フリーターからの就職は難しい?面接で聞かれる質問と対策のポイントを紹介

作成日:2024.08.09 更新日:2024.08.09

フリーターからの就職は難しいのか?結論、フリーターからの就職は”可能”です。

ただ、フリーターから正社員として就職するのは簡単なことではありません。しかし、しっかりと準備を行い就職活動を行えば、正社員として就職することは十分に可能です。

この記事では、フリーターから正社員への就職を成功させるためのポイントをご紹介します。また正社員になることにメリットはあるのか?逆にデメリットはあるのか?や、具体的な正社員への道筋もご紹介します。

ぜひ参考にしていただき、フリーターから正社員になる足がかりにしてください!

そもそもフリーターとは?

フリーターとは、主にアルバイトで生計を立てている人を指します。特徴としては、定職に就かず短期的な仕事を繰り返すケースが多い点です。

一方、ニートは仕事をしておらず、就職意思もない状態の人を指します。 また、第二新卒は、大学卒業後に一度就職したものの、3年以内に退職し転職活動をする若者を指すことが一般的です。

フリーターからの就職は難しい?実態は?

フリーターから正社員になることは簡単ではありませんが、しっかりと準備をすれば十分に可能です。

そのためには、しっかりと自己分析を行い、自分の強み・弱みを明確にすることが重要です。分析した上で、強みを生かしてどのように貢献できるかを具体的に伝える必要があります。

たとえば、アルバイトで培ったコミュニケーション能力や柔軟な対応力は、大きな強みです。 また、履歴書や職務経歴書の作成にも時間をかけ、応募企業に合わせたアピールポイントをしっかりと盛り込む必要があります。

このように、自己分析や企業研究を行い魅力的な履歴書を作成すれば、フリーターから正社員になることは十分に可能です。

正社員のメリット

フリーターから正社員になると多くのメリットがあります。安定した収入やキャリアアップ、社会的信用の向上など、さまざまな場面で実感するでしょう。 以下に、正社員の具体的なメリットを解説します。

  • 給与が高い
    パートやアルバイトなどの非正規社員に比べると、

    正社員の給与は高い傾向があります。厚生労働省の調査では、一般労働者(正社員)が438,696円、パートタイム労働者が105,989円と報告されています。

    月給だけで比較しても大きな差が見受けられます。その他にも定期的な昇給や賞与が期待できる点も大きな違いと言えるでしょう。

    さらに、正社員は福利厚生が充実しており、健康保険や退職金制度など経済的な安心感があります。これらの点を考慮すると、フリーターよりも正社員として働く方が経済的なメリットは多いと言えます。

    参考資料:厚生労働省|毎月勤労統計調査 令和5年度分結果確報

  • 未来がひろがる
    正社員として数年間勤務することで、

    キャリアの選択肢が広がります。たとえば、特定の分野で経験を積むことで、将来的にはその分野での専門知識を活かした転職が可能になります。

    また、正社員は昇進のチャンスがあるため、管理職を目指す道もあるでしょう。 このように、正社員としての経験はキャリアアップに繋がりやすいため、将来の選択肢が広がります。

    正社員としての経験は大きな強みとなり、次の転職活動においても有利です。 今は「やりたくない仕事」と思っていても、数年先に「やりたい仕事」に転職することも十分に可能です。   

  • 社会的信用
    正社員は安定した収入があるため、

    社会的信用があります。たとえば、クレジットカードの審査や車のローン審査などで、正社員と言うだけで大きなプラス要素です。

    一方、フリーターは収入の保証がないため、審査に通らないケースも少なくありません。 また、安定した収入は、将来的に家庭を持つ際にも大きな支えとなるでしょう。これらの点から、社会的な信用を得るためには正社員になることは望ましいと言えます。

    フリーターから正社員への転職は、難しく感じるかもしれません。しかし、メリットを考えると挑戦する価値は十分にあります。

    安定した収入や将来のキャリアパス、社会的信用の向上など正社員としてのメリットを活かして、より充実した生活を目指してみてください。   



正社員のデメリット

正社員として働くことには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。これらのデメリットを理解することで、自分に最適な働き方を見つけられるでしょう。

正社員のデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 場所や時間、服装の縛りがある
    おそらくフリーターから正社員を目指す方の多くが気になるポイントかと思います。正社員として働く場合、就業時間や規則に縛られます。

    決められた始業時間に出社し、定められた勤務時間が終わるまでは退社できないのが一般的です。また、企業によっては服装や髪型など細かい規則が存在し、従わなければなりません。

    しかし、近年ではフレックスタイム制や在宅勤務の普及により、多様な働き方が実現されています。フレックスタイム制は、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を調整できるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすい傾向になっているのも事実です。

