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製造業の現状と転職の際のポイント

転職を考えている人の中には、ものづくりに憧れを抱いている人も少なくないでしょう。そうした人にとって、転職先として有力な選択肢の一つになるのが製造業です。しかし、実際に製造業への転職を目指すのなら、その実態についてあらかじめ知っておく必要があります。

そこで、本記事では製造業の置かれている現状や仕事内容、あるいは未経験の人が製造業に転職するコツなどについて解説していきます。

製造業の定義と国内市場に占める割合

日本はモノづくり大国として知られており、2017年の経済産業省のデータではGDPに占める製造業の割合が22%に達しています。この数値は11%のアメリカを大きく上回り、製造業大国のドイツとほぼ同レベルです。また、2011年の工業統計調査によると製造業の市場規模は約180兆円であり、建設・医療・不動産といった他の主要産業を上回っています。

つまり、製造業は日本の基幹産業なのです。そもそも、製造業とは、シンプルにいえば「モノを作って販売する産業」だといえます。一般的には「工業」と呼ばれているものと同じです。

ちなみに、製造業の事務所、いわゆる工場や作業所として認められるには「新製品の製造加工を行っている」「製造加工した新製品の卸売をしている」という2つの条件を満たしていなければなりません。

■「新製品」とは・・・「再製品」でないということを意味します。
つまり、一度市場に出回ったものを回収して再加工する事業は製造業には含まれないというわけです。また、新製品とは必ずしも完成品を意味するわけではありません。たとえば、機械の部品だけを作る事業も立派な製造業です。

■「卸売」とは・・・「小売店」や「産業用使用者」に製品を販売すること、もしくは、業務用に使用される商品を販売することを指します。
産業用使用者とは工場・建設業者・各種会社・官公庁・学校・病院・ホテルなどで、業務用に使用される商品とは事務用機械及び家具、病院・美容院・レストラン・ホテルなどの設備、産業用機械、セメントや木材などの建設材料などがその代表例です。さらに、同じ企業グループの別の販売所や工場などに製造加工した製品を引き渡す行為も卸売に含まれます。

いずれにせよ、製造業に従事している事業所だと認定されるには、単に製品を作るだけでなく、「売る」という行為も含まれていなければならないのです。もっとも、製品を作るだけで売らないのであれば、それは企業活動を行っているとはいえないので、当然といえば当然の話だということになります。

大きく3つに分類される!製造業の種類

日本の製造業といえば、自動車や電化製品などを連想しがちですが、実際には多種多様な分野があります、それを大きくグループ分けすると「基礎素材型産業」「加工組立型産業」「生活関連型産業」の3種類になります。

◆基礎素材型産業とは

鉄・石油・木材・紙などといった産業の基礎素材となる製品を製造することです。主に粉末や液状などの原料を用い、科学的もしくは物理的な結合によって目的の素材を形成していきます。そのうえで、加工組立型産業に従事している業者に基礎素材となる製品を引き渡すのが目的です。

一概にはいえないものの、大型設備を必要とするところが多く、「プロセス型」と呼ばれることもあります。代表的なものとしては、「木造・木製品製造業」「パルプ・紙・紙加工品製造業」「化学工業」「石油製品・石炭製品製造業」「プラスチック製品製造業」「ゴム製品製造業」「窯業・土石製品製造業」「鉄鋼業」などが挙げられます。

◆加工組立型産業とは

基礎素材を用いて自動車・テレビ・時計などといった加工製品を製造する産業です。ちなみに、ここでいう加工とは加工機械を用いて素材を部品にしていくことを指します。たとえば、金属素材における板金加工や切削加工、プラスチック素材における射出成型加工などです。

一方、組立とは加工した部品を商品として販売できるように、組み立てて完成させることを意味します。ボルトによる締結、溶接による結合、溶剤を用いた接着などがその代表例です。主な加工組立型産業としては、「一般機器具製造業」「電気機器具製造業」「輸送用機器具製造業」「精密機器具製造業」などが挙げられます。

