採用面接で「逆質問がない」人へオススメしたいポイント

作成日:2018.08.01 更新日:2024.04.19

採用面接を受ける際、最後の方で「なにか質問したいことはありますか?」と聞かれたことのある方も多いでしょう。新卒の採用面接の場合は人数が多いためあまりその余裕がないことも多いですが、第二新卒を含む中途面接になると応募者からの逆質問の機会が増えます。

 

逆質問はお互いの理解度を高めるために行われることが多いのですから、ぜひ疑問に思っていたことを聞く機会や、アピールが足りなかった場合の最後のチャンスとしてぜひ活用してみてください。「逆質問がない」という方も活用の仕方次第で良い結果を生むこともできるはずです。

採用面接で逆質問をする意味とは?

それでは企業側があえて逆質問をするのには、どのような理由があるからなのでしょうか?その点についてご説明します。

双方向での理解度を高めるため

採用面接は企業やその面接官によっても内容が異なってきますが、一般的には応募者がその企業にふさわしいかどうかを判断するために企業側から質問をすることが多いです。そのため企業→応募者への理解が進んでいたとしても、応募者→企業への理解が進まないこともあります。

入社してから「こんなはずではなかった」とミスマッチが発生してしまえば、企業としては採用にかかった費用や人員が無駄となり、応募者側は転職に失敗してしまうという状況を招いてしまいます。 お互いにとって不幸な転職を避けるためにも、面接のときに逆質問をして理解を深めることが、重要になってくるのです。

 

面接だけでは不足してしまう長所を知るため

面接は人と人とが行うものですから、うまくいくこともそうでないこともあります。企業側にしてみれば、良い人材を見逃すことなく採用したいですし応募者側からしても、自分に合っているかもしれない企業に自己アピールの不足で落選するといったことは避けたいはずです。

面接でヒアリングしたけれどまだ聞き出せていない、あるいは伝えきれていないという場合に状況を変えることができる力が逆質問にはあります。質問に自分のアピールを織り込むこともできますから、疑問を解消する・意欲を示す・長所を伝えるという逆質問に存在する3つの機能をうまく活用して、消化不良にならないようにしてください。

 

パターン別に準備をしておこう

採用面接の場合、面接官のポジションや面接官あるいは応募者の人数で質問すべき内容が変わる可能性もあります。それぞれの場合を想定して準備を進めることで、後悔のない面接を行いましょう。

面接官のポジション

  • 人事担当
  • 人事マネージャー
  • 現場マネージャー
  • 部長
  • 役員
  • 経営者

上記のように面接の段階によって面接官のポジションも大きく変わってきます。人事担当にするような質問を経営者にすれば、貴重な機会を失うだけでなく、適切な質問がわかっていない応募者だと捉えられてしまう可能性さえ出てきます。最後に受けたマイナスの評価でうまくいった面接を台無しにしないように、それぞれのパターンで適切と考えられる逆質問を用意しておきましょう。

 

例えば、経営者ならその会社の過去・現在・未来に関する質問が適しているでしょうし、人事マネージャーなどならこれまでたくさんの人材を見てきているでしょうから、活躍する人材の傾向などを聞いてもいいかもしれません。このようにそれぞれの面接官が置かれている立場を想像してすべき質問を考えるのがおすすめです。

面接官の人数・応募者の人数

転職面接では面接官が1名、もしくは複数人の場合、応募者側も自分だけの場合とグループ面接の場合の2パターンずつあります。それぞれ適した質問がかわってきますので、それぞれの場合を想定して逆質問を作っておきましょう。

 

面接官が複数人いる場合は、全員に対する質問なのか、特定の方に向けて質問するのかを決めておきましょう。そして質問したい理由とどなたに聞きたいのかを伝えてから質問をする配慮が必要です。

 

応募者が自分だけ、あるいは複数人の場合によっても質問内容が変わってきます。自分だけの場合、時間が余れば多く質問できる可能性もありますが、複数人いる場合は短時間ですむような質問を用意しておくことが求められます。質問が重なる場合もあるでしょうから、余裕をもっていくつか用意しておきましょう。

逆質問のポイント3つ

最後に逆質問のポイント3つをご紹介します。

  • 調べていればわかることを聞かない
    企業ホームページや新聞・雑誌など、調べれば載っている情報について質問するのは、意欲がないと言っているようなものですのでやめましょう。聞く場合は、「◯◯事業でいまだかつてない業績を作られましたが、何が成功要因だったと捉えていらっしゃいますか?」など、調べた上でどんな部分に関心を持ったのかが伝わるような質問を心がけましょう。
  • 条件面や待遇などやる気が見えない質問はしない
    休暇や待遇などの条件面についての質問は、会社に関心があるというよりも自分にとって働きやすい環境かどうかを重視しているように見えます。会社を選ぶ軸がそれなのではないかと思われる可能性もありますので、調べた情報や働き方などから想定して自分と合うかどうかを判断しましょう。
  • 企業に対する関心や意欲をアピールする
    十分アピールができた場合であれば聞きたいことを質問することになんの問題もありませんが、もしうまくいかなかった面接の場合、企業に対する関心や意欲をアピールしていくことはとても重要です。 例えば、「これまで◯◯分野の◯◯に関する経験を4年積んで参りましたが、御社の◯◯分野で生かすためにはどのようなことが必要でしょうか。」などのように経験をアピールしながら不足している点を聞き出すなど、関心プラス経験を伝える質問をすると良いでしょう。

まとめ

採用面接の場合、必ずといっていいほど聞かれる逆質問は、シーンを想定して準備しておくのが面接のマナーであり、成功に導くポイントとなるはずです。自分の面接を好印象なものにできるよう、3つのポイントをぜひ参考にしてみてください。

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