機械設計を行うにあたっては、「できあがった機械でこういうことがしたい」という目的があります。その目的を、どのようにすれば実現できるかに関するアイデアを出し、コンセプトをまとめる段階が概念設計です。概念といっても、抽象的なままでとどめるのではなく、サイズや部品の種類や素材、使用する既存技術などについてなどをまとめる必要があります。
概念設計が済んだら、具体的な設計作業に入ります。また、設計作業を行いながら、概念設計でまとめた通りの概要を実現できるかどうかの検証も行うことが必要です。CADやCAMなどの図面を作るソフトや解析を行うソフトを使って、シミュレーションして検証を進めます。そのうえで、必要な修正や調整を行い、全体の構造に関わる基本的な部分について設計をするのです。回路設計や図面製作まで終わったら、問題がないかどうかの確認まで行うことになります。
詳細設計です。基本設計が骨格だすれば、詳細設計は、肉付けをして細部まで形を作り上げることだといえるでしょう。詳細に設計をしていくと、さまざまな課題が出てくることもあります。それらについて、素材や形状などに関して一定の変更をしながら、設計精度を高めていくのです。そのため、より良い設計を目指すために、試行錯誤を繰り返すことも珍しくありません。また、詳細設計では、完成した機械の環境への影響や製造にかかる期間、製造コストなどについても検討することになります。試行錯誤をするときには、実際に試作品を作って修正の効果や実現可能性を確認することも多いでしょう。また、試行錯誤を行っているうちにコンセプトからズレてしまうことがないように、注意して行う必要がある行程でもあります。
さまざまな検証を行い詳細設計まで終えたら、工場で製造できるような設計まで行う必要があります。たとえば、サイズや材質、部品、さらには組立・加工方法などまで指定するのです。これらを記載して設計図に仕上げるのが、生産設計です。
この試験は、取得していなくても機械設計の仕事に支障はない民間の認定試験です。1・2・3級があり、3級は受験資格要件がありません。2級は、工業系大学を卒業して実務経験3年以上です。1級は2級取得後、4年以上の実務経験が求められます。
この資格も民間の認定資格で、設計支援ソフトの総称であるCADを利用できることを示します。2次元CADの試験グレードは、難易度が異なる基礎・2級・1級です。1級に関しては、機械・建築・トレースに分けられています。3次元は、2級・準1級・1級の3つの級があります。
同じく民間認定制度で、CADに関する実務的な技術や技能の成果に関する認定を行います。特徴は、合否判定が行われないTCAD’Sです。スコアでCAD操作などに関する評価が行われます。
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