長期にわたって取り組んできたことがあるなら、自分の強みとして企業にアピールできます。何も際立った才能でなくとも、継続的な経験が自己成長に繋がっているとアピールできれば、面接官の目に留まる可能性があります。
多少の困難があっても継続して取り組める人、努力家であるというイメージを持ってもらえるでしょう。たとえば、入社当初から営業で反応が良かった言葉を書き留めて次に生かしてきたなど、自分の成長に繋がったエピソードがあれば自己PRとして話せます。応募先の業種で役立つ能力があれば、自分の強みとして伝えられます。仮にプログラマーの求人に応募するなら、プログラミング言語やインターネット関連の知識があることは企業に貢献できる強みになります。
営業先に常駐する職種であれば、接客やクレーム処理の経験などもアピールポイントになるでしょう。企業に貢献できる自分の強みが見つからないときは、診断ツールに頼るのもひとつの手です。診断ツールを使えば自分の強みを可視化できます。
客観的に自分の強みを判断できるので、面接官の共感を得やすいエピソードに仕立てられます。採用担当者に興味を持ってもらうには、応募者の強みが確実に伝わる文章でなければなりません。たとえば、営業成績1位を獲得したというエピソードは順位自体が強みなのではなく、1位を獲得できたプロセスを経たことが応募者の強みとなります。
営業成績1位を獲得したという結論から伝え、どうやってそれまでのプロセスを経たのかを説明することで自身の強みを的確に伝えることができます。そうすることで興味を掻き立てられるエピソードになり、採用担当者の目に留まる確率を上げられるでしょう。 上述したように営業成績1位を獲得した点のみを伝えるなど、アピールする強みを間違えるとただの自慢話に聞こえてしまうため注意が必要です。 好感を持ってもらうためには、「1位を獲得した」「資格を取得した」などの結果ではなく、1位を獲得・資格を取得できるくらいの能力を強みとしてアピールすることが大切です。自分の能力をアピールするなら、共感できるエピソードや比較できる数字を盛り込むと、説得力のある自己PRを作成できます。
上述した交渉術を身につけて営業成績1位を獲得したという話も、対比できる要素を入れた方がより組織で働いたときのイメージを持ってもらいやすくなります。たとえば、「営業成績が最下位だったが、手ごたえがあった交渉を書き留めて次に生かして交渉術を身につけた」と肉付けした方が説得力を上げられるでしょう。最後に自分の強みが企業にどう貢献するのか、生かせるポイントを盛り込んでいきます。強みを生かす方法を提示することで、応募者が組織にマッチするかどうかを採用担当者が見極めやすくなります。
ただし、強みを生かす範囲を狭めすぎると、候補から外れる可能性があるので注意が必要です。海外事業部で貢献したいなどと活躍する場を断定的にあげると、違う職種や部署で働く可能性がある場合に不採用になる恐れがあります。 希望の職種や部署に就けないと入社後のギャップが大きくなり、早期離職に繋がるリスクがあるためです。ずれた回答をすると、組織で働いた際に上手く意思疎通が図れないのではないかと悪い印象を持たれてしまいます。一人で黙々と作業するような職種であっても、部署内やチーム内で意思疎通を図れないと業務を遂行するのは困難です。
伝えたいことは一つに絞り、肉付けする形で話を膨らませていくと要点を絞って作成できます。自己PRを作成する際はあれもこれもと強みを列挙しがちですが、強みを一つに絞ると伝わりやすい文章になります。長所と短所は表裏一体です。マイナスな表現を使うと、たとえ長所であったとしても短所として受け取られてしまう恐れがあります。自分の強みを列挙して自慢話になるのも問題ですが、自信がなさ過ぎて短所に捉えられてしまうのも問題です。
企業が欲しい人材は、何も突出した才能がある人ばかりではありません。現場でバリバリ活躍できるプレイヤーが多い職場なら、サポートできる人材を求めているケースもあります。 自分の強みでは弱いのではないかと不安になるよりも、自分の強みに自信を持って言い切ることが大切です。採用担当者に刺さるエピソードを考えましょう。企業にマッチしていない自己PRを作成すると、入社後のギャップが大きくなる恐れがあるので、不採用になる確率が高まります。組織に合っていないと判断されないように公式ホームページや求人、業務内容をよく確認したうえで応募しましょう。
たとえ第一希望ではない場合でも、応募先の情報を確かめることが大切です。他の企業にも該当するような自己PRにするのではなく、応募先でこそ発揮できる強みをアピールすると、採用される確率が高まります。 第一希望ではないからと適当に作成するのではなく、少しでも余裕をもって転職活動を進められるように、一つひとつ丁寧に自己PRを作成しましょう。真剣に取り組むことで自己PRを作成する練習になり、第一希望の企業にも通ずる自己PRを考えられるようになります。マイナビジョブ20'sは、マイナビグループ唯一の20代専門転職サービスです。面接対策・書類添削・求人紹介・適性診断など、充実した体制で皆さまの転職活動をフルサポートいたします。
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