◆生活関連型産業とは

生活に必要不可欠な衣食住関連の製品を製造する産業です。したがって、「食料品・飲料製造業」「衣服・繊維製品製造業」「家具・装備品製造業」はここに含まれますし、その他にも「たばこ・飼料製造業」「出版・印刷関連産業」「なめし革・毛皮製造業」などがあります。

人材不足とIT活用の遅れ!日本の製造業が抱える課題

かつての日本は、ものづくり大国として世界に名をとどろかせていました。日本から輸出された製品はどれも海外市場で高い評価を得ていたのです。ところが、時代の流れによって、そうした日本の優位性は次第に失われつつあります。

課題1

  • 技術革新によって先進諸国の製品が日本のものと遜色がなくなってきたこと、さらに新興国が製造コスト削減によって低価格製品を大量に輸出している
上記のことから、品質の高さは折り紙つきではあるものの、価格も高い日本の製品が苦境に立たされているというわけです。特に、大国である中国などが世界市場に本格参入し、溢れんばかりの低価格製品を輸出し始めたのが大きな要因だといわれています。

また、海外の変化だけではなく、日本自体が抱える問題も見逃せません。

課題2

  • 少子高齢化により、人材確保が困難になっている
国内では少子高齢化によって労働人口は減少の一途にあります。そのあおりを受け、製造業界も人材確保が困難になってきているのです。日本の企業はこの課題を克服すべく、外国人を採用したり、海外に工場を移転したりしています。

しかし、そうすると別の問題が生じてきます。

課題3

  • 今まで日本人の手によって作られてきた製品の品質を維持するのが困難になる
それを解決するにはIT技術を活用し、製造過程の効率化と製品の高品質化を図る必要があるのですが、日本の企業はこの分野において大きく立ち遅れています。

ちなみに、海外では企業規模の大小を問わず、製造業の分野にaiやIoTといった最新技術を導入することに積極的です。一方で、日本は製造技術に対する過信と導入コスト増大への懸念からこれまでITの活用に消極的でした。その結果、日本が海外の低価格製品に太刀打ちできなくなり、海外市場から取り残されるのではないかという懸念が広まっているのです。

こうした難局を乗り切るには、デジタル化による革命、いわゆるデジタルトランスフォーメーション(dx)を今後どれだけ推し進めていけるかにかかっています。

加工や組み立てだけではない!製造業の仕事内容

製造業の会社に就職した場合、そこでどのような仕事を行うかは部署によって大きく異なります。転職を検討している人の参考になるように、本段落では各部署の職種や仕事内容について紹介していきます。

企画・研究

どのような製品を作るのかを企画し、その企画の実現に向けて研究を進めていく仕事です。顧客に魅力的な製品を提供するためには欠かせない工程だといえます。また、製品の企画は顧客のニーズに沿ったものにしなければならないので、事前の市場調査や他社との差別化を図るための製品研究もこの部署の重要な仕事です。それに加え、常に最新技術を取り入れて品質向上に努めることも重要なポイントとなります。

加工・組み立て

製品を実際に作っていく仕事です。主な例としては、加工作業なら「食材料の加工」「ネジや歯車の製造」「布織り」などが挙げられます。一方、組み立てには「工業製品のチップの組み込みやはんだ付け」「食品のパッケージ化」「衣服の製造過程における布の裁断や縫製」などがあります。

いずれにせよ、製造業においてはこの部署に最も多くの人が割かれるのが一般的です。そのため、製造業の仕事といえば、加工や組み立てを連想する人が多いのではないでしょうか。ちなみに、ライン作業を導入している企業には組立を専門にするライン工が数多くあります。