    また、在宅勤務なら通勤時間が不要なため、時間の有効活用ができるでしょう。これらの制度を活用することで、正社員としての縛りを感じることなく柔軟な働き方ができます。
  • 責任が重い
    正社員として働く場合、フリーターよりも責任が重くなるのが一般的です。プロジェクトの進行やチームのマネジメント、業績目標の達成など業務に対して責任を持つ機会が増えます。

    そのため、人によってはプレッシャーやストレスを感じることも少なくありません。 しかし、フリーターであっても責任のない仕事はありません。

    アルバイトやパートでも、任された業務に対して真摯に取り組む必要があります。責任感を持って働くことは、どのような働き方でも同じです。

    一方で、責任が重い分、やりがいや充実感を感じられる場面も多くあります。責任を持つことで自己成長を実感し、モチベーションが上がればキャリアアップにもつながるでしょう。


就職までの流れ

フリーターから正社員になるためには、計画的な準備と具体的な行動が必要です。 ここでは、就職までの具体的な流れを紹介します。

エージェントに登録する

まずは、

エージェントに登録することをおすすめします。エージェントは就職活動のプロなので、さまざまなサービスを無料で受けることが可能です。

求人紹介はもちろん、履歴書作成のアドバイスや面接指導のサービスは積極的に利用しましょう。

また、一般には公開されていない求人も紹介してもらえる点も大きなメリットです。登録しておけば、いつでも紹介やアドバイスが受けられるため、効率の良い就職活動が進められます。

登録は簡単なので、さっそくやってみましょう。

20代の転職に特化した「マイナビジョブ20’s」は、保有求人の多くが未経験OKとなっています。

WEBや電話でカウンセリングが受けられる他、Googleレビューでの口コミが高い点もマイナビジョブ20’sの特徴です。また、登録しておけば、企業からのスカウトが受けられる「マイナビジョブ20’sスカウト」も利用できます。

自己分析を行う

自己分析を行うことで、自分がどんな仕事に従事したいのかが明確になります。以下のような点を把握しましょう。

  • 1.どのような職種が合っているか
  • 2.どのようなスキルがあるのか
  • 3.どのような職場環境で働きたいか
また、自己分析では、自分の強みや弱みの把握も不可欠です。スキルや強みが明確になれば、自己PRや志望動機に説得力が出るため、採用担当者に高評価を得られやすくなります。

自己分析を怠ると、自分に合わない会社に就職してしまう可能性があるため、しっかりと時間をかけましょう。

企業分析や業界分析をし、志望動機などに説得力を持たせる

企業分析や業界分析は、志望動機に説得力を持たせるために重要な作業です。応募する企業を分析すれば、興味を持った理由や、働きたい理由が明確になります。

たとえば、企業のミッションを理解できれば「どのように自分の強みを活かして貢献できるか」を具体的に伝えられるでしょう。

また、業界を研究することで課題や将来のビジョンについても理解が深まり、より説得力のある志望動機を考える手助けになります。

書類作成

就職活動において、応募書類の作成は最も重要な作業です。履歴書や職務経歴書を通じて、自分を企業にアピールしなければなりません。

そのため、自己PRや志望動機の欄は特に重要です。フリーター時代の経験を「どのように業務に活かせるか」を具体的に書くと良いでしょう。

また、書類は読みやすく、誤字脱字がないように注意しましょう。履歴書職務経歴書の詳しい書き方はそれぞれ紹介しておりますので、参考にしてください。

選考開始

書類選考を通過したら、次に面接や筆記試験が行われます。そのため、

面接対策もしっかりと行いましょう。面接では、自分の強みや志望動機を明確に伝える必要があります。

とくに、フリーター時代の経験をどのように活かすかや、なぜ正社員を目指すのかは具体的に説明できるように準備しておきましょう。

面接は「慣れ」も必要なので模擬面接などを行い、自信を持って臨むことが成功への鍵です。ご自身で練習することも大切ですが、誰かに面接相手になってもらい、より実践に近い状況で練習を繰り返すことをおすすめします。



必ず聞かれる質問

フリーターから正社員を目指す際には、必ずと言っていいほど面接で聞かれる質問があります。質問には、決して嘘をついてはいけません。しかし、後ろ向きな表現ではなく、前向きな姿勢で答えましょう。

質問に対して前向きな回答をすることで、採用担当者の印象が良くなり、フリーターから正社員への就職成功率がアップします。 ここでは、具体的な質問とその回答例について見ていきましょう。

なぜフリーターだったのか

採用担当者は必ず「なぜフリーターとして働いていたのですか」と質問をします。 この質問には、以下のように答えると良いでしょう。

「私は大学卒業後、自己成長と経験を積むためにフリーターとして働くことを選びました。

さまざまな業界で働くことで、自分の適性や興味を見極められました。フリーター時代に身についたコミュニケーションスキルや柔軟な対応力は、これからの仕事に大いに役立つと考えています。」

このように、フリーター経験をポジティブに捉え、自己成長の一環として説明することがポイントです。

フリーター脱却の決め手は?

「フリーターから脱却しようと思ったきっかけは何ですか?」という質問も多く聞かれます。この質問には、以下のように答えると良いでしょう。

「フリーターとして、さまざまな業種や職種を経験する中で、業界に対する情熱が強くなり、より専門的なスキルを身につけたいと考えるようになりました。

また、将来の安定やキャリアアップを考えた時に、正社員としてより責任のある役割を担い、成長できる環境に身を置きたいと思ったことが大きなきっかけです。」

このように回答をすると、長期的な視野を持って行動していることをアピールできます。

フリーター時代の経験をどのように生かしていきますか?

「フリーター時代の経験をどのように正社員としての仕事に生かしていきますか?」との質問もよく聞かれます。 この質問には、以下のように答えると良いでしょう。

「フリーターとして多くの業界で経験を積みました。この経験から、さまざまな職場環境に適応する力が身につきました。

また、お客様への対応を通じて学んだコミュニケーション能力は、どのような職場でも役立つと考えています。これらの経験を生かして、組織の一員として貢献し貴社の成長に寄与したいと考えています。」

このように、具体的なスキルや経験を示し、新しい職場でどのように役立てるのかを明確に伝えることが大切です。

対策のポイント

フリーターはあまり良いイメージがなく、正社員を目指す上でマイナスポイントと見なされがちです。しかし、しっかり対策をすれば、マイナスのイメージを払拭し高い評価を得られます。

そのため、フリーターの期間をどのように過ごしたかや、どのような経験を積んだかが重要です。

この章では、フリーターから正社員への就職を成功させるための対策ポイントについて解説します。

  • 徹底した自己分析
    就職活動を成功させるために不可欠なのは

    徹底した自己分析です。自己分析で自身の強みや弱みを明確にすれば、面接で説得力のある回答ができます。

    フリーター経験で身についたスキルの棚卸しを行い、一番アピール力の強い強みを見つけましょう。

    たとえば、柔軟性や適応能力の高さ、前向きに取り組む姿勢など、フリーター経験ならではの強みがあるはずです。これらの中で、応募する企業に一番ふさわしい強みをアピールしましょう。

  • ここからどうなっていきたいか 将来のビジョンを明確に
    フリーターは短期間で職を転々とするイメージがあります。そのため「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われることも少なくありません。

    このようなイメージをもたれないために、

    正社員として働く意欲や長期的なキャリアプランを持っていることを明確に伝える必要があります。

    将来のビジョンを具体的に語ることで、採用担当者に対して真剣に将来を見越して行動している姿勢が伝わるでしょう。フリーター経験をポジティブにとらえ、今後どうなっていきたいかを伝えることが重要です。

  • エージェントを利用

    フリーターから正社員になるためには、エージェントの利用がおすすめです。フリーターから就職を目指す場合には情報が限られている場合が多く、どのように進めれば良いのか迷う人も少なくありません。

    このような人こそ、積極的にエージェントを利用しましょう。 エージェントは、就職に関する情報やノウハウを持っているため、サポートを受ければ就職活動をスムーズに進められます。

    フリーターから正社員を目指す際には、ぜひエージェントの利用を検討してみてください。



マイナビジョブ20’sとは?

マイナビジョブ20’sは、20代の若者を対象とした就職支援サービスです。

とくに未経験からの転職に強く、フリーターの方も多く利用しています。

最大の特徴は、求人の大多数が未経験者OKという点です。 また応募書類の書き方から面接での対策、アピールできる強みの見つけ方など、就職活動に必要なサポートを無料で受けられます。

フリーターから正社員への就職には、多くの不安や疑問があるでしょう。マイナビジョブ20’sを利用すればこれらの不安の解消につながり、自信を持って就職活動を進められます。



まとめ

フリーターから正社員への就職は決して簡単なことではありません。成功のための秘訣は明確なビジョンを持つことです。

どのような職業に就きたいのか、将来どうなっていたいのかをしっかりと考え、その目標に向かって計画的に行動することが成功の鍵です。

フリーター時代に培ったスキルや経験は、正社員としての仕事で役に立ちます。 自分の強みや経験の分析方法がわからない人や、誰かに相談しながら就職活動を進めたい人は、エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。

エージェントを上手に活用してフリーターから正社員への転職を成功させましょう。

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