選考過程で必ず通るポイント”面接”。誰もが一度は苦労された経験があるのではないでしょうか?しかし、面接の対策といっても何を意識して臨めば良いのかわからない人も少なくありません。このページでは、面接の種類や面接での質問に対する答え方、そして一般的な面接におけるマナーについてなど、様々な角度からご紹介します。
選考の過程でもっとも重要になるのが「面接」です。就活時に苦労された方もいると思います。企業側も面接での評価で、採用を決定すると言っても過言ではありません。特に20代の若い皆さまは、経験やスキルよりも「やる気」「人柄」「ポテンシャル」が求められます。自分の強みをしっかりと把握し、「履歴書」や「職務経歴書」など、企業側に提出した書類に記載した内容については再度確認し、自分の言葉で面接官に伝えることが大切です。
面接にも、さまざまな形式があります。詳しくは、キャリアアドバイザーとの面接対策で、そのノウハウをお伝えしますが、面接は、どのような形式で行なわれているかを把握し、あなた自身の言葉で、志望理由や自分の強みなどを伝えられるように準備しましょう。
個人面接 | 転職希望者1人に対して、面接担当者が1人または複数で行われます。面接担当者の注意が集中するため、緊張しがちですが、自分をしっかりと伝えられるように努めましょう。 |
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集団面接 | 複数の転職希望者が一度に受ける形式です。限られた時間の中で十分に自分をアピールできるようにしましょう。また、まわりの意見もしっかりと聞いておくことも大切です。 |
グループディスカッション | 数人のグループで、一つのテーマについて議論します。集団の中でどのような役割を果たすタイプか、他人の意見をしっかり理解しているか、自分の意見を発表できているか、全体の意見をまとめられているか、などを見られます。 |
プレゼンテーション | 与えられたテーマに対して発表(プレゼンテーション)を行う形式です。事業に対する提案や自分自身のアピールなど、テーマはさまざま。自分のペースでしっかりと自分の意見を伝えましょう。 |
面接の場では、応募した企業の面接官に対してこれまでに自身が培ってきた経験、スキル、そして志望動機についてなどを直接自分の言葉で伝える必要があります。この項目では採用の可能性を高めるために抑えておく必要のある面接の流れや要点をご紹介します。
ここからは、面接でさらによい印象を与えるために押さえておくべき重要なコツについて紹介していきます。
面接で面接官からされた質問に対しては、必ず結論から話すことが大切です。結論を伝えず、いきなり話を始めてしまうと何が言いたいのか伝わらなくなるケースがあります。面接官に自分の考えをしっかり伝えるためにも、これまでの経歴や自己PRや志望動機などは「結論として何が伝えたいのか?」を明確にして置くことが重要です。
質問への回答は出来る限りシンプルに「大切なこと」だけを話すことを意識しましょう。そのためには面接官の意図を汲み取ることが重要です。求められている回答のみを答えましょう。説明不足な点は面接官より追加で質問があります。質問に対し、確実に回答することで十分なアピールにつながると考えられます。回答する際は話が一方的にならないように面接官とのコミュニケーションを意識してください。面接の際は、自分をアピールするだけではなく、相手の話をしっかりと聞こうとする姿勢が大切です。相手の話を最後まで聞き、趣旨を理解したうえで質問に答えるのは面接の基本でしょう。
しかし、本番ではどうしても緊張することが多く、つい忘れてしまいがちなポイントだといえます。話を理解しないまま見当違いの返答をしたり、相手が話している途中で食い気味に答えたりする人は、面接官に与える印象もよくありません。そのため、面接では落ち着いて受け答えするように心がけましょう。次に、よく聞かれる質問への返答は事前に準備しておくということも重要です。まず、企業側に提出する書類にも書く自己紹介や退職理由、志望動機などについては必ず質問されるので、掘り下げた返答を準備しておきましょう。
このとき、書き言葉を丸暗記するだけでは相手に不自然な印象を与えてしまう恐れがあります。なるべく生きた言葉で語れるように、実際に口に出して返答の練習をしておくとよいでしょう。また、提示された応募条件などで企業が求めている人材を再確認し、自分のアピールポイントを整理することも大切です。ここからは面接における基本的な流れとマナーについておさらいしましょう。転職活動をするうえで、面接に関するマナーは事前に確認しておくべき重要なポイントです。しかし、就職活動の際に身に付けたはずの面接のマナーはもう忘れてしまったという人も多いでしょう。
そこで、今回は転職活動中の人に向けて、面接を受ける前に確認しておくべき基本的なマナーについて詳しく解説していきます。ここで面接の基本マナーについておさらいしておけば、確認する前よりも自信を持って面接に臨める状態になるでしょう。まず、面接時に気をつけるべきマナーの1つ目は実際に面接に臨む前の準備、身だしなみです。清潔感を持って面接に臨みましょう。転職面接における服装については、業界や職種、志望企業の文化といったものを十分に理解した上でそれらとマッチする服装であれば問題ないとされています。
