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面接時の入室マナーとは?受付から退室までの流れと注意点

転職活動を行うに際して面接を避けて通ることはできません。面接は、企業に自分をアピールし評価してもらうための大切なステップです。マナーをわきまえていないために良くない印象を持たれては、元も子もありません。落ち着いて面接を乗り切るためには、基本的なマナーや注意点を押さえておくなど、徹底した対策が必要です。

この記事では、面接を受ける際の受付から退出までの流れや注意ポイントについて解説します。

面接を受ける前に準備しておきたいこと

まずは、面接を受けるために企業を訪問するところからしっかりと準備を行っていきましょう。

指定された面接時間の5~10分前には到着しておく

企業を訪問するときは、指定された面接時間の5~10分前に到着することを目標とし、ゆとりを持って出かけるようにしましょう。予定時間のギリギリに到着時刻を設定した場合、電車などが遅延したときに遅刻してしまう可能性があります。面接に遅刻することは避けなければなりません。約束した時間に遅刻してしまうと、印象が悪いです。時間に少し余裕を持たせて到着することで、心を落ち着けて面接に臨むことができます。

早すぎる時間に到着するのも良くない

面接に遅刻は厳禁だからと、30分も1時間も早く到着する人がいますが、これも良くありません。その時間、採用担当者は他の業務を行っている可能性がありますし、面接に使用する部屋が空いていない場合もあります。もし、予定時間よりも随分前に到着してしまいそうなときは、最寄りのカフェなどで時間を調整してから会場に向かうようにしましょう。

遅刻しそうな場合はできるだけ速やかに連絡を入れる

十分に間に合う時間に出発したにもかかわらず、交通事情などやむを得ない事情で予定した時間に到着できなくなるケースも起こりえます。その場合は、なるべく速やかに企業に遅刻しそうな旨を連絡しましょう。まずお詫びをしたうえで、遅刻の理由を簡潔に話します。先方は、忙しいスケジュールを空けて面接の時間を作ってくれたのかもしれません。しかし、場合によっては時間をずらすなどの対応をしてくれる可能性があります。到着してからも誠心誠意謝罪をし、採用担当者の言葉をしっかりと受け止めましょう。

◆受付での立ち居振る舞い

訪問先の企業に到着したら、入り口でコートを脱いで携帯電話の電源を切り、身だしなみをチェックします。受付で面接のために来社したことを告げ、担当者への取り次ぎをお願いしましょう。なお、受付での対応から既に面接は始まっていると考え、立ち居振る舞いを含めて気を抜かずに笑顔で対処していくことが大切です。

◆控え室での過ごし方

企業によっては、面接の前に控え室に通されることがあります。控え室に先客がいる場合は、迷惑をかけないように静かに待ちます。控え室の中ではきょろきょろと周りを見回したりせず背筋を正していすに座り、持参した書類に目を通すなどをして、来るべき面接に向けての最終チェックを行いましょう。

面接室に入室するときのマナー

面接室に入室するときは、いわば担当者と初めて出会う瞬間です。ドアの開け閉めの仕方でその人の第一印象が決まると言っても過言ではありません。担当者に好印象を持ってもらえれば良いですが、少なくともマイナスイメージを抱かれないようにすることが大切です。その後の面接をスムーズに進めていくためにも、入室に関する基本的なマナーを心得ておきましょう。

入室時のノックは3回行う

面接室のドアは3回ノックしましょう。ただし、緊張のあまり間違えて2回しか叩かなかった場合は、追加であと1回叩くともたついた印象になるため、2回のままでとどめておきましょう。軽くこぶしを握ってゆっくり3回ドアを叩きます。あまり早く叩くと面接官をせかしているような印象になるため、やや遅いスピードでたたくことがポイントです。

中から面接官に「どうぞ」「お入りください」などの声がかけられたら、「失礼いたします」とはっきりした口調で言い、ドアを開閉して中に入ります。なお、ドアがない場合やドアが開いた状態になっている場合は、ノックをせずに部屋の入口に立ち「失礼いたします」と声をかけて入室しましょう。

◆ドアの開け方

ドアにも種類があり、それぞれ開け方のマナーがあります。

開き戸でノブがあるドア

開き戸でノブがある場合、左側にノブがある場合は右手で、右側にノブがある場合は左手でノブをつかみましょう。ドアを開けて挨拶とお辞儀をした後、面接官に完全に背中を向けないようにして、先ほど開けたのとは反対の手でドアノブをつかみ、ドアを閉めます。ドアを閉めるときに後ろ手で行わないことがポイントです。

なお、面接の際はカバンを手にしているため、ドアの開閉は両手ではなく片手で行いましょう。ドアの仕様によっては開け閉めで大きな音が立つものがあるため、最後までノブから手を離さないようにして静かに閉めます。

引き戸

引き戸の場合は、取っ手が左側にあって右側に開くドアなら右手、取っ手が右側にあり左側に開くドアなら左手でドアを開けます。ドアを開けて挨拶とお辞儀をした後、面接官に完全に背中を向けないようにやや斜めに角度を取って立ち、先ほどと反対の手でドアを閉めましょう。閉める際に大きな音が立たないように最後まで取っ手に手を添えてゆっくり閉めます。

面接室から退室するときのマナー

面接が終わると気が緩み、退室の仕方がおろそかになってしまう人がいます。しかし、退室まで含めて面接の時間であり、面接官は退室の仕方もしっかりチェックを行っているのです。退室のマナーができていないと、それだけで悪い印象を与えてしまい、選考結果に反映されることがないとはいえません。最後まで気を抜かず、退室についてもしっかりとマナーを確認しておくことが大切です。

◆退室する際のマナー

担当者から面接が終了した旨を言われたら、「本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂戴しまして、誠にありがとうございました」とお礼の言葉をいすに座ったまま言い、お辞儀をします。お辞儀をした後立ち上がり、いすの横に立ち「ありがとうございました。失礼いたします」と言い、一礼しましょう。ドアの手前まで歩いていき、担当者のほうをもう一度見て「失礼いたします」と言い、一礼した後にドアを開けて退室します。

◆ドアを閉める際のマナー

部屋から退室してドアを閉める際には、担当者に背中を見せず、正面を向くようにしましょう。ドアの開け閉めは静かに行うこともポイントです。

◆担当者が送ってくれる場合のマナー

担当者が面接室のドアを開けてくれたら「ありがとうございます」と伝えてドアを通ります。エレベーターまで送ってくれる場合は、エレベーターに乗ったら担当者のほうを向き、「ありがとうございました」と言い、一礼しましょう。エレベーターの扉が閉まるまでお辞儀をしたままの状態でいます。会社の出口まで送ってくれた場合は、出口付近で担当者のほうを向き、「本日はありがとうございました。失礼いたします」とお礼を言い、一礼して会社を後にしましょう。

◆退室した後のマナー

面接室を出た後、その企業の社員とすれ違うケースもあります。知らん顔をせずに、「こんにちは」とあいさつをするようにしましょう。担当者以外の他の社員も面接を受けに来た人の印象を見ているかもしれません。また、面接室を出てすぐに携帯電話の電源を入れることもマナー違反です。携帯電話の電源は、建物を出るまで入れないようにしましょう。

◆建物を出た後のマナー

応募した企業の建物を出たからといって安心して、ネクタイを緩めたり髪をほどいたりしないようにしましょう。建物の外にも応募した企業の社員がいる可能性があります。また、面接室からこれらの様子を見られている可能性もないとはいえません。最後まで油断せず、気を抜かずに行動しましょう。

面接のときに気になるカバンやコートの置き場

面接のときに意外と気になるのがカバンやコートの扱い方や置き方です。マナーができていない人という印象を与えないために、また現場に行ってまごつかないようにするために、基本的なポイントを押さえておきましょう。

◆カバンを置くタイミング

面接のときに持参したカバンを置くタイミングは、部屋に通されて担当者に挨拶をし、担当者から座るように促されたときです。

◆面接時にカバンを置く場所

カバンは、自分が座るいすの横の床に置きましょう。左右の決まりはありませんが、基本的に自分が手に持っていた側に置くのがスマートです。自分のそばにカバンを置いておくことで、書類の出し入れもスムーズに行うことができます。

また、カバンは膝の上には置かないようにしましょう。面接室には、自分が座るいすの隣に他のいすが用意されていることがあります。しかし、ここにカバンを置くことも避けましょう。担当者からカバンを置く場所として指定されれば、その指示に従います。

◆床に立てて置くのが難しいカバンの場合

カバンによっては、床に立てて置くのが難しいものもあります。こうした場合でも、背もたれと自分の間に置いたり背もたれにかけたりすることはマナー違反です。立てて置くのが難しいカバンの場合は、自分が座っているいすに沿わせるようにして邪魔にならないように置きます。

◆コートを脱ぐタイミング

コートを着て出かけた場合、訪問先の企業に入る前、表玄関の外でコートを脱ぎます。訪問先の企業がビル内にテナントとして入っている場合は、ビルのエントランスで脱いでも構いません。雨などのため、外でコートを脱ぐのが難しい場合でも受付よりも手前で脱ぐようにします。

◆脱いだコートの持ち運び方

脱いだコートは裏返しにして半分に折って持ち運びをします。裏返しにするのは、コートの表面についた汚れや花粉などを相手先の企業に持ち込まないようにするためです。外でコートを脱ぐ際に、コートを払って汚れや花粉などを落とすように心がけましょう。

◆面接時にコートを置く場所

面接時には、カバンの上にコートを折りたたんで置くのが正しい方法です。いすの背もたれにかけると床について不衛生であるばかりでなく、見た目もあまり良くありません。床に直置きするのも衛生面からみて適切ではないです。また、膝の上に置くと、担当者に挨拶するときなどに邪魔になるため、良くありません。カバンの中にコートをしまう人がいますが、書類が出しにくくなるばかりでなくカバンの形も変形してしまい、見た目も良くないです。コートが邪魔になる場合は、最寄り駅でコインロッカーに預ける方法もあります。

入退室のマナーをしっかり押さえて入念に準備したうえで面接に臨もう

転職活動における面接での評価は、実際に担当者と会って話した内容だけで決まるわけではありません。入退室も含め、訪問先の企業に到着したときから帰るときまでの流れが対象となっており、選考基準になりうることを自覚しておきましょう。入退室のマナーをしっかり確認したうえで、面接に出かける前に入退室に関わる一連の動作の練習もしておくと、落ち着いて本番に臨むことができます。

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