転職Q&A

ストックオプションとは?

一定の条件のもと自社株を事前に定められた価格で将来購入できる権利のことを指します。

■ストックオプションとは

ストックオプションとは、企業が従業員・役員等に対して与える、自社株を事前に定められた価額で取得することのできる権利のことを指します。新株予約権の一種であり、インセンティブ目的で職務執行の対価として従業員・役員等に発行する新株予約権をストックオプションと呼びます。米国で始まった制度であり、日本で全面的に解禁されたのは1997年です。

■ストックオプションのメリット

権利を付与される側におけるストックオプションのメリットは、株価が上昇したタイミングで権利を行使することによって大きな利益を得られる可能性がある点です。

例えば、ストックオプションによって1株500円で自社株を取得できる権利を得たとします。その後、業績好調により株価が3000円に上昇したタイミングでストックオプションを行使すれば、評価額よりも1株2500円(3000円-500円)も安く自社株を取得することができるのです。自社株取得後に売却を行えば1株2500円分もの株式売却益を得られることになります。

また、ストックオプションを行使するか否かは権利者次第です。株価が上昇しているタイミングでのみ行使すれば、損失を被ることはありません。

一方で企業側にとっても、手元資金を要しないため、現金報酬を節約しながらも付与された従業員や役員のモチベーションを高められるというメリットがあります。また、株価と業績が連動することによって、従業員・役員の業績向上への動機付けを強くすることもできます。

資金的に極めてローリスクであるため、給与を多く支払うことができないベンチャー企業において導入される例が多いです。上場後のストックオプション行使・株式売却によって、多額の売却益を得られる可能性があり、優秀な人材を確保するために利用されます。

■ストックオプションのデメリット

ストックオプションは行使価額よりも株価が高く上昇しなければ、権利者が利益を得ることはできません。そのため、株価が低迷していたり、上場を目指していたものの達成がされなかったり等、売却益を得ることができないとなるとインセンティブとしての効果は発揮されません。

また、ストックオプションの行使・株式の売却を行った後のモチベーション低下も予想されます。ストックオプション行使後に行使した人材が流出する例もあるため、ストックオプション行使後にもモチベーションを維持させるのが課題となるでしょう。