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非公開求人は怪しい?非公開にする理由や実態を解説

就職活動や転職活動をしていると、「非公開求人」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。

人を募集しているのに、なぜ公開しないのかと疑問を感じませんか。非公開求人は怪しい気がして、避けている人もいるかもしれません。

しかし、それは大きな誤解で、非公開求人の中に良質な求人が見つかることも多いものです。そこで、本記事では非公開求人の真相、非公開の理由や実態について迫っていきます。

非公開求人とは?公開求人とどこが違うのか

ハローワークや就職情報誌、求人情報サイトなどで行う誰もが見られる求人情報は、公開求人と呼びます。反対に、外部に向けては求人データを公表していないものを「非公開求人」と呼びます。

採用企業側は、求める人材によって、自社のHPやSNS、新聞の折込広告、アルバイト情報誌、求人サイトや転職サイト、転職エージェントなど、求人方法を使い分けることが一般的です。

それらの求人方法は、あくまでも広く一般に向けて公募して条件に見合った人材を選抜する方法です。 求人の媒体によっても採用コストが異なるため、募集したい人材やほしい人数によって適宜求人広告の掲載先を選ぶことになります。

企業が社員やアルバイトを大量採用したい場合は、有名な求人サイトで求人情報を公開すれば、多くの人の目に触れることになり、求職者も集められるでしょう。

一方、非公開求人は、たとえば企業が内部の社員にも極秘で、あるポジションの人材を採用したいときや、今までとは異なる新規事業を立ち上げるための人材を探しているとき、急いではいないが良い人が見つかれば採用したいとき、などさまざまな企業の思惑があり非公開としていることがほとんどです。

非公開求人は、職業紹介業などで情報を把握していることがほとんどです。民間のヘッドハンティング会社や転職エージェントと呼ばれる会社もそのうちの一つです。

ハローワークは国の公的機関である厚生労働省が管轄しています。しかし、民間の職業紹介事業者も、厚生労働省の厳正な審査を経て許可を得た正式な事業者です。

職業安定法「第三章職業安定機関及び地方公共団体以外の者の行う職業紹介」に則って、求人企業と求職者との仲介をする役割を担っています。

中には、非公開、エージェントというと、何かしら怪しいと感じる人もいるようですが、決してそんなことはありません。

非公開求人には、公開求人にはない魅力的な条件の求人や、専門分野を生かせる職種が見つかったりすることも多いものです。

より良い条件で働きたいと思っている人は、公開求人だけでなく、ぜひ非公開求人からも情報を収集することをおすすめします。

求人企業が求人情報を非公開にする理由

求人をなぜ非公開にする必要があるのか、疑問に思われる人もいるでしょう。もしかしたら、労働条件があまりにブラック過ぎて表に出せない内容なのではと警戒している人もいるかもしれません。

しかし、非公開にしたいのは、転職エージェントではなく採用企業の事情によるものです。広く公募するのではなく、限定的に非公開求人にする目的は先ほど少し触れましたが、大きく分けて以下の4つの理由があります。

  • 社内外に極秘で人材を採用したいため
    重要ポジションにある役員が退職予定の場合、早いうちに退職の事実が社内外に知られれば、自社の社員だけでなく取引先や株主などのステークホルダー全体に大きな混乱が生じると予想されます。

    そのようなケースでは、直前まで極秘にヘッドハンティング会社や転職エージェント経由で、優良な人材を確保しなければなりません。

    他にも、競合他社に人事異動などの情報を与えたくない場合もあるでしょう。

    このように大々的に求人を公開できない場合は、非公開求人にして直前まで事情を伏せて社内外の混乱や不信感を抑えたい目的があります。
  • 新規事業を立ち上げる計画を知られたくないため
    たとえば、企業が今までとはまったく異なるタイプの新規事業を計画している場合、正式に公表できるようになるまでは秘密裏に進める必要があります。

