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作業効率が上がるポモドーロ・テクニックとは?その効果や実践方法を紹介!

みなさんは「ポモドーロ・テクニック」という言葉をご存知でしょうか。

効率よく勉強や作業を行うために、人間の集中力を高める最適な時間配分を提供してくれる時間管理術です。集中力を上げることで成果物の質の向上や作業時間の短縮を図ることができます。

この記事では、ポモドーロ・テクニックの概要やその効果を説明し、効果的に実践する方法について紹介します。

ポモドーロ・テクニックとは?

ポモドーロ・テクニックとは、仕事や勉強のタスクを25分ごとに分割して、5分間の休憩をはさみながらきっちり決められた時間でタスクを実施していくという時間管理のテクニックです。

これを実施することで集中力が最大化し、生産性が大きく上がります。この1タスク25分間のことを「1ポモドーロ」と呼び、4ポモドーロごとに長めの休憩を入れることが推奨されています。

ポモドーロ・テクニックは、イタリアのコンサルタントであるフランチェスコ・シリロ氏により1987年に考案されました。当時大学生だった彼は、自分自身の集中力がなかなか持続しないことに悩んでいて、時間の使い方を見直してみたそうです。

そのときに使用したのがトマト型のキッチンタイマーでした。「ポモドーロ」とは、イタリア語でトマトを意味します。このタイマーを使って、何分間の作業であれば人間の集中力が持つかを試行錯誤した結果、最終的に導き出された結論が「25分作業+5分休憩」だったそうです。

このポモドーロ・テクニックは、シリロ氏のWebサイトで公開され、さまざまな人に広まっていきました。彼はその後に本も出版し、2019年には日本語訳版も出版されています。

30年以上前に考案されたアイディアでありながら、時代が変わってもなお多くの人に愛されているテクニックなのです。

ポモドーロ・テクニックにはどんな効果がある?

ポモドーロ・テクニックは時間管理術であると紹介しましたが、実は単純に時間を効率よく使えるというだけでないさまざまな効果があります。

シリロ氏のWebサイトによると、ポモドーロ・テクニックには10個もの効果があるとされています。これらをジャンル分けしながら順番に見ていきましょう。

  • 集中力が持続できる
    シリロ氏のWebサイトでは「作業の割り込みに対応できる」といった言葉で書かれています。

    人間の集中力が持続しない原因は、ほかの人から電話やメールが来るといった「外的要因」と、自分自身がなにかほかのことに気を取られてしまう「内的要因」に分けられます。

    シリロ氏は特に「内的要因」を改善するために目標設定の必要性を説いたといいます。ポモドーロ・テクニックでは、決まった時間内に決まったタスクをこなすという明確な目標を立てます。

    そうするそこで、ほかのことに気が散ってしまっても常に正しい方向性で集中して作業ができるようになるのです。
  • 時間の管理ができる
    これは「目標達成のために時間を敵から味方に変える」「時間のプレッシャーに負けず締め切りを守る」といった効果を意味します。

    勉強や作業はどうしても時間に追われてしまいがちです。時間が足りないことで焦りが生じたり、終わるかどうかわからない不安におそわれたりする人もいます。

    しかし、ポモドーロ・テクニックを続けることで、自分がどのタスクにどれくらいの時間がかかるのか理解できます。

    いつまでに何を終わらせればいいのかを理解することで安心して作業ができるようになり、作業中にほかのことを考えてしまう「内的要因」が軽減できるのです。
  • タスク管理ができる
    「見積もりミスを減らす」「目標の複雑さや達成の不確実さを軽減する」といった効果もあります。

    ポモドーロ・テクニックでは単純に時間を管理するというだけでなく、1ポモドーロで完了できるタスクを設定することが重要です。

    これにより、自分自身が25分間で実践できるタスクを理解できるようになり、時間を見積もる能力が身につくようになります。また、より単純化されたタスクを設定できるようになります。

    自分にとって理解しやすい目標を立てる能力を身につければ、それらを達成できる可能性も上がり、また成功体験を味わうことができるという良い循環が生まれるのです。
  • 業務内容の改善ができる
    これはポモドーロ・テクニックにより「会議の時間や回数を減らす」「業務内容改善によるモチベーション向上」が可能になるという側面です。

    どのタスクにどのくらいの時間を要するか見積もりができるようになることで、より効率よく業務を行う手がかりが見えてきます。

    時間を見直すことで本当に必要だった作業がどれなのかを理解でき、会議や業務といったタスク自体を改善していくことにつながります。
  • チーム内での作業効率化が図れる
    ポモドーロ・テクニックのメリットは個人の作業効率向上だけではありません。

    「やるべきことをチームメンバーと同じ視点で共有できる」「チーム内で効果的なタイムテーブルを作成できる」「タスク完了のためのチーム内コミュニケーションを最適化できる」といったチームワークにもたらす効果もあります。

    ポモドーロ・テクニックを実践することで目標やタスクが明確になるため、それらをチーム内で共有することでメンバー全員が同じ方向性で作業できるようになるのです。

    これにより、いつ誰がどのタスクをやるのかといった計画もより具体的なものとなります。

    また、全員が同じ時間で集中して作業をすることで、ほかの人から話しかけられるといった集中力が削がれる「外的要因」を減らすことにもつながります。

ポモドーロ・テクニックを実践してみよう!

