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教えてくださいは敬語?ビジネスシーンに欠かせない言い回しを解説

社会人になると、より一層言葉遣いが重要視されます。特に日本語は尊敬語や謙譲語、そして丁寧語などがあり、深く理解している人は多くはないのではないでしょうか。

転職活動や就職活動はもちろん、その後の社会人生活においてビジネスで失敗しないためには言葉に関しても知っておく必要があります。

今回は、「教えてください」という言葉に注目し、使い方や言い回しなどを解説します。

教えてくださいは正しい敬語表現なのか

社会人ともなれば、上司や先輩などに何かを教えてもらわなければならないシーンがたびたび訪れるでしょう。

転職活動や就職活動では、エージェントなどに尋ねたいことが出てくるケースもあるのではないでしょうか。そのようなとき、「教えてください」という言葉を使ってもよいか迷う人もいるかもしれません。

この言葉は、果たしてビジネスシーンで常用してもよいのでしょうか。

敬語だが口語的な表現

結論からいってしまうと、「教えてください」は敬語です。「教える」という動詞に、「くれる」の尊敬語である「ください」を組み合わせたものとなります。

尊敬語は相手を高めるときに使える表現なので、目上の人に使用しても問題はありません。ただし、やや口語的な表現となる点は頭に入れておきましょう。

関係性やシーンによっては注意が必要

丁寧な表現ではあるものの口語的であるとなると、相手との関係性や使う場面などによっては注意が必要になってきます。

先輩や、年上だけれどもそこまで関係性が遠くない、あるいは、逆に親しい仲である場合には特に問題なく使うことができるでしょう。

例えば、プライベートでも一緒に食事に行くことのある先輩であれば、日常的に使用しても不快な思いを抱かせることはないのではないでしょうか。

関係性が遠くなかったとしても、企業の重役であったり取引先や交渉相手であったりなど、立場や役職に大きな開きがある場合には気軽に使わない方が無難です。失礼だと感じる人も少なくないためです。

会話をする相手との関係性だけではなく、周囲に誰がいるのかにも気を配る必要があるでしょう。親しい先輩との会話であっても、例えば、その先輩のさらに先輩や上司が同席している場合には、もう少し丁寧な表現を使うことをおすすめします。

目上の人に対しての言葉遣いがなっていないという印象を持たれてしまう可能性があるためです。ビジネスシーンで誰かと会話をする際には、その場にいる立場が最も上の人に合わせた言葉遣いで統一しましょう。

もちろん、部下や後輩にまで丁寧すぎる表現を使う必要はありませんが、周囲にどうみられているかを意識することで、余計なトラブルを起こすリスクを確実に減らすことができるはずです。

「ください」はひらがなで表記

言葉を扱う際に多くの人が難しく感じ迷ってしまうのが表記です。転職活動なども含めビジネスシーンではメールやチャットなどを活用するケースも多々あるでしょう。

会話では特に気にしないかもしれませんが、メールなどで文字のやり取りをする際には表記にも注意しておく必要があります。

何かを教えてもらいたいときには、「教えて“ください”」とひらがなで表記します。「教えて“下さい”」と漢字で書くことをよしとしない人もいるので注意しなければいけません。

ひらがなの「ください」は、補助動詞と呼ばれるものです。補助動詞は動詞と連結して動詞の意味を補う役割を持っています。「食べてください」や「取ってください」などが、この用法にあたります。

「食べる」や「取る」という動詞を補助しているので、ひらがな表記となるのです。漢字の「下さい」は、それ自体が意味をもっている動詞です。

漢字表記するケースは、物理的に何かを受け取りたいと思っているときと認識しておきましょう。「水を下さい」や「資料を下さい」などが、この用法にあたります。

水も資料も動詞ではなく名詞であるため、「下さい」は補助動詞とはならないのです。

ただし、「ください」の前の言葉に動詞の意味が含まれる場合には名詞であってもひらがな表記が使われます。のちに出てくる「指導」や「連絡」などがそれにあたります。

メールでやり取りをするケースが多いビジネスマンは、こうした使い分けを知っておくだけでも、相手に不快な思いをさせずに済むでしょう。厳密にここまで意識して使い分けている人は少ないかもしれませんが、知っておいて損はありません。

特に誰かに何かを教えてもらいたいときは、丁寧な言葉遣いを心がける必要があります。言葉遣いを間違ってしまうと、その何かを教えてもらうことができず業務やキャリアに支障が出る可能性があるためです。

さまざまな表現に応用できるため、一度頭の中で整理をし、正しく使えるよう身につけておきましょう。

教えてくださいを他の言葉で言い換えてみよう

では、人に何かを教えてもらいたいとき、他の言い方はできないのでしょうか。やや口語的で、距離のある目上の人に対して使えないとなれば言い換え表現も知っておかなければいけません。

いくつか例文を挙げながらみていきましょう。

お教えください

非常にシンプルな表現なので、違和感なく使用することができるのではないでしょうか。「お」を付けるだけでも丁寧の度合いは増すため、会話でもメールでも使うことが可能です。