    求人の際も、募集職種と求めている人物像や必要とするスキルなどを公開すれば、新規事業の情報の目星がついてしまいます。

    また、極秘で行うべき大掛かりなプロジェクトで人材が必要になったときも、外部に情報を漏らさないためにも求人も慎重にならざるを得ません。

    昨今は、機密を要する情報であってもSNSなどで拡散されれば、あっという間に世間に情報が広まってしまいます。

    それどころか、情報に尾ひれがついて誤った情報が拡散されるリスクもあります。企業の重要な戦略である場合は、致命的な損害を被る可能性もあるでしょう。

    そのようなケースでも、非公開求人にして求職者が知り得た情報の漏洩を防ぐように徹底しておけば重要な情報が漏れる心配もありません。
  • 良い人材が見つかったときのみ採用したいため
    退職予定の社員の欠員補充として求人募集する企業もありますが、そうではなく、優秀な人材が見つかったらぜひ自社で採用したいという企業も少なくありません。

    毎回、さまざまな媒体で求人広告を出す方法もありますが、そもそも欠員補充のために応募者の中から選抜して採用するという方式とは異なるため、応募者全員が不採用となる可能性もあるわけです。

    その場合、特に急がない求人の場合は、求人広告掲載費用や面接などの手間暇がかかり、採用コストが見合わないでしょう。

    このような場合も、転職エージェントなどに、自社の求める人物像の条件などを提示しておけば、見合った人材が現れたときに連絡してくれるため、候補者が絞られるため企業側にとって好都合なのです。
  • 採用の手間やコストを削減したいため
    求職者は、就職や転職するならできるだけ条件の良い企業に勤めたいと思うはずです。

    それが、大手の有名企業なら願ったりかなったりではないでしょうか。たとえ、募集要項の条件に少しぐらい合わなくても、ダメ元で履歴書や職務経歴書を送ってみようという人もいるでしょう。

    このように、大学の記念受験ではありませんが、そのような意味合いで一縷の望みを賭けて応募する人もいます。現在の職場に不満がなくても、もしかしたらという思いで応募する人もいるかもしれません。

    知名度の高い企業ほど、一度の少数枠の求人に対して大変多くの応募が殺到することが目に見えています。有名企業の採用担当者は、続々と届く応募書類を確認しなければならなくなってしまいます。

    本気の応募書類と、そうでない応募書類を比較して絞り込まなければならないのは、手間がかかりすぎて現実的ではありません。

    その点、転職エージェントで非公開求人という形を取れば、採用候補者が厳選されるため採用担当者にとっても企業にとっても効率的なのです。

非公開求人のメリット

非公開求人は求人企業側にとってもメリットが多いですが、求職者側にも優れたメリットが多くあります。

非公開求人に応募してキャリアアップできた人も大勢います。そのような人たちは、非公開求人のどのような部分にメリットを感じているのでしょうか。

以下に主なメリットを紹介しますので、自分が非公開求人に向いているかどうかの目安にしてください。

求職者の選択肢が増える

公開求人だけでなく、非公開求人を知ることは、単純に就職先や転職先の選択肢を増やすことにつながります。

公開求人の中に、希望するものがなかった場合、何となく消去法で良さそうな求人をいくつか絞り込む人も多いのではないでしょうか。

しかし、非公開求人も選択肢に加えれば、自分が希望する求人と出会う可能性が格段に増えます。

特に、自分のやりたいことが明確に決まっている人なら、非公開求人に目を向けることで少しでも選択肢を増やして、多くの情報の中からベストな選択をすることをおすすめします。

有名企業の求人が見つかる

先述したように、知名度の高い有名企業などは、応募者が殺到して採用担当社の手に負えなくなることを防ぐために、非公開求人として候補者を厳選したい目的があります。

そのため、企業の公式サイトの採用情報には記載がないにもかかわらず、非公開求人として採用する企業もあるのです。

たとえば、公には新卒しか募集していないような有名企業でも、非公開求人として経験者を中途採用することがあるため、希望の会社の求人が見つかる可能性もあります。

また、同じ企業でも一般職は公開求人、総合職は非公開求人として、求人媒体を使い分けることもあります。スキルアップを望む人は、非公開求人で希望の転職先が見つかるかもしれません。

専門性を生かせる求人がある

大量採用目的の公開求人の場合、対象が、未経験者や中高年歓迎、学歴やスキル不問として、門戸を広げて大募集をかけることも多いものです。

しかし、ある程度スキルを積んでさらなるスキルアップを目指す転職希望者にとっては、その中に自分が希望する仕事を見つけられるかは定かではありません。

しかし、転職エージェントで扱う非公開求人の中には、経験者であるのは当然のこと、実績やスキルを求める求人が数多くあります。

その分、質の高い求人が見つかる確率も上がり、自分の専門性を発揮できる企業が見つかる可能性も高くなります。

魅力的な条件の求人が多い

一般的には、公開求人よりも非公開求人のほうが、良質な求人が見つかりやすい傾向があります。有名企業ではない中小企業の中からも、条件の良い求人が見つかることも多いものです。