点検

製造業の場合、製品が完成すればそれで終わりというわけではありません。できあがった製品に問題がないかの確認作業も製造業における重要な工程の一つです。その内容は「製品が一定の品質を保っているかをチェック」「自社の規格をクリアしているかの確認」「規定通りに作動するかの点検」といった具合に、多岐にわたります。点検方法も担当者の目視によるものから特殊な点検道具や精密機械を用いるものまでさまざまです。

仕分け・梱包

製品が完成すれば、出荷の準備として仕分けや梱包が行われます。仕分けとは出来上がった製品を整理して指定の場所に区分することであり、梱包は製品を箱詰めや袋詰めすることを指します。

生産管理

市場調査の結果や取引先との契約内容に基づいて製品を製造する時期や数量を決める仕事です。もし、時期や数量を読み違えてしまうと、商機を逃したり、過剰在庫を抱えたりしかねないので極めて重要な仕事だといえます。また、製品だけでなく、それを生産するために必要な部品や材料の数量管理もこの部署の仕事です。それに加え、不良品を出さないための品質管理の役割も担っています。

営業・販売

営業は自社の製品を知らない、あるいは知っていても関心の低い人や会社に対して売り込みを行い、新規契約につなげていく仕事です。そのためには「どの製品をどのようにしていつまでに売るか」という営業計画が欠かせません。この計画はノルマとして課される場合もありますし、自主的に設定するケースもあります。また、相手が興味を示したときに備えて見積もりやサンプルをいつでも提出できるようにしておくことも大切です。

一方、販売の仕事は「顧客に製品を売る」「顧客からの問い合わせに対応する」「宣伝活動を行う」の3つに大別されます。そのうち、製品の販売に関してはショールームや工場の直販所などで直接販売するケースもないではありませんが、多くの場合は購入希望があったお客様に対して納期や価格を提示し、契約に基づいて納品するという形をとります。

次に問い合わせへの対応ですが、「このような製品を扱っていませんか」という質問があれば、自社のおすすめ製品の魅力をアピールしたり、必要に応じて資料やパンフレットを送付したりするのが主な仕事です。最後の宣伝活動というのは、多くの人に自社製品を知ってもらうためにパンフレットやポップの作成をしたり、各種メディアやweb上などで広告展開をしたりすることを指します。また、場合によっては宣伝目的のキャンペーンを行ったりもします。

情熱をアピールすることが大切!未経験でも転職しやすい製造業

未経験の業界への転職を検討する場合、「経験がなくても大丈夫なのだろうか」と不安になるものです。しかし、製造業に関してはそのような心配はあまり必要ありません。なぜなら、製造業というのは品質に差が出ないように生産工程が徹底してマニュアル化されているからです。そのため、未経験者であってもかなり早く仕事を覚えられるようになっています。

もちろん、製造業にも販売・営業・企画・開発といった具合にさまざまな仕事があります。しかし、製造業の求人の多くは加工や組み立ての仕事か、あるいは仕分けや梱包などの軽作業です。そして、このような求人の場合は経験の有無はそれほど重視されないのが一般的です。

ただ、いくら転職が比較的容易だといっても履歴書や面接での自己PRを疎かにしてよいというわけではありません。どのような仕事であっても採用確率を高めるために自分を売り込むことは大切です。ただ、未経験者は過去の経歴や実績によるPRができないので、代わりに、志望動機としてものづくりに対する熱意をアピールするのがよいでしょう。

逆に、「人とのコミュニケーションが苦手なので黙々と取り組める仕事がしたい」などといった後ろ向きの志望動機を書いてしまうと「採用しても自分に合わなければすぐに辞めてしまうのではないだろうか」といった印象を持たれてしまいます。

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世界的な流行を見せた新型コロナウイルスにより、さまざまなビジネスがダメージを受けました。それは求人募集の減少という形にも現れており、2020年は転職希望者にとって厳しい年だったといえます。

しかし、製造業の求人者数に関してはその後増加傾向を見せており、転職のチャンスは増えてくるものと思われます。製造業に興味のある人はマイナビジョブ20'sなどを活用して積極的に転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。

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