それでは、実際にポモドーロ・テクニックはどのような方法で行うのでしょうか。ポモドーロ・テクニックを実践する6ステップと、各ステップでのポイントをご紹介します。

  • STEP1 終わらせたいタスクを選択する

    まずは実際にやるタスクを考え、メモします。ここで重要なのは自分自身が集中してこのタスクをやるぞ!という気持ちです。

    ポモドーロ・テクニックでは決められた時間、きちんとそのタスクに全神経を集中させる必要があります。そのため、どのタスクを実行するか選ぶときから気持ちを整えて置く必要があるのです。

  • STEP225分にタイマーをセットする

    ポモドーロ・テクニックによって決められた「25分」という時間にタイマーをセットします。

    25分を長いと思うか短いと思うかは人それぞれですが、必ず25分は作業を中断しないと自分の中に小さな誓いを立てることが大切です。

  • STEP325分間、集中して作業する

    この25分間は必ず自分で決めたタスクに没頭します。しかし、突然なにか自分の中に考えが巡ってしまったり、ほかにやることを思い出したりすることもあります。

    その際はそれらをメモしておき、後回しにします。あくまでも自分自身で決めたタスクを25分間やり通すという気持ちを貫き通してください。

  • STEP425分が完了したら、タスクにチェックを入れる

    1ポモドーロが完了したら、そのタスクにチェックを入れます。最初のうちはタスクがきちんと終わらなかったり、逆に時間が余ってしまったりすることもあります。

    しかし、繰り返し実践していくうちに自分がタスクをこなすスピードがわかってくるようになり、終わらせることができるようになるものです。

    終わったときの成功体験を味わうことで、ポモドーロ・テクニックがより有意義なものになります。

  • STEP55分間の休憩をとる

    1ポモドーロごとに5分間の休憩をとります。コーヒーを飲んだり、少し散歩をしたりするなど、仕事に関係のないリラックスできる行動で脳をリフレッシュさせましょう。

    ここでは「やらないことリスト」を作るとより効果的です。

    たとえば、休憩中に動画サイトやSNSを見始めてしまうと、なかなか次の作業に取り組めなかったり、次の作業中に考えが巡ってしまい集中力が続かなかったりしてしまいます。

    そこで、あらかじめ休憩中に「やらないこと」をリスト化しておき、次の作業に備えることも大切です。

  • STEP64ポモドーロごとに長めの休憩をとる

    4ポモドーロが完了したら、20~30分ほどの長めの休憩をとります。このときは、前述した「やらないことリスト」を作らなくても問題ありません。

    自分がしっかり休息をとれることをしましょう。ただし、その後続けて作業をする場合は、きちんと自分の決めた休憩時間を守ることが重要です。

ポモドーロ・テクニックに役立つツール

ポモドーロ・テクニックはたくさんの人に使われているため、便利なツールも開発されています。
ここではそれらのツールを3つ紹介していきます。

  • 公式ポモドーロ・タイマー
    シリロ氏のホームページでは、パソコンやスマートフォンから利用できて実際にタスクを登録して時間を計測してくれる「ポモドーロ・タイマー」が公開されています。

    余計な機能がついておらず、タスクを入力してタイマーをスタート・ストップするだけの単純なものですので、初心者にも使いやすくなっています。

    考案者のサイトで公開されているということで、安心感もありますね。
  • Focus To-Do
    Focus To-Doは、ポモドーロ・タイマーを内蔵したタスク管理アプリです。

    ただ時間を測るだけでなくタスク管理機能が充実しているため、継続的にポモドーロ・テクニックを使っていきたいと考えている人にオススメとなっています。

    このアプリの良いところは、さまざまなデバイスに対応している点です。

    Windows、MacOSといったパソコンだけでなくAndroid、iPhone、iPad、Apple Watch、Google Chromeの拡張機能まで幅広く使うことができます。

    また有料版を購入すれば、タスクや実績のデータをクラウド上にアップロードして各デバイスで共有することも可能です。
  • Pomodoro Tracker
    Pomodoro Trackerは、web上で利用できるポモドーロ・タイマー兼タスク管理ツールです。

    最低限のタスク管理機能が備わっており、ユーザ登録をしておけばデータを保存しておくことができます。ツールの特徴は、webサイト上で動くという点です。

    どのデバイスからでもインターネットを通じてブラウザ上で利用できるため、あらかじめインストールをしておかなくても多機能なポモドーロ・タイマーを使うことができます。

ポモドーロ・テクニックで生産性を高めよう!

ポモドーロ・テクニックは、さまざまな効果を持つ時間管理術・タスク管理術です。

タスクを目の前にすると、さまざまな要因から集中力が続かない人も少なくありません。

世界中の人が実践して効果を実感している有用なテクニックですので、時間不足に悩まされている方や集中力がなかなか続かないといった方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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