大々的に求人広告を打てない企業の中にも、従業員を大切にしている優良企業は存在します。そのような企業の募集要項を見て、社風や福利厚生などの待遇面に魅力を感じる人もいます。

また、非公開求人は経験のある即戦力となる人材を求めている企業が多く、提示する給与の相場も高い傾向にあるため公開求人よりも魅力的に感じられるでしょう。

応募の競争率が低い

未経験者の募集と違い、非公開求人は採用したい人物像が明確である分、求人企業と求職者とのミスマッチが減らせます。

非公開であることと、募集要項に適した人材だけを厳選して選抜されるため、応募時の競争率は低くなります。競争率が低ければ、採用される可能性も高いといえるでしょう。

その点、難易度が高くなると感じる人もいるかもしれませんが、二次面接、最終面接などに貴重な時間を割かずに済むこともメリットです。

非公開求人が向いている人の特徴

非公開求人が向いているかどうかは、人材の特性やキャリアプランなどによって異なります。非公開求人が向いている人の特徴を知り、転職活動を効率的に進めるとよいでしょう。

まず、特定業種でのスキルや経験が豊富にある人は非公開求人が向いています。非公開求人は、公開求人に比べて求める人物像が明確であるという特徴があります。

どのようなスキルや経験を備えている人を募集しているのか、企業側がはっきりと明示しているため、自分に当てはまる場合はスムーズにマッチングできるでしょう。

次に、やりたいことが明確な人にも非公開求人がおすすめです。非公開求人では業務内容なども詳しく紹介されているため、転職後の働き方が予想しやすくなっています。

非公開求人が向いていない人の特徴

人によっては、非公開求人よりも公開求人のほうが向いている場合もあります。例えば、未経験の業種を希望している人はまず公開求人に当たるのが賢明です。

非公開求人では、特定の業種においてある程度経験を積んだ、即戦力となる人材を探している場合が多いです。未経験の業種にチャレンジしてみたいのであれば、まずは間口の広い公開求人で探してみることをおすすめします。

次に、大きくキャリアチェンジをしたい人も非公開求人はあまり向いていません。キャリアを転換するということは経験のない業界に飛び込むということであり、前述した理由で非公開求人はおすすめできないのです。

最後に、転職先の業界を決めていない人も、さまざまな業界の求人を見比べられる公開求人を利用するのがよいでしょう。

非公開求人に応募するときの注意点

非公開求人は転職先で即戦力として活躍したい人におすすめですが、応募する際はいくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、転職を希望する業界や職種は明確にしておきましょう。自分のスキルがどのような業界や職種であれば活かせるのかを考えておくことで、効率的に求人を絞り込めます。

希望の業界や職種がわからないときは、まず公開求人に目を通して焦点を絞ったうえで非公開求人を利用するのがおすすめです。

次に、転職サイトを利用する場合、そもそも非公開求人を扱っているのかどうかを把握しておくことが重要です。

転職サイトの中には非公開求人を扱っていないところもあり、特定の業界に特化している場合もあるため、自分に合ったサイトを事前に選定しておきましょう。

非公開求人を紹介してもらうには

非公開求人は、世に出せない怪しい仕事に対して募集しているのではありません。

それどころか、公開求人よりも質の高い求人が多いため、転職活動を行う際は、ぜひ活用してより良い転職先を探すことをおすすめします。そのような非公開求人を取り扱っているのが、職業紹介所であることは先述しました。

特に、転職エージェントなら、経験者に特化した非公開求人を多く保有しているため、それだけ非公開求人の情報に触れられる確率が高いといえます。

民間の職業紹介所や転職エージェントは、求人企業側から紹介手数料を受け取ることで経営が成り立っています。

転職希望者からは、転職先を紹介されたり転職が決まったりしても、受付手数料以外の成功報酬などは一切請求されないため、安心して転職エージェントに登録するとよいでしょう。

求人企業は、転職エージェント一社だけに任せている場合もあるため、より幅広く多くの非公開求人と出会いたければ、優良な転職エージェントに、いくつか登録しておくのも有効です。

では

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