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NPO法人とは?

特定非営利活動法人を意味する、法人形態の一つです。

NPO法人とは、特定非営利活動法人を意味する、日本における法人形態の一つです。ちなみに、NPOとは「Non Profit Organizaition」の頭文字をとっており、直訳すると非営利団体を指します。

■そもそも特定非営利活動とは?

NPO法人とは、「特定非営利活動を行う法人」ですが、「特定非営利活動」とは「不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするもの」と定義されています。具体的には、以下20種類の活動を指します。

  • 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
  • 社会教育の推進を図る活動
  • まちづくりの推進を図る活動
  • 観光の振興を図る活動
  • 農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動
  • 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
  • 環境の保全を図る活動
  • 災害救援活動
  • 地域安全活動
  • 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
  • 国際協力の活動
  • 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
  • 子どもの健全育成を図る活動
  • 情報化社会の発展を図る活動
  • 科学技術の振興を図る活動
  • 経済活動の活性化を図る活動
  • 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
  • 消費者の保護を図る活動
  • 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
  • 前各号に掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は指定都市の条例で定める活動

NPO法人では、上記から選択した事業に即した事業を行う必要があります。株式会社・合同会社・一般社団法人・一般財団法人は法律に違反しない限り、どのような事業を行ってもいいことに対して、NPO法人は事業内容に制限があるのが大きな特徴となります。

ただし、特定非営利活動以外の事業を行うことが全くできないわけではありません。本来の特定非営利活動に支障をきたさないこと、特定非営利活動の会計と分離させること等、条件つきではありますがNPO法人でも特定非営利活動以外の「その他の事業」を行うことができます。

■NPO法人では給与・報酬をもらえないのか?

NPO法人で働いても給与・報酬は一切ない、というのはNPO法人に関するよくある誤解です。NPO法人でも給与・報酬を支払うことは当然可能です。NPO法人が「非営利」法人であることから、このような誤解が生じるのでしょう。

そもそも「非営利」とは、売上から給与等の経費を差し引いた余剰利益を出資者に分配してはいけないことを意味します。例えば、株式会社では余剰利益を株主に分配することが可能です。一方で、NPO法人ではこのようなことはできません。

しかし、給与・報酬はあくまで経費なので、余剰利益には該当しません。そのため、給与・報酬の支払いは一般の企業と同じく可能なのです。

また、NPO法人は利益を出してはいけないというのもよくある誤解ですが、利益を分配してはいけないだけで、利益を出すこと自体は可能です。