ただし、このあとで紹介するいくつかの言い回しと比較すると、シンプルであるがゆえに素っ気ない印象を与える場合もあるので注意する必要もあります。

失礼にあたることはありませんが、最低限のマナーを守った言い回しであると解釈しておくとよいでしょう。

ご指導ください

お教えくださいと比べると、少し堅いイメージを持たれる表現かもしれません。何か情報を教えて欲しい場面というよりも、やり方や作法などを直接伝えて欲しい場面で使われることの多い表現です。

「今後とも変わらずご指導ください」など、挨拶の一つとして使われるシーンもよくみられます。

この場合は、具体的に何か教えてもらいたいわけではなく、今後もお付き合いをしていきたいという意味合いが強いと考えておくとよいでしょう。

ご教示ください

比較的シンプルな知識や方法、手順などを教えてもらいたいときに使える表現が「ご教示ください」です。

答えがある程度明確であり、一度聞けば理解できるようなものなどは、この表現で尋ねるとよいでしょう。例文としては、「書類の見方についてご教示ください」、「ソフトの活用方法をご教示ください」などとなります。

いずれも高度な技術が必要になるというよりも知らない知識や方法を尋ねているため、この表現が使われます。

ご教授ください

より専門的で特殊な技術などを教えてもらいたい場面で使えるのが「ご教授ください」という表現です。学問や芸事などに関することを、継続して教えてもらう際にも使うことができます。

例文としては、「営業成績向上のためご教授ください」、「新たな研究成果についてご教授ください」などとなります。

「ご指導ください」と同様に、「今後とも、ご教授ください」などのように挨拶として使うことも可能です。

ご連絡ください・ご回答ください

「ご連絡ください」や「ご回答ください」は、単に知りたいことに答えてもらいたい場合などに使われます。

教えてもらいたいという気持ちも含まれてはいますが、どちらかといえば催促をする際に使用されるケースが多いでしょう。ただ、文脈や前後の文章・単語によっては目上の人にも十分に使える表現です。

「いただけないでしょうか」などを活用する

先輩や上司などに何かを教えてもらいたい気持ちがあるときに使える表現をいくつか紹介しましたが、語尾を変えるだけでも印象や相手の受け取り方が変わります。

「お教えいただけないでしょうか」、「指導いただけませんか」、「ご教示くださいませ」、「ご教授くださいますようお願い申し上げます」など、さまざまなバリエーションがあります。

あまりかしこまりすぎると逆に失礼にあたるケースもありますが、ここで示した例文程度であればビジネスシーンでも問題なく活用できるでしょう。

「ぜひ」や「幸いです」を活用する

また別の言葉を付け加えて丁寧な表現に言い換えることも可能です。

「ぜひ、お教えください」や「お教えくださいますと幸いです」などがよく使われるパターンです。「ぜひ」を付け加える場合には、「ください」同様ひらがな表記が無難でしょう。

漢字表記でも間違いではありませんが、「是非を問う」のように名詞として使われるときは漢字、「ぜひ、お伺いさせていただきます」のように副詞として使われるときはひらがなで表記した方が、ビジネスシーンでは受け入れられやすいのではないでしょうか。

メールやチャットで教えてもらったときの返信のポイント

上司や先輩、取引先の人などとメールやチャットのやり取りをしており、実際に何かを教えてもらったときの返信のマナーも知っておきましょう。

  • 感謝の言葉を添える
    返信メールでは、感謝の言葉を添えることで気持ちを伝えることができます。「お教えいただき、ありがとうございました」、「ご教授くださり、ありがとうございました」などと表現すれば十分です。

    「大変」や「誠に」などを付け加え、「ご指導くださり、誠にありがとうございました」などとすれば、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。
  • より丁寧な表現を使いたいとき
    さらに丁寧に返信したいのであれば、「ありがとうございます」の代わりに「感謝申し上げます」や「大変うれしく思います」などを使用するとよいでしょう。

    これらの言葉は、「ありがとうございました」の言葉の後に付け加えることもできます。しつこくない程度に活用すれば、より丁寧な表現として受け取ってもらえるはずです。
  • 感謝と一緒に伝えたいこと
    上記の表現で十分に返信メールのマナーは守れていますが、感謝の言葉に加えて、教えてもらったことなどを今後どう活かしたいのか、教えてもらったことで何がどう変わったのかなども添えると、立派な社会人として捉えてもらうことができるのではないでしょうか。

    「このたびはご教授いただきまして、誠にありがとうございました。おかげさまで内定をいただくことができました」などと表現を加えるだけでも相手は教えてよかったと感じ、今後の付き合いにもよい影響を及ぼすでしょう。

言葉の使い方で印象は変わる

社会人になっても勉強は続きます。1人で学べることもあれば、誰かに教えてもらわなければならないこともあるでしょう。後者の場合にはコミュニケーション能力が必要になるため、教えてもらう際や教えてもらったあとの対応が非常に重要になります。

「教えてください」という言葉は敬語ではありますが、少し言い回しを変えるだけでも、相手への伝わり方や関係性が変わります。

自分をさらに成長させたいのであれば、できる限りよい印象を持ってもらえる表現を選択するよう心がけましょう。

では

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