一般的な面接に関しては、男性の場合はツーピースのスーツにワイシャツ、ネクタイというスタイルが望ましいでしょう。新卒者の就活ではないので、未熟な印象を与えるリクルートスーツではなくビジネススーツを選ぶのが無難です。そのため必ずしも黒やグレーでなくても構いませんが、上下がそろっていて落ち着いた色であることは必須です。面接の前にネクタイの汚れや曲がり・緩みがないか、柄が華美ではないか等のチェックも怠らずにしましょう。また、女性の場合は服装は必ずしもスーツでなければいけないというわけではありません。ただし、上は必ずジャケットを着用し、下をスカートにするのであれば膝が隠れる長さのものを選ぶようにしましょう。 髪型については、清潔感を最優先させることが大切です。頭髪の乱れはだらしがなく見られるので必要に応じてセットをする必要があります。男性の場合はひげをきれいに剃ってスッキリした印象にしましょう。女性で前髪が長い場合は、表情が隠れないようにピンで止めるようにしましょう。メイクについても、つけまつげやエクステなどの装飾は控えめにして清潔感を心がけましょう。ネイルをする場合は一色塗りのベージュかピンクが無難です。またタバコの臭いや、整髪料や香水のつけすぎ、体の臭いや口臭などに注意しましょう。 次に、カバンに関しても業界や職種の文化にマッチしたものを選択しましょう。特にリュックやバッグなどは要注意です。男女ともにA4サイズの書類が入り、置いた時に自立するタイプのビジネス用バッグが無難です。移動時にはしっかり手で持ち、面接中は椅子の横の床面に置くのが一般的なマナーです。 そして面接に向けて清潔な印象の服装や髪型を心がけていても、靴が汚れていては台無しです。靴については履き慣れている物で、男性は黒か茶色の革靴を、女性はヒールが5cm程度の黒のパンプスを選ぶとよいです。次に実際に到着してから面接室に入るまでの間のマナーについて紹介します。面接会場へは5分前までに必ず到着し、受付に申し出るようにしましょう。やむを得ず遅刻しそうなときは、事前に電話連絡を入れる必要があります。到着後は、受付に申し出るところから面接が始まっていると考えるようにしましょう。
転職の面接では面接官の待つ面接会場に通されるパターンと、受付の方に案内をされて先に面接会場で面接官を待つパターンがあります。共通して丁寧な言葉遣いで受付の方に面接のために来社した旨を伝え、控室では着席して静かに待つなど、振る舞い方に気を付けることが大切です。 面接官同様、受付の方も面接のために来社したあなたの振る舞いや態度、そして表情をしっかり見ています。面接官の方にあなたの印象を後から伝える可能性も十分にあるので気をつけましょう。次に、面接の流れと入退室の基本マナーを確認しましょう。入室の際はドアをノックした後、「どうぞ」と言われてから入室します。入室したら面接官に体の正面を向けたまま、静かにドアを閉めましょう。挨拶と一礼を済ませた後、着席を促されてから足元にカバンを置いて座ります。座った後も気を抜かず、常に背筋を伸ばして姿勢を正しておくようにしましょう。面接が終わったらしっかりと「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」と面接のお礼を伝え、一礼してから退室します。
面接官の方にエレベーターまで見送ってもらう場合がありますが、その場合はまだ面接は終わっておらず、その間の会話や印象が合否につながると言っても過言ではありません。エレベーターに乗る際はエレベーターのドアが閉まり面接官の方が見えなくなるまでお辞儀をし、建物から出るまでは従業員の人が見ている可能性もあるので、周囲の目を意識し気を抜かずに失礼のないようにしましょう。より丁寧な印象を与えるために、面接終了後はなるべく早めに再度お礼のメールを送るとよいでしょう。そして、面接の最中は話し方のマナーに気を付ける必要があります。面接は相手とのコミュニケーションによって成立しています。そのため、話し方のマナーを心得ていないと相手に不快感や不信感を与えてしまう恐れがあるのです。良い第一印象の形成は入室の段階から始まっており、まずはきちんと丁寧に挨拶をすることが大前提となります。テキパキと大きな声、そして笑顔で挨拶をしましょう。面接中は自信をもって話しているように見せるために、常に相手の目を見て話すようにしましょう。相手の目を見ると緊張するという人は、ネクタイの結び目や目の下あたりを眺めるようにするとよいでしょう。また、語尾が曖昧にならないように「です」「だと思います」と言い切って話を終わることも大切です。
また、面接で自分が話している時の表情を意識することも大事です。会話の中で相手に好感を抱く時、どのような表情になるでしょうか?自然と笑顔になり、相手の目を見て話ができると思います。面接も同様に、面接官に好感を持てば自然と明るい表情になり、相手の話を聞く態度や仕草なども変わってくると思います。面接は自分自身を売り込む場であり、コミュニケーションの場であることを再度意識しましょう。面接と関連して、企業とのメールのやり取りも気をつけるべきポイントの1つです。まず、企業からのメールを確認したらなるべく早めに、遅くとも24時間以内には返信するようにしましょう。ただし、深夜などに返信すると生活リズムが不規則な人だと思われてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
また、採用結果はすぐに決まることもあるので、面接後のお礼メールは早めに送るようにしましょう。メールを送る際のルールとして、件名は「用件・名前」として簡潔に意図が伝わるようにし、「Re:」はそのまま残しておきましょう。色文字などで余計な装飾はせず、改行や段落分けを用いて文面を読みやすくすることも大切です。そして面接の前日までに準備しておくべきこととして、まずは会場までの道順や所要時間を確かめておくことが挙げられます。また、想定される質問の返答を準備したうえで、声に出して読むところを動画で撮ってみるのもよいでしょう。動画で確認することで、話し方の癖や話すときの姿勢などを客観的に分析することができます。そして、面接の最後には逆に質問があるかどうか聞かれることが多いので、質問したいことをあらかじめ考えておくとよいでしょう。
転職活動を成功させるためには、面接の基本マナーをおさらいしたうえで事前準備を怠らないようにすることが大切です。また、転職エージェントを利用すれば面接を有利に進めるためのアドバイスなども聞くことができるでしょう。
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