中心となるハードウェアは、パソコンやタブレットといった情報端末です。企業側が禁止していなければ、普段使っているスマートフォンでも問題はありません。
いずれにせよ、ポイントになるのはWeb面接に用いられるツールを早めに調べておくことです。 ツールごとに推奨スペックが定められているので、自分の機種がそれを満たしているか確認しましょう。 満たしていなければ、ツールが正常に動作しない可能性があるので、推奨スペック以上の機種を調達しなければなりません。 使用前に許可を取る必要がありますが、イヤホンも準備しておいたほうが無難です。基本的には情報端末のスピーカーで十分ですが、周囲の環境によっては聞き取りにくい可能性があるからです。 念のためにマイクも外付けのものを用意しておいたほうが良いでしょう。また、情報端末にカメラが内蔵されていない場合は、カメラを入手して正しく映るかテストしなければなりません。 なお、タブレットやスマートフォンを使用するなら、それらを立てられるスタンドも必要です。Web面接を受ける場所は、次の3点をクリアしていることが条件になります。1点目は、Web面接の実施中に騒音が入りにくいことです。リアルタイムで映像の送受信も行っているとはいえ、情報伝達の手段は音声がメインになります。
したがって、それを妨げる要因が少ないことを重視して選択しなければなりません。2点目は、自分が問題なく映るだけの明るさを確保できることです。 照明の光量が足りなくて薄暗いと、顔色が悪く見えてネガティブな印象につながります。逆に、明るければ元気に見えやすいので、ポジティブな印象を与えたい場合に効果的です。 3点目は、インターネットの環境が整っていることです。通信が途切れがちな場所や、セキュリティに問題がある場所は避けましょう。 また、同じネットワークを多くの人が使っていると、その影響で自分の通信が不安定になるケースも見受けられます。 したがって、できるだけ自分以外の利用者がおらず、安定したインターネット環境が維持されている場所を候補にしましょう。以上の3点を満たす代表的な場所は自宅であり、落ち着きやすいという意味でも適しています。背景に決まりはありませんが、なるべくインパクトの少ないものが無難です。たとえば、シックな色の壁であれば、相手の意識がそちらに奪われることはありません。
そのような壁がないなら、白などのカーテンを引いておくという手もあります。また、家具やポスターが後ろに映り込まないようにすることも大切です。 ドアやエアコンは移動させられないので、場所によってはやむを得ず映る場合もあるでしょう。少なくとも、たくさんの小物が背後に見えているような状況は良くありません。 また、ツールの多くは、バーチャル背景の機能を備えています。リモート飲み会などでもよく用いられていますが、Web面接では基本的に使わないほうが安全です。 バーチャル背景は自分のいる現場を見せたくない場合に使われることが多く、相手に何かを隠しているような印象を与えるリスクがあります。不自然な合成感が生じやすく、不快感を持たれてしまうケースもあるので注意しましょう。Web面接を受ける場所が自宅などの場合、ラフな格好でも構わないと考えがちですが、それは正しくありません。
服装に関しては、対面式の面接と同様にスーツを選択することが基本です。採用してもらうための意気込みをアピールできますし、働いている姿をイメージしてもらいやすいというメリットもあります。 「服装自由」と募集要項に書かれていても、プライベートで着るようなファッションは避けることが大事です。スーツを着ないのであれば、社会人らしい清潔感を重視して、オフィスカジュアルと呼ばれる服装にしておきましょう。 また、髪型に関しても同様で、爽やかさを出せるように整えることが欠かせません。Web面接に用いるツールの仕様にもよりますが、相手に許可された時点で入室が可能です。したがって、基本的にはツールを起動して待機することになります。
情報端末のフリーズなど、急なトラブルにも対応できるように、遅くても10分前にはスタンバイしておくことが望ましいです。また、待機中でもメッセージを送れるなら、入室の準備ができたことを伝えておくと良いでしょう。 一方、退室はこちらの操作で行えますが、そうするように指示されるまで待つことが基本です。 しかし、相手がWeb面接に不慣れなら、指示がないまま終わる可能性もあります。その場合は、相手の退室を見届けるまで待機しておきましょう。入退室の際に挨拶を行うのは対面式の面接と同じです。「本日はよろしくお願いします」「本日はありがとうございました」など、内容的にも大差はありません。
違いを覚える必要があるのは、挨拶をする際の姿勢です。対面式の面接では立ってお辞儀をしますが、Web面接では基本的に座ったままお辞儀をしましょう。ただし、立って行うことがマナー違反というわけではないため、相手に合わせて判断することも一つの手です。 たとえば、体育会系の社風が強い企業なら、そうしたほうが熱意をアピールできる可能性もあります。 ただし、そのまま立ち上がると顔が映らないので、画角を考慮して後ろに下がるなどの工夫が必要です。Web面接では、相手にこちらの様子をすべて把握されるわけではないので、カンペを利用できそうだと思う人もいるでしょう。
カメラに映らない場所に付箋を貼るなどの方法がありますが、誠実に自分の言葉で話すことが大切なので、そのような行為は好ましくありません。少なくとも、カンペばかりを見てスムーズに話せないとマナー違反に該当します。 気付かれてしまうと、採用される可能性は低くなるでしょう。したがって、どうしてもカンペを使いたいなら、キーワードだけを大きくメモしておくなど、さりげなくチェックできる程度のものに留めておくのが得策です。マイナビジョブ20'sは、マイナビグループ唯一の20代専門転職サービスです。面接対策・書類添削・求人紹介・適性診断など、充実した体制で皆さまの転職活動をフルサポートいたします。
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