的に若ければ若いほど、何かを吸収していくことが得意といえます。学ぶ意欲と学ぶ力の両方を持っているため、これから自分のキャリアをどうしていきたいかということを志望動機で言えれば、さらに知識を求めて勉強することも可能な年齢だと高評価をもらえるはずです。
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- 柔軟性がある
- これまで挙げてきたポイントの中でも、仕事をする上で非常に重要なのが柔軟性です。転職で一番問題になるのが、前職との違いをいつまでも引きずってしまうことです。
企業が変わればルールや、やり方も異なってくるのは当たり前です。「郷に入れば郷に従え」という言葉のように、新しいルールに対しても柔軟に対処し、早くなじんで仕事を覚えていくという姿勢が大切です。素直な人には皆が教えたいと思ってくれますから、転職してからパフォーマンスを上げるまでの期間をグッと短くすることができるのです。
このようにたくさんある第二新卒の価値をどのように活かしていくか、あるいは就活で効果的にアピールするかは非常に重要なポイントとなります。
第二新卒の就活における成功と失敗の分かれ目とは
第二新卒の就活では、成功と失敗の分かれ目が明確にあります。若い人材が市場に求められているとはいえ、企業側が選考基準を下げているわけではありません。周到に準備をして臨むようにしてください。
成功する場合の特徴3つ
- ● 業界、企業ともによく研究している
- ● 自分のアピールポイントを把握している
- ● 転職先と将来の夢に一貫性がある
-
- 業界、企業ともによく研究している
- 一般的に第二新卒が就職しやすいとはいえ、企業や業界のことを把握していない求職者であれば、若い第二新卒の人材でも採用されることはありません。第二新卒の場合は企業での経験が浅いため、意欲や熱意の部分が重要視されます。業界・企業研究に加え意欲を絡めてアピールすることで、熱意を伝えることができます。
-
- 自分のアピールポイントを把握している
- 第二新卒の就活の場合は経験不足のため、一般的な転職でよく聞かれる、前職で学んだことや身につけた能力について魅力的な内容を伝えることはできません。それに変わるアピールポイントを見つけていなければ、アピールが不十分ということを理由に不採用になってしまう可能性もあるのです。
就活に成功する人は、前職の仕事と就活先の企業の仕事の共通点を見つけ、自分のPRポイントに絡めて伝えています。なぜその企業でなければならないのか、これまで学んできたことでその企業で活かせる自分の力は何か、などを自分自身に問いかけてアピールポイントを作りましょう。
-
- 転職先と将来の夢に一貫性がある
- 面接で重要なポイントとなる、一貫性についてご説明します。ここでいう一貫性とは、あなたの将来描いている目標と就活先の企業の仕事がつながっているかということです。あなた自身がわかっているだけでは不十分ですので、人事に伝わるように、わかりやすい表現に変えて表現しましょう。
企業としてはあなたが第二新卒ということで、「またすぐ辞めてしまわないか」ということを心配しています。その懸念を振り払うためにも、あなたが「今度こそすぐに辞める気はない」という意思と根拠を示すことが重要になるのです。将来の夢を伝えることで「すぐに辞めないだろう」と企業側に安心してもらうことができます。
失敗する場合の特徴2つ
- ● 将来設計と転職活動に矛盾がある
- ● 転職理由をネガティブに伝える
-
- 将来設計と転職活動に矛盾がある
- 先ほど成功する特徴でご紹介したように、将来設計と転職活動している先に矛盾があると、まず内定することはできません。自分の中ではつながっていても、相手には伝わっていない場合も同様です。初対面の相手に初めて説明しても「なるほど」と納得してもらえるような内容かどうかを注意して作成してください。
-
- 転職理由をネガティブに伝える
- 退職しているわけですから、勤めていた企業がブラック企業、上司のパワハラが問題など、少なからずネガティブな情報はあるはずです。しかし少しでもお世話になった企業を悪く言う人を別の企業が採用したいと思うはずがありません。
あなたに人事経験がなくても、簡単に想像できるはずです。企業側は「あなたにも問題があったのでは?」と考えることもありますので、ネガティブな情報を伝えるのはまずやめましょう。
逆に「どうしてその企業に就職したいのか」というポジティブな転職理由を伝えることでアピールポイントに転換するのがおすすめです。
まとめ
第二新卒の就活が本当に厳しいのか、成功と失敗の分かれ目についてご紹介してきましが、就活の成功イメージは持てたでしょうか。第二新卒自体は転職市場としては非常に求められている人材です。
しかし、準備の仕方次第で大きく就活の成功率が変わることを改めて理解しておきましょう。これからのキャリアを充実したものにするためにも、ぜひこちらの記事を参考に就活を成功させてみてください。
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