ハロートレーニングとも呼ばれるもので、厚生労働省が支援している訓練校のことです。目的に応じたスキルを短期間で身につけることが可能で、転職に必要な資格取得を目指したい人に適しています。
事務系のコースは、OA事務と医療事務の2つに分けることができます。
OA事務は簿記検定、表計算検定、ワープロ検定、計算実務検定、そして社会人常識マナー検定などです。簿記検定や表計算検定、計算実務検定などは経理業務を行ううえで外すことはできません。転職にも有利といえますし、自分で起業する際も受講しておくと役立つコースです。 医療事務には、医療事務認定実務者試験と表計算検定、ワープロ検定などがあります。医療事務認定実務者試験に合格しておけば、医療機関への転職を目指すことも可能です。IT系には「組込みソフトウェア科」と「スマート情報システム科」、「ICTエンジニア科」などがあります。 ITパスポートや基本情報技術者としてのスキルに、WEBデザインやCAD操作、プログラミング、LPICレベル1、LinuCレベル1、CCNAなども習得可能です。WEBデザインは技能検定も受けられるため、転職の際には有利にはたらくかもしれません。IT系は受講者も増えており、人気の高いコースです。
介護系には介護職員初任者研修、介護事務管理⼠、介護福祉士実務者研修などのコースがあります。介護職員初任者研修とは身体介護ができる資格のことで、介護関係の仕事に就くための初心者向けといった位置づけがされています。もちろん、研修を受けた後に試験に合格することが前提ですが、介護ヘルパーなどの仕事を目指しているときは受けておきたいコースです。
介護事務管理⼠の主な業務は介護報酬請求業務で、介護に関する報酬を計算し、請求書の作成を行います。他には、介護に関わるスタッフのシフト作成なども介護事務管理⼠の業務の一つで、ケアマネージャーのサポート的な立場です。介護福祉士実務者研修を修了しておくと、訪問介護計画作成や指定訪問介護の利用申込に係る調整などの業務を行うことができます。 介護福祉士実務者研修はサービス提供責任者になれる資格で、3年の実務経験を積めば将来的に介護福祉士の資格をとることも可能です。資格系では、電気設備技術科と生産設備メンテナンス科、工場管理技術科の3つがあります。
電気設備技術科で受講できるのは第二種電気工事士、第一種電気工事士、消防設備士などです。生産設備メンテナンス科では、電気職種の技能検定と第二種電気工事士などが受講できます。そして、工場管理技術科で受講できるのは第二種電気工事士、消防設備士、品質管理検定、中小企業診断士などです。これらの資格は、いずれも転職を考える際に有利といえるでしょう。実際にどのようなコースを受講できるかは、管轄のハローワークによって異なります。地域によっては、農業実習を受講できる場合もあります。農業実習では野菜作りや酪農などを実践しながら学ぶことができ、農業に興味を持つ人に適したコースです。
他にはビジネスマナーなどのコースが受講できることがあります。これから企業への転職を図りたい人に向いているコースといえるでしょう。WordやExcelといったビジネスで欠かすことができないスキルや、ビジネスマナーなどを習得できます。気になる職業訓練校を見つけたらそのまま申し込んでもかまいませんが、説明会や見学に参加することも可能です。ただし、説明会や見学については職業訓練校によって異なるため、詳しくは管轄のハローワークに確認してみましょう。
自分の希望に沿っている、ぜひ受講してみたいと判断できたら、入校の申し込みをします。ここで注意しておきたいのは、申し込みをすれば必ず入校できるわけではないということです。
入校の申し込みをした後は試験が行われます。さらに、試験の後は職業訓練校での面接が実施されます。
試験に合格できたら入校の手続きへと進みます。その後、必要なテキストなどを購入し、職業訓練校での受講が開始